こんにちは、ココです。
来年は大学を卒業して社会人になる(予定)だし、
そろそろ高校留学ブログなんてやめた方がいいのでは・・?
と考えながら、まだまだ書いてしまう今日この頃・・
いつ区切りをつけようかは、今度まだ話そうと思います。
さて、(?)私の(永遠程前の)留学生活を振り返ってみると、
とても残念なことが1つあります。
それは「自分と他人を比べてしまった」こと。
本当に比べまくって、落ち込みまくって、自信をなくして・・・
自分が大嫌いになるまで比較していました。
そうやって過ごしていると本当に辛かったです。
でも、実はこれ、多くの留学生がやりがちなことなんです。
あの子は勉強もできて、友達も多くて、発言力もあって、
スポーツも万能で、スラっとしていて、すごく美人・・・。
なのに自分は英語が下手で、思考力がなくて、発表ができなくて、
うじうじしてるから友達もいない、日本人だからスタイルも悪い。
こんな風に思ってしまう自分も嫌い。
どうしてこんな風に比較してしまうの?
どうしたらもっと楽しく留学生活を過ごせる?
その悩みを少しでも軽くし、
留学生活を楽しむための
「考え方の変え方」をみなさんに伝授します。
何を比較してしまうのか
多くの留学生が陥ってしまう、「比較」に関する問題。
自分と他人のどのような部分を比較してしまうのでしょうか?
私自身の経験や、他の留学生との相談を元に考えたところ、
主に4つの面で自分と他人を比較しています。
- 学力
- 思考力
- 容姿
- 性格
①学力
私が1番最初に人と比べ、何か月に及び悩み苦しんできたのは
「英語力」や「知識」の学力の面でした。
同じ高校に通うヨーロッパからの留学生たちに初めて会った時、真っ先に思ったのは「これ、やばい」でした。(語彙力)
「この子たち、アメリカ人じゃないの?」と思う程英語が既に上手くて、こちとら聞き取ることすらできない。
私は14歳の時に英語の勉強を始めてからずっと「英語上手いポジ」にいたので、
かなり自信がある状態で留学を決めました。
しかし彼女たちの英語を目の前にして、
その自信が「シュー・・」と音を立てて逃げていくような感覚があった。
あるいは「ボロボロ・・」と崩れていくような。(どっちでもいい)
それで「やばい」と思ったんです。「これ、自分やばくなるな」って。
予想は的中で、「私のしょぼい英語力でなんで自信持ってたんだろう」「ダサ」とかいう考えを巡らせているうちに、彼女たちは目の前でどんどん友達になっていく。
また彼女たちには英語力のみならず、「知識」があるので話題が広がっていく。
私が知らないドラマの話、食べ物、映画、政治、文化、フランス語やスペイン語などの他の言語・・
私は英語がちょっとできて、テイラースウィフトの歌が歌えるだけで満足していて、アメリカや他の国のことなんて全く知らない。
「語学」「知識」の2つの壁があった私には、彼女たちの会話に入ることが全くできませんでした。
私は何を話すこともできずそこに苦笑しながら立っているので精一杯。
自分の足元が沈んでいくような気持ちになったのをよく覚えています。
②思考力
私は留学生と対面してからというものの、自分が何てことないダサい日本人ということがはっきりと分かってしまった私。
それに追い打ちをかけたのは、圧倒的な「思考力の無さ」です。
何とか英語を聞き取り、話している内容が分かっていても、
「その話題について何も言うことがない」のです。
例えばホストファミリーが「サムライってなに?」という質問をする。
私は「えーと・・昔の・・強い人たちで・・カタナって分かる?えー英語で何ていうんだっけ・・」このザマです。
よく考えれば、ちゃんと説明できたはずです。
昔日本で強かった人たちで、長いナイフを持って戦って、自分のエリアを守ったり広げたりしていた、くらい言えたはずなのに、自分の言葉で考える力のない私は焦ってばかり。
他にも「日本人って勤勉っていうけど、君からみたらどう思う?」とか聞かれて
「・・・いや、そんなことない・・と思う・・」という具合。
それに比べ周りの留学生やアメリカ人の学生は、
ちゃんと意見や考えを言える人が本当に多かったです。
授業中など、自分の思考力を試される状況になるとほぼほぼ上手くいかないので、
その度に「日本の教育は『自分で考えさせる』ことが少ないから仕方ないし」「自分は悪くないし」とか心の中で必死に言い訳してみるけど、そんな自分がまたかっこ悪かったですね。
③容姿
私の中ではかなり頻繁にしていたのが、「見た目」の比較です。
アジア人がほとんどいない高校が留学先だったこともあり、
周りの子たちは金髪・色白・巨乳・高身長の女子がめちゃめちゃ多い・・
・・・いや、そりゃそうだ!!逆にそれで嫉妬せずにいられます?!
