こんにちは、ココです。
私は、留学に関する質問や悩みをインスタDMで受け付けているのですが、よくこんな話を学生さんから伺います。
「先生から留学を反対されました」
「親に反対されるのが怖くて、留学の話がなかなかできません・・・」
留学という勇気のいることを決断したのに、先生や家族といった「一番身近な大人」に受け入れてもらえないとなると、悲しいですよね。
とは言っても確かに、留学にはお金と時間がかかるので、反対する大人がいてもおかしくはありません。
この記事では、「絶対に留学したい!」という学生さん向けに「大人の説得の仕方」についてアドバイスします。
〜目次〜
- 反対理由① 費用面
- 反対理由② 進学面
- 反対理由③ 精神面
- 反対理由④ 留学は意味ないと考えている
- 対処方法① 情報収集をしよう
- 対処方法② 自分にとって何が1番大切か考えよう
- 対処方法③ 心配をさせない行動を取ろう
- 対処方法④ 留学が必要な理由を、明確に説明しよう
- まとめ
そもそも大人はなぜ反対する?
留学に反対する大人を説得するには、まず彼らが「なぜ反対するのか」を理解する必要があります。
大人によって反対理由は様々です。いくつか反対ケースを紹介していきます。
反対理由① 費用面
最も留学を諦めてしまう原因に、経済的理由があります。
留学費用は決して安くはなく、100万円以上必要になることが当たり前です。
また、「留学はお金持ちの家の子どもがするもの」というイメージがあるため、詳しい奨学金などのサポートの存在をよく知らずに反対する大人も多いと思います。
反対理由② 進学面
特進クラスなどに所属している場合は特に、先生から「留学なんて大学ですればいいじゃないか」などと、進学面から反対意見を言われることがあるようです。
留学が進学に影響する理由は、主に2つに分けられます。
- 留学すると留年が必要になり、高校生活が1年延びる
- 留年が必要でなくとも、留学中に受験勉強ができないため、大学進学が厳しくなる
①留年が必要な場合
例えば高校2年生で留学し、1年後日本に帰ってきてまた2年からやり直しスタートすることを「留年」といいます。
反対する大人としては、「留年」という言葉のネガティブさを気にしていたり、同級生と進級・卒業できないため「本当に大丈夫か?」という気持ちもあるのかもしれません。
確かに友達がほとんどいない下級生と同じクラスで1年過ごし、彼らと卒業となると気まずい思いをする人もいるかもしれませんが、人によっては留年した方がいい場合もあるため、悪いことばかりではありません。
留年について詳しくは、こちらの記事に書いています。
【留学後の進路】こんなはずじゃなかったのに?!後悔のない進路選択をしよう
②留年が必要でない場合
学校によっては、留学期間中も登校日としてカウントし、帰国後にそのまま同級生と合流する場合もあります。(私の知る限り、そのケースの方が多いです)
「留年がいらないなら何が問題なの?」と思うかもしれませんが、大学などに進学する場合、留学中にできなかった分の勉強を、受験までの短期間で取り返さなくていけないのです。
友達が1年間かけてしてきた受験対策ができていないのですから、現役合格できず浪人する可能性が上がることになります。そうなると、「進学率」「現役合格率」をアピールしたい高校側にとっては、デメリットになってしまうわけです。
これが、先生たちが反対する理由です。
反対理由③ 精神面
精神面と大きく括りましたが、「大事な我が子を外に出したくない親心」である場合もあれば、「お前が海外でやっていけるわけないだろ」という呆れた気持ちであるかもしれません。
どっちにしろ、子どもがしっかりしていないか(または親がそう思い込んでいるか)、親が過保護であるかで分けられると思います。
留学する覚悟を決めた学生さんにとっては、「大丈夫なのに」「何で応援してくれないのか」という気持ちになるかもしれません。
しかし、逆の立場で考えてみてください。あなたの成長を近くでみてきて、大切に思って育ててこられた親御さんです。まだまだ未熟な子どもを、日本のように治安が良くない海外に、しかも何か月も送り出すことは、とっても心配で、怖いことです。
世界には、テロや学生の薬物乱用・飲酒などが、日本より頻繁に行われている国が沢山あります。そういった事実から、心配して「せめてもっと大人になってから・・」などという気持ちになるのは、理解できない話ではありません。
反対理由④ 高校留学は意味ないと考えている
「高校で留学しても意味ないよ」「大学でしないとタメにならないから」そんな言葉を、私も高校の部活の顧問からかけられました。
先生の言い分は、
- 先生の子どもさんたちは、大学留学で専門分野を学んだ
- その結果、今は大手企業で勤めている
- 高校留学は遊び
- 大して得るものがない
ということでした。
確かに、高校留学より専門を学びやすいのは大学留学であるのは合っていると思いますし、専門性があれば、給料が高い仕事に就きやすくなることもあるでしょう。
