こんにちは、ココです。
留学予定の人、留学に興味がある人は「語学が好き!」「海外が好き!」という人が多いと思います。
だからこそ留学して、外国語の勉強を頑張ったり、海外のキラキラした生活に憧れたりしますが、実際の留学生活は楽しいことばかりではありません。
自分の能力や教養のなさに直面し、落ち込むこともあるでしょう。
留学中に努力して力をつけるのもいいですが、やはり日本にいる頃から色んな力を身につけ、土台がある方が成長しやすいのが現実。
今回は、アメリカ高校留学経験者の私が思う、「留学する前に習慣にすると良いこと」を紹介します。
習慣化が必要なワケ
そもそもなぜ留学前から気を払い、新しい習慣を身につける必要があると思いますか?
理由は「外国人が簡単に出来ることを、多くの日本人は出来ないから」です。
現地学生や外国人留学生と比べると、日本人留学生には足りない力がかなりあるのです。
例えば、語学力や発表力。
日本の教育も主体性や外国語をやっと取り入れるようになってきましたが、やはり欧米とはレベルが違います。
彼らは小さい頃から色んな言語を学び、発言も沢山させられてきているので、普通の日本人学生より意見を言うことが上手な人が多いです。
そんな力不足な私たちが、突然アメリカの高校に行くとどうなると思いますか?
当然、周りのクラスメイトが問題なくこなしている課題は同じようには上手く進みません。
発言する場面でも、自分の考えを示すことが難しい可能性が高いです。
そんな自分を変えたいと思い、留学中に努力して力をつけることももちろん可能です。
私も、自分の能力の低さを思い知り、落ち込みながら成長しました。
しかし、1年そこそこの留学生活で変えられる部分は限られています。
人が何年もやってきた習慣を、すぐに変えることは難しいからです。
(私の場合、授業であまり発表しない、授業中にボーっとするなど)
だからこそ、日本にいる間から練習し、習慣化することが大切だと私は思います。
留学前に習慣化すると良いこと
具体的に、留学前には何をすればいいのか?
私が考える習慣にしておくといいことは、以下の6つです。
- 自分のレベルより高い学習をする習慣
- 質問で会話を続ける習慣
- 書いて頭の中を整理する習慣
- 人を褒める習慣
- ミスをする習慣
- 分からないと言う習慣
1つずつ解説します。
①自分のレベルより高い学習をする習慣
エージェントを通した高校留学をするには、ELTis(エルティス)という英語テストに合格しなければいけないので、留学する学生さんの多くが「基礎以上の英語力」があります。
そのような学生さんは元々語学に興味があったり、得意であることが多く、自分の語学力に自信がある方が多いです。
これを読んでいるあなたにも、心当たりがあるかもしれませんね。
そんなみなさんに、一度立ち止まって考えていただきたいことがあります。
現時点の語学力や勉強法に、満足してしまっていませんか?
「英語上手だね」「すごいね」そんな言葉に慣れてしまってませんか?
単語暗記や簡単な長文読解など、同じような勉強ばかり続けていませんか?
もしそうならば、もっとレベルの高い学習をする習慣をつけることをおすすめします。
なぜかというと、私がまさに自己満で勉強し、周りの褒め言葉に酔い、留学中に語学面で大変な思いをしたからです。
英語の勉強を始めたのは中2からと、かなり遅いスタートでしたが、勉強を始めて1年で、小さい頃から英才教育を受けてきた子達と同じレベルまで理解できるようになりました。
「英語上手すぎ」「何でそんなに発音上手なの?」「アメリカに行っても楽勝じゃん」。そんな周りの言葉が当たり前になり、留学前も単語帳で軽く暗記しようとしていただけでした。
完全に調子に乗ったままアメリカに行った私は、天から地獄に落ちたような生活を送りました。
英会話の先生のスローで簡単な英語に慣れていたので、本場の英語だも言われていることも、聞かれていることもよく分かりませんでした。
友達が出来ず、自信をどんどん無くし、いつも1人で行動する生活を何ヶ月も送りました。
その後何とか持ち直すことができましたが、もっとレベルの高い英語を勉強していたら、早いうちから充実した生活が送れたんじゃないかな、と今でも思います。
私のような経験をしないためにもみなさんには、今やっているレベルに満足せず、難しい問題にもどんどんチャレンジしていくことをオススメします。
具体的なオススメ習慣
- 英検に合格したら、すぐに次の級の勉強を始める
- 自分の英検レベルにあった英語の短編小説を読む(大きな書店だと、英検レベルごとにオススメの本が置いてあることが多い)
- TOEICやTOFELの単語勉強をする
- 外国人の先生と沢山話す(ゆっくり、分かりやすく話してくれる先生が多いので、ネイティブレベルで話してもらうように頼んだり、スラングを教えてもらったりする)
②質問で会話を続ける習慣
なぜ質問をしないといけないのか?