だって、こっちはチビの短足の貧乳だよ?!!
ごめんなさい。つい興奮してしまいました。
今でこそチビの短足の貧乳な自分を受け入れるようになったけど、
17歳の時の私は本当にコンプレックスの塊みたいな人間で
綺麗な女の子たちの容姿と比べて落ち込んでいました。
④性格
私はこんな風に真っすぐな性格とは正反対で、
内心すごく色んなことに悩み、色んなことを嫌う人間です。
そういうところも他人と比べてしまっていました。
同じ留学生で歳も同じなのに、
英語はペラペラで美人で、友達が多い子がいたんです。
その子の何が人を惹きつけるかというと、
もちろん見た目の良さもあったと思うけど
何より明るくて、面白くて、好奇心旺盛でとっても素直な部分でした。
反して私は暗いし、ジョークなんて絶対言えないし、
分からないことがあっても「あの・・ここが分からないんだけど教えてくれる?」
と隣の席の子に聞くまで10分はかかっていました。
自分の消極的で塞ぎこみ具合と、周りの積極性を比較して
自分をダメな人間だととことん言い聞かせてしまっていました。
どうして比較してしまうのか
一体どうしてこんな風に比較して、
嫌な思いを自らしてしまうのでしょうか?
私が思うに、全ては自信のなさからきています。
自分の過去を振り返ってみると、
私は小さい時から自信がなく、コンプレックスが多い人間でした。
スポーツも勉強もダメダメで特技もなかった。
小学生になると目も悪くなり、メガネの度が強いせいで目がすごく小さく見える。
少しぽっちゃりもしてきて、見た目もお世辞にも可愛いとは言えない感じ。
あがり症があるので、発表の時には声が震える・・・ホントにどうしようもない子でした。
ダイエットや英語などの語学勉強を始めてからは周りに褒められることが多くなり、徐々に自信をつけました。
しかしアメリカに行くと、「みんなより頭が悪い」「スタイル悪い」「取り柄がない」という「自分嫌い」が再発動してしまいました。
私の場合、このようにネガティブな性格が比較の原因でした。
私と同じようにクヨクヨしやすい人や、周りからの評価を重視している人、
元々コンプレックスが多い人などは、他人と比較しがちかもしれません。
どうしたら比較をやめられるか
私はネガティブで比較しがちな人の全てが悪いとは全く思いません。
自分に厳しい分努力したり、または自分を客観視することができたりと、いいところも沢山あります。
しかし「自分は周りと比べてダメだ」と思って留学生活を送るのはとてもきつかったです。
頼れる友達もそれほどいないし、悩みを話して理解してくれる人もいない。
だから誰にも話せなかったし、誰かと話してダメな自分を見られるのが嫌だった。
ダメな自分を自分で見るのはもっと嫌だった。
だから話そうとするのを次第にやめていった。
アメリカのド田舎で、友達を作らず過ごしていたあの数ヶ月は今でも考えるとトラウマ並みに苦しくなります。
このように自分自身の首を絞めるような比較を、どうしたらやめられるのか。
比較の渦から抜け出した私が考える、比較をやめる方法を話します。
①完璧に見えるあの子にも悩みはある
自分は友達がいないのに、あの子はいつも楽しそう。
自分は意見が言えないのに、あの子は堂々と発言してる。
そんな風に周りと自分を比較してしまう時、
「自分だけ」できない、「自分だけ」上手くいっていないように
感じてしまうことがあると思います。
私も同じ高校から留学した日本人の友達が
「めっちゃ楽しい!」「友達たくさんできたよ」
というラインを送ってくる度に落ち込んでいました。
しかし留学生活が始まり6か月程経って、
ある出来事から「誰しも悩みはある」ということを知りました。
私が偶然仲良くなったヨーロッパからの留学生は、
美人で頭も運動神経もよくて、誰からも好かれる明るい子・・
言わば完璧な女の子でした。
そんな完璧な彼女との仲を深めていくにつれ、
こういうことを口にするようになったのです。
「もうお家に帰りたいってたまに思うんだよね」
「ココが羨ましい。ホストファミリーすごく優しくて」
「アメリカでの生活は気に入っているけど、
たまに空しくなる。早く終わればいいのに」言うのです。
またホストファミリーの束縛が激しくて、涙を流していました。
あんなに明るくてモテモテな彼女が
「辛い」と言って泣いている姿はとても衝撃的でした。
誰だって辛いことはある。
そんな当たり前のことを忘れ、自分だけが不幸なのだと思ってしまっていたことを同時に気づきました。
あなたの周りにも、毎日楽しそうなストーリーを上げて、
英文で友達との自撮りを投稿している、
いかにも留学生活を楽しんでいるような人がいると思います。
自分には友達と呼べる友達もおらず、英語力の伸びも感じない状況だと、
