こんにちは、ココです。
このブログは、アメリカ高校留学を考えている高校生、または保護者様などのお役に立てればと思って始めたものなんですが、、
留学から帰ってきてからの進路について、考えたことはありますか?
高校生の海外留学といえば、高2の夏から10ヶ月〜1年間が主流です。
(私の場合、10ヶ月→11ヶ月に延ばしました。ビザの有効期限より1ヶ月以内なら継続して滞在できるということだったので、アメリカの留学会社に許可を得て延ばすことにしたんです)
多くのプログラムでは、7月の中旬くらいから始まることが多いです。
(少なくとも、私のクラスから留学した友達3人は全員違う留学会社でしたがその時期でした)
アメリカの高校が始まるのは9月初旬から。
渡米前の事前学習、渡米後は同じ会社の留学生グループで旅行+オリエンテーションなどをした後、ホストファミリーに合流してから、学校開始まで待つというパターンが多いみたいです。
んでんで、留学してから帰ってくるのが、高3の夏、ということになります。
ん、待てよ。
その時期はオープンキャンパス真っ盛りで、周りの友達は、進路について大体考えをまとめ始めている頃ではないか!
1年間海外を満喫してきた留学生にはとって、周りの受験でピリピリな雰囲気だったり、何か乗り遅れている感じがして、タフな時期であります。
夏休みが終わればもう進路希望調査が始まり、早いところでは秋にはもう入試が始まったり、、、
ココは思いましたね。やべぇ。と。焦るんですよ本当に。
こっちは留学先では学校のことでいっぱいいっぱいだったし、留学報告会のプレゼンの準備だったり、やっと出来た彼氏との遠距離が始まってたり、こっちはこっちで色々大変なんだっ。
それなのに、急に進路って、入試って、、、机の上の希望調査票を前に、頭が真っ白になっていました。
結果、色々なペーパーワークの期限が目の前に迫ってくる中、四六時中自分は一体何がしたいんだ?ということを考えらずを得なくなったんです。
いやはや、辛い辛い辛かった。
ちゅうことで、今回は、
留学生よ!留学前 or 留学中に進路についてしっかり考えときなさい!
という内容を話していきます。
〜目次〜
- 留学したら留年?進級?
- 留年のメリット
- 進級のデメリット
- 【留学前】オープンキャンパスに行こう
- 【留学中】留学先の国の進学事情も知ろう
- 【留学中】人生や自分について考えよう
- 【留学後】留学は自分をどう変えた?
- まとめ:後悔のないように沢山自分と向き合おう
留学に対する扱いについて
まず、「えっ?!留学後ってそんなに大変なの?!」と焦る前に、あなたの日本の高校の、長期の留学に対する扱いについて知っときましょう。
日本の高校の多くは、
- 留年(2年生をやり直し→同級生より1年遅れて卒業)
ラッキーだと
- 進級(留学期間中の単位を、2年生分の単位として認める→そのまま3年生になれる)
私の場合、市立の高校でしたが、以下のような取り決めがありました。
- 留学は1年以内
- ちゃんと出席して成績を取れば進級できる
- 本人が望めば留年もできる
1年以内にちゃんと帰ってくる、というのは単位の変換とかが出来なくなるからとかなんとかで、それだけはちゃんと守ってと言われ、他については結構緩かったですね。
もともと進学校でもないおバカ校だったからこその緩さだったと思います。
私が留学した時も、全国から留学生が集まってオリエンテーションなどが事前にありましたが、留年をしなきゃいけない生徒が圧倒的に多かったですね。
留年のメリット
留年と聞くと、「友達と卒業出来ないなんて、、」「日本に帰ってきて、1学年下と同じクラスなんてヤダ」と思う人もいるかと思います。
また、進学や就職の時に、高校を1年留年してると相手側に分かると、マイナスイメージにならない?なんて不安もあったりするかもしれません。
でも、留学したいという強い思いがあるのなら、友達との卒業なども多少は諦める必要があるでしょうね。
留学という人生を変えるもののために、1年間くらい我慢する!というくらいの気持ちでやりましょう。実際留年した友達も、気がつくとクラスには慣れていたという人ばかりです。
それに、ちゃんと留学先で目的を持ち、達成して帰って来れば、経験として堂々と胸を張って話すことが出来ます。
とにかく、なんとなく行って帰ってきました、という感じが出ないように留学中に頑張ることです。
自分は目的を持って留学したんだ、そして色んな経験をして今はこんな目標があって進学、就職したいんだ、と面接やアピールシートなどできちんと伝えることが出来たら、留年も意味がある留年として捉えられるはずです。
留年のメリットとしては、統一テストを受けて大学に進学する場合、留学で居なかった2年生分の勉強もしっかりできます。
留年せずに自学でなんとか追いつく!と根性で頑張るのもありかもしれませんが、個人的には留年して、ちゃんと準備をするのが安心だと思います。
進級のデメリット
留学したのに進級と聞くと「ラッキー」な感じがしますが、一概には言えないと思います。
冒頭でも話しましたが、帰国後にすぐに現実に戻り、人生の中でも最も大きな決断の1つである、「高校卒業後の進路」を短期間で決める必要があるんです。
夢がはっきりしていて、やりたい勉強、行きたい大学が迷いなく決まればそりゃいいです。
でも、沢山刺激を受けて日本に帰ってきて、自分はこれがしたい!と1つに絞ることが難しい人も多いと思います。(私自身そうでした。周りの留学生も最後の最後まで悩みまくってる子しかいなかった)