理由は「会話が続かない、できない」からです。
例えば、ホストマザーがこう話したとします。どう答えるのが1番いいと思いますか?
「今日の夜ご飯はね、ステーキにしようと思うの!」
①いいね!美味しそう!
②本当?私ステーキ大好き!
③やった!何か特別な日なの?
どうでしょうか?返答の解説をしていきますね。
①の特徴は、「いい」「美味しそう」という感想を述べただけということ。つまり相手がまた何か言わない限り、そこで会話が終わってしまう可能性が高いです。
②は「ステーキが好き」と自分のことを伝えているのでまだマシですが、ここでも会話のキャッチボールができてません。
相手が「どんなステーキが好き?」「焼き加減はどれくらいが好み?」などと聞いてくれないと会話が続きません。
③は少し違います。ステーキが好きだということも相手に伝わりますし、「ステーキ」「わざわざ嬉しそうに報告してくる」という特別感をキャッチして、疑問を訴えています。
相手が無視しない限り、ここで会話が終わるということはまずありませんよね。
このように、質問は会話をスムーズに続かせてくれるのです。
話しかけられた時だけではなく、自分から話しかける時にも質問が重要です。
例えば、普段あまりメイクをしない友達がバッチリメイクをしてきた時、「可愛い!」と褒めるだけだと「ありがとう」で会話が終わるかもしれません。
「可愛いね!デートかなんか?」と尋ねるだけで相手からまた言葉が返ってきます。
「ううん、今日は部活の発表会があるの」と言われたら、「本当?何の?」「バレエ!」「すごい!どこであるの?私も見に行きたい」「もちろん!学校で7時からあるの」「行く!ねぇねぇ○○ちゃんも一緒に行かない?」・・
という風に質問を重ねながら会話するだけで、一気に数人の友達との距離が縮まる、ということもあるかもしれないのです。
(このように上手く外国語で質問をし続けるのは簡単なことではありません。最初は上手くいかないと思いますが、何か聞こうとするマインドが大事です)
私はこの「疑問」「質問」の大切さに気がつかず、いつも自分の感想ばかり話していました。
その結果会話は続くわけがなく、「どうして話してくれないんだろう?私ってやっぱ話しにくいのかな?面白くない?英語が分からない日本人といると気まずい?」などと1人で勝手に落ち込んでいました。
今思うと、話していて本当に面白くない人間だったと思います。
留学前のみなさんには、周りにいる人の言葉や姿をよく見て、「どうしてなんだろう?」を考えながら、楽しく会話できるようになってほしいなと思います。
具体的なオススメ習慣
- 日頃から、家族や友達の話をよく聞く
- 何で?と思うポイントを探して尋ねる
③書いて頭の中を整理する習慣
私の留学生活はどちらかというと暗い期間の方が長く、11ヶ月を通してずっと、何かしらの悩みで苦しんでいました。
「なぜ英語が下手なんだろう」「なぜ友達が出来ないんだろう」「男の子からも全く話しかけられない」「自分らしくいられない」・・
というインキャ時代はもちろん、親友や彼氏ができてからも「友情と恋愛のバランス」「彼氏の元カノ近辺の人間からの嫌味」など、悩みが1つ減ったと思えば、他の悩みが生まれるようでした。
私の留学先の高校ではアジア人留学生が私1人しかおらず、語学面で同じ境遇の友達は誰もいないので、なかなか悩みを共有できませんでした。
かと言って、高いプライドのせいで日本にいる友達や家族ともあまり連絡を取りもせず、いつも1人で抱え込んでばかりでした。
そんな時、自分を助けてくれたのが日記の存在でした。