楽しそうな友達を見ると焦るし、情けなくなるかもしれません。
自分だけが上手くいっていないように感じるかもしれません。
でもどんなにキラキラした人でも、必ず悩みや欠点はあります。
上手くいっていないこともあります。
悩んでいるのは、あなただけじゃないんです。
彼女の話を聞いたあと、他のイケてる留学生たちも
ホストシスターと不仲だったり、彼氏から浮気されていたり、
それぞれに闇があることを知りました。
思い通りにならない時は
「自分だけ」と思わずに
「きっとあの子も色々あるけど頑張ってるんだ」
と思う方が健康的です。
【比較をやめるヒント】インスタやフェイスブックで上がってくる「ザ・陽キャ」な写真たちに心を振り回されるくらいなら、いっそのことアプリやアカウントごと削除するのも手です。
私は「留学どう?」「こっちは楽しいよ」とかいうメッセージが嫌だったので、ラインごと消しちゃいました(笑)すると気にすることが減って、心の負担が少なくなりました。
②比較自体が悪いことではない
とは言え、比較は良くないと分かっていても、
簡単にやめれたらこんな記事読んでませんよね(笑)
でも実は「比較は良くない」「また比較してしまった・・自分はダメだ」
と思うことは逆効果だと思います。
「ダメ」なのは「比較すること」でも「あなた」でもありません。
本当に「ダメ」なのは「比較して落ち込むことに時間を使うこと」です。
他人の良いところや、自分の悪いところだけを見て自分を責めている間も、
日本へ帰国するタイムリミットが近づいてきています。
あなたは、自分の欠点を見つけ、苦しむために留学を決めましたか?
違いますよね。外国に憧れて、文化や言語に憧れて、一生に一度の経験をしたくて何百万も家族に払ってもらったり、ローンを組んだりして留学を決めたはずです。
充分苦しい思いをしましたよね。
そばに気軽に相談できる人もあまりいない中、
若くして異国の地で悩んで、自分の悪いところを見つけ、
つらい比較をやめようとしている。
あなたはちゃんと頑張っています。
だから、これからは欠点を改善し、
良いところを伸ばすように行動していく時です。
静かだった自分が、急に授業中に発表したりする必要はありません。
(もしできるならした方がいいけれど)
何かのクラブやボランティア活動に参加したりして、
今からでも新しい自分で始められることをすればいいのです。
③自分が思う程周りはあなたの欠点を見ていない
自分の脚の短さや、英語力の低さを周囲と比べていた留学当時の私。
コンプレックスを抱えながらも、これ以上時間を無駄にしたくないという思いからスキークラブに入部したり、色んな人と遊びに行くようにしました。
あるアメリカ人の女の子グループと話していた時、
「ココ、あんたホント痩せてるよ」と言われました。
当の本人は脚の太さやお腹が出ていないかをいつも心配していたので、
そう言われてびっくりしました。
自分の英語力も大嫌いだったけど、
「聞き取りにくいこともあるけど、全然気にならないよ。うちらだってこうやって話せてるし」
と言われ、その時にこう思いました。
自分が見ているほど、他人は私の欠点を気にしてないんだ・・・!
周りが私を見て伝わることは、おそらく
くらいの情報だけです。
私以外誰も、「インキャでブスで英語がヘタなバカ」とは思ってないんですよ。
すぐに気持ちを切り替えて堂々とすることは難しいかもしれません。
少しずつでいいので、「気にしているのは自分だけ」と思いながら生活できたら、心も安定すると思います。
まとめ
私が比較していた時期を通して学んだ
「比較をやめる考え方」は以下の通りです。
- 自分だけが辛いと思い込まない
- 悪いのは自分ではなく「比較に時間を使うこと」
- 自分を悪く見ているのは自分だけ
これは私の勝手な考えなのですが、
日本の教育は「比較されること」が多いので
日本人留学生は特に辛い思いをしやすいのかもしれないと思っています。
自分の定期テストのスコアが教室に張り出されたりしますしね。
英語力が他の国の学生より圧倒的に低いのも、落ち込みやすくなる原因な気がします。
「比較される教育」「低い英語力」「ネガティブ」「コンプレックス」
それらがあいまって苦しくなる。
でも自分の受けてきた教育や、今までの人生で培った性格は
どれだけ否定しても変わりません。
自分が辛くなるだけです。
私自身は何ヶ月もかけて比較する癖をやっと直せましたが、
自分とあれだけ向き合って、
改善しようと努力できたからこそ強くなれました。
今まで周りと比べて悩んだあなたも、
辛い経験を生かして成長できるはずです。
元気出して、明日もファイトだよ!
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