なので私としては、留年して1年間かけて何がしたいか考えて、進路決定という道もありだと思います。
この場合の留年もまた、留学中の経験と成長過程をしっかり周りの大人に伝えることが出来れば、留年という履歴も悪く映ることはないはず。
ではここからは、進級するにも、留年するにも、進学するにも、留学生ならやっておくべきことを【留学前】【留学中】【留学後】に分けてお話しします。
高1、2の時からなるべくオープンキャンパスに参加することをおススメします。
「まだまだ将来のことなんて分からない、、」「オーキャンなんて早過ぎる、、」と思うかもしれませんが、出来るだけ早い段階で色んな学校を見て回ったり、資料請求を積極的にしましょう。
というのも、日本の大学生や専門大生の雰囲気を知っておくと、留学中などに進路について考えるようになった時に、役に立つと思うからです。
実際に学生や先生に質問してみたり出来る機会はあまりないので、興味を少しでも持てる学校があれば見に行くべきです。
【留学中】留学先の国の進学事情も知ろう
現地の高校に留学していて、「こっちで進学したい!」と思う人は結構多いです。
留学中にそれに気づいたら、情報収集は簡単に出来ますが、帰国後だとあまり海外の大学などの情報は入ってこないし、よく分からないまま諦めて日本で進学する人がほとんどです。
例えば私の場合、帰国後に「アメリカの大学もいいな〜」と思うようになりました。
でも、留学中に現地の大学を見に行ったりしなかったので、よく聞く「アメリカの大学は学費が高い」というイメージばっかりで、なんとなく諦めてしまいました。
しかしあとあと調べてみると、外国人には色んな支援制度がある大学が多いことを知ったんです。
もし余裕がある内にちゃんと調べておけば、アメリカでの進学も夢じゃなかったかもな〜と思いますね。
【留学中】人生や自分について考えよう
もう一つ、留学中にやっておくべきことがあります。
自分の人生や、自分自身について沢山考えてみることです。
私自身、様々な授業や見たり体験したりしたことを通して、「自分はこれは嫌だな」「自分はこんな風に生きていきたいな」と、自分の価値観が少しずつ分かるようになっていきました。
「ルールや時間に縛られて生きたくない」「他人にあーだこーだ言われたくない」「自分が好きなことをしたい」「自分しかできないことをしたい」ということを留学を通して知りました。
そのような考えはアメリカの自由な校風だったり、家族そっちのけで四六時中仕事ばっかりしているホストダディだったり、エッセイやプレゼンメインの授業のおかげで、生まれて初めて自己表現ができた喜び、ということから来たものが多いです。
このような自分自身の発見も、生まれて初めて経験することばかりの中、自分の最低な部分も最高な部分も見てきて、色々吸収しようとしたり自分と向き合おうと、もがいていたからこそ得たものだと思っています。
そして留学を通して知った自分をもとに、将来は何がしたいかを考えることができたし、そうやって自分の夢を見つけ、それに向かって進路を選ぶことができました。
【留学後】留学を通して何を得た?
さて、留学から帰ってくると、進学する人も留年する人も同様に、いつかは向き合うべきことがあります。
それは、「自分にとって留学とは何だったんだろう?」と考えることです。
日本に帰国してからは、学校やお世話になった留学会社で報告会をしたりすることが多いです。進学する場合は、面接があるなら留学について必ず聞かれます。
どちらの場合でも、「留学はどうだった」「何が大変だった」「どんなことが変わった」というような質問をされます。
「ただ楽しかった」「遊んでばかりいた」「これといった経験は無かった」という内容では、少し残念です。
でも留学から帰ってきたばっかりの頃は、何かとバタバタすることが多いし、留学中も目の前のことで必死なので、「自分にとっての留学」なんて分からないかもしれませんね。
私だって、留学を終えて2年目になる今でも、ブログを書きながら「あ〜、あのことは自分にとってこんなに影響があったんだ」とか思いますし、時間が経ってから分かることの方が多いです。
では、どうやって「楽しい」「充実した」だけの留学、または「何も特にしなかった」留学にしないようにするかと言えば、自分なりの目標を立てて、それを達成してくることが1番だと思います。
ちゃんと目に見える結果(クラブチームでの成績、学校の成績、TOEICなどの点数の変化など)を持ち帰れば、「自分は遊んできただけじゃなく、色んなことに挑戦し、成長したんだ」という説得力が生まれます。
留学についてはすぐには分からないかもしれない。なら、とにかく「自分は頑張った」という話は出来るように、留学中から目的を持って努力していきましょう。
まとめ:後悔のないように沢山自分と向き合おう
留学は素晴らしいものです。
でも何も考えていなかったら、進学に失敗したり、進学後に「こんなはずでは」と思う可能性があります。
また考えがまとまっていないうちは、進級せずに1年留年するなり、一浪して進学するなりして、将来について思う存分考えるのもありだと私は思います。
自分の人生だし、最善の選択をして、好きなことをして生きて行きたいですよね。
そのためには、自分は何がしたいのか、どこでどんな勉強をして、どんな仕事をどこでしたいのか、どんな人生にしていきたいのか、考え続けましょう。
1人でも多くの留学生が、留学という特別な経験をバネにして、成功していって欲しいと思っています!