英語漬けの毎日では、課題の忙しさや何とかこなす日常会話に気を取られ、自分の状況が分からなくなっていました。
しかし、1人の時間にゆっくり1日を振り返ることで、「今日は4人の人と初めて話せたな」「あの会話、もっとこう言えばよかったな」「発表でビクビクしすぎて、ちゃんと発言できなかった。間違ってもいいからゆっくり話すようにしよう」などと良い点や問題点、改善点も見つけることができました。
また悩みや自分の問題点だけではなく、留学中の目標やこれからの夢もよく書くようにしていました。
そうすることで、辛いことがあってもアメリカで頑張ろうと決めた目的を見失うことはありませんでしたし、「留学中に絶対する!」と決めた目標は全て叶えることができました。
留学中は何となく不安になったり、寂しくなったりすることがきっとあります。
そんな時、適当にYouTubeやSNSを見たり、友達と日本語で話しまくって紛らわすのも、時々ならいいと思います。
でも1人でゆっくり文字にする時間を取り、根本的な問題点や改善点を見つけると、寝る前のYouTubeやインスタなしでも安心して眠れるかもしれません。
具体的なオススメ習慣
- 不安やモヤモヤを感じたら、最近何があったのか、なぜモヤモヤするのか文字にして理由を考えてみる
- ①今日の良かったこと ②今日の良くなかったこと ③今日達成できたこと ④明日したいこと ⑤明日するべきこと をノートにまとめる癖をつける
- 英語で日記を書くと、より英語力アップ
④人を褒める習慣
「②質問で会話を続ける習慣」では、「褒めるだけじゃ会話は続かない」と言いましたが、日本人はそもそも人を褒めない人が多い気がします。
最近、職場や友達から何か褒められた記憶はほとんどないです・・私がイケてないだけですかね?(笑)
話が変わりますが、アメリカ人はよく「自尊心が高く、個人主義」と言われます。要するに、「自分はすごいんだ、他人より自分が何より大切」という精神です。
そう聞くと「アメリカ人は冷たい」というイメージがします。
しかし実際は、意外なことにお互いをすごく褒め合う人が多いです。
知らない人でも「あなたの髪型決まってるね!」「その上着いいね」と言うのはごく普通。
私もこの前アメリカに行った時、スーパーで買い物中「そのパンツすごくいいね」と全く知らないおばさんに言われました。
そんな風に褒められることは日本ではほぼないので、びっくりしてしましたが、嬉しかったです。
褒めることで一体どんな効果があるかというと、
- 会話のきっかけになる
- 相手の警戒心が薄れる
- 感じのいい人という印象を持たれる
といったことです。
急に褒められてびっくりすることはあっても、「何、あの人!」と怒ったり嫌な気分になることはありませんよね。
また白人社会だと特に、自分がアジア人なだけで相手は「英語話せるのかな」「話しかけていいのかな」などと不思議に思われることもあります。
(グローバルな地域ならそんなことはないと思いますが、田舎で白人が多い町が留学先になることが多いです)
そのため、相手のいいところを見つけて褒めるだけでも「英語少しは話せるんだな」「笑顔で優しい人だな」と思ってもらえるきっかけになる場合もあります。
実際、スーパーで褒めてくれたあのおばさんの笑顔や感じの良さは、今でも思い出せます。
具体的なオススメ習慣
- 周りの人をよく見て、良いところを探す
- 会話のために、褒めてから何か質問する
⑤ミスをする習慣
突然ですが、最近のミスや、ミスを指摘されたことをあなたは思い出せますか?
あまり思い出せないな・・という人は留学中、辛い思いをしやすいかもしれません。
というのも留学中は主に語学面で、間違いを指摘されることが多いからです。
まさに私が指摘されまくって落ち込んだ1人でした。
日本では先生や友達から褒められてばかりで、ミスをすることがほとんどありませんでした。
あまり自分から発表もしないので、「違いますよ」と間違いを直されたりすることもなかったと思います。
しかしアメリカでは、発音や表現をホストファミリーに直される毎日。
友達と話していても発音が違うせいで「え?何て?もう一回言って?」と何回も聞かれる度に嫌気がさしました。
そのようにヘコんでしまう理由を突き詰めたら、ただ単にミスすることに慣れてないだけではなく、「ミスするのは恥ずかしいこと」「出来ればミスしたくない」という精神が染み付いているからだと思いました。
しかし裏を返せば、ミスをするイコール「挑戦した」「間違いに気づけた」「新しいことを勉強できた」など、良いことだらけなんですね。
私は、そう思えるようになるまでかなり時間が必要でした。
そうした経験から、留学先で強い心も持つためにも、ミスをすること、他人からミスを指摘されることには慣れておくべきだと思うのです。
また指摘をされていちいちカッ思ったり、落ち込むのではなく「教えてくれてありがとう!もっと詳しく教えてくれる?」と言えるくらいの落ち着いた心があれば、留学先で成長しやすいのではと思います。
具体的なオススメ習慣
- 自分から発表するなど、ミスをする機会を作る
- ミスをしても恥ずかしいと思わず、ミスに感謝してみる(何度も繰り返していくと失敗することがへっちゃらになる)
- 指摘してくれた人に感謝の心を持つ
⑥分からないことを分からないと言う習慣
「失敗するのは恥ずかしいこと」と少し似ていますが、「分からないのは恥ずかしいこと」という考え方もやめると気持ちが楽になります。
なぜかというと、留学中は知らないことの連続だからです。
聞いたことのない単語や、全くついていけない話題が目の前を飛び交うことが多くあります。
何か分からないことがある度に知ったかぶりしたり、恥ずかしいと感じていると毎日大変です。
どうすればいいのかというと、シンプルに「○○って何?」と聞くことを恐れないことです。
「こんなことも知らないのかよ」と思う人も中に入るかもしれませんが、ほとんどの場合親切に教えてくれます。
説明をしてくれるのはいいけど、その説明が早すぎて聞き取れない・・という「二重で分からないケース」もよくあります(笑)
その時も、「え・・あーなるほど、ありがとう」と流して分からないままにするのではなく、「ごめん、もう少しゆっくり話せる?」ともう一声かけます。
(何回か聞いても分からない場合、単語をメモに書いてもらって、後から自分で調べるのもオススメです)
私はというと留学中は、「ねーねー○○って何?」なんて会話を遮る勇気は全くもってありませんでした。
分からない会話はダンマリ。会話に入れず、友達もできません。
でも、周りで友達が多い留学生の共通点は、英語が上手なのに、分からないことは質問を沢山することでした。
彼らのマネをして分からないことを聞くようにすると、自然と会話量も知識も増えました。友達ももちろん増えました。
分からないことを分からないというより、分からないことをそのままにしておく方がよっぽど恥ずかしい。そう思うくらいのつもりで生活してほしいです。
具体的なオススメ習慣
- 知ったかぶりをしない
- 「それって何?」と相手の話に少し食いつくようにする
まとめ:留学前に取り組む人、取り組まない人の違い
留学前に習慣化すると良い6つのこと
- 自分のレベルより高い学習をする習慣
- 質問で会話を続ける習慣
- 書いて頭の中を整理する習慣
- 人を褒める習慣
- ミスをする習慣
- 分からないことを分からないと言う習慣
あくまで私の経験から、「これは慣れておくといいかも」と思うことをまとめたので、必ずこれをしないと留学が成功しない、という話ではありません。
留学で学ぶことや気づくことは人によって違いますし、これから待っている海外生活の中で、あなたも自分のやり方で学んでいくでしょう。
完璧にならなきゃと焦る必要はありません。
ただ私がお伝えしたいのは、「留学前に努力しておいた方が、留学先で努力するより効率的に成長できる」ということです。
基礎的な語学力をしっかり身につけた人の方がやはり、必ずもっと英語が上手くなって日本に帰ってきます。
また、いつも明るく元気に振舞う力がある人の方が、海外でも友達が出来やすいのは間違いないです。
長いようで短い留学生活の中で、あなたはどんな力を身に付けたいですか?何を得たいですか?
それを得るためには、今から何ができるでしょうか。
目標を達成するためにも、今からできることを続ければ、あなたの留学はもっと素晴らしいものになる。私はそう思います。
もし相談したいことがあれば、ブログ最後にあるインスタリンクから私にDMを送れるので、ぜひお声かけくださいね!
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