「大手企業」「専門性」を重視する価値観を持つ人が、高校留学が単なる高い遊びだと捉えてもおかしくはないと思います。
また、高校留学の良さや、どんな人に合っているのかを知らないからこそ「意味がない」と言ってしまうんでしょうね。
対処方法
以下のような理由から、大人が高校留学を反対すると説明しました。
- 費用面
- 進学面
- 精神面
- 高校留学は意味がないと思っている
原因が分かったところで、どのように対処したらいいでしょうか。
説得方法について紹介していきます。
【費用面の対処方法】 情報収集しよう
留学の費用や制度について、まずあなたがよく調べましょう。
高校留学と言っても、交換留学・私費留学・企業主催の交流など、いくつかの方法があります。方法やお住いの地域によっては、返済不要の奨学金制度があったりもします。
それを調べた上で、以下のような点で比較をしていきましょう。
- もっと安い方法はないか
- どこの会社が1番安いか
- 返済不要の奨学金はないか
- ローンは組めないか
- 奨学金とローンの違いは何か
- 安くするために自分ができることはないか
大変だと思いますが、ネットや資料請求を利用して情報を集めてください。
完全無料で留学する方法はないため、どの金額でも留学は難しいと言われた場合は、「将来必ず自分で返すので、ローンを組ませてください」とお願いすることが最終手段ではないかなと思います。
私が奨学生になった方法や、留学にかかった費用の内訳はいくつかの記事で紹介しているので、詳しくは下のリンクを見てみてください。
【奨学金】偏差値45の高校に通っていた私が、返済不要の50万円留学奨学金をもらえた理由
【留学】旅行、パーティなど「留学中に使ったお金」を徹底計算!現地でのお金の管理方法・節約法も紹介
また、上手く情報を調べられない場合、ココのアメリカ高校留学体験インスタまでDM相談してもらえれば、出来る限り私も一緒に調べさせていただきます。1人で抱え込む必要ありませんからね。
【進学面の対処方法】自分にとって何が大切か考えよう
まだ10代の皆さんが、自分の人生にとって何が1番かを考えるのは難しいかもしれません。が、ここはしっかり考えて見てほしいです。
- 友達と一緒に卒業することが何よりも大切?
- レベルの高い大学に進学すること?
- 大学に現役合格すること?
- 先生の希望に添うこと?
- 高校留学をすること?
逆に、自分にとって大切でないこと・あまり気にしていないことをはっきりとさせてください。
- 浪人してもいい?
- 大学留学でもいい?
- 進学しなくてもいい?
- 高校留学じゃなくてもいい?
- 先生の理由は気にしなくていい?
- 偏差値が低くても、好きなことを勉強できればいい?
このようなことを考えたら、「大人のいうことを聞くべきかどうか」の判断ができると思います。
もし「学校の進学率がどーたらとかいう理由なんて知るかよ!自分は留学したいんだ!」と思ったなら、次の日先生のところまで行って、「~という理由で、私は留学します。だからこの書類に記入してください。よろしくお願いします」と言って帰ればいいだけです。
もし「現役合格が何より大切だ」と考えたなら、先生の意見も聞き入れるべきです。
なんにしろ、学校によっては留学制度が整っておらず、留学ができないということもあると思いますが、そうでないのなら、先生たちにあなたが留学していいかダメかの決定権はありません。
色々考えてもやっぱり留学したいなら、意思を伝えて自分から進めていきましょう。頑張って!
【精神面の対処方法】心配をさせない行動を取ろう
「留学したいんだ!」と言いつつ、家で家事の手伝いもせず、簡単な料理もできず、いつも親に頼ってばかりという姿を見せていれば、そりゃ「あんたに出来るわけない」「海外に行かせるなんて心配」と思われても仕方ありません。
ダラけ過ぎていた自覚がある人は、部屋を綺麗にして、簡単な料理でいいから作って、しっかり勉強して、海外でもやっていけるアピールをしてください。
しばらく続けて「本気度」を行動と言葉で伝えていると、親の心も動かされると思います。それでもダメだったら、DMください。一緒に考えましょう(笑)
日頃からしっかりしているのに、色々な理由を作って反対されている人は、あなたがどれだけ本気なのか、高校留学することの意味が何なのか、よく知らないのかもしれません。
そういう場合は、次の項目を参考にしてみてください。
【留学意味ない組の対処方法】 留学が必要な理由を、明確に説明しよう
これは、反対をされていようがいまいが関係なく、すべての留学志望の学生さんに関わることです。
「自分はこうなりたくて、それにはこれが必要で、それを得るためには留学することが必要だ」という細かい理由を説明できるようになってほしいのです。
自分の理由を見つけることが難しければ、このようなことを紙に書いて、頭の中を整理してみてください。
- なぜ自分は留学したいのか
- 留学することでどんな自分になりたいのか
- 留学中に成し遂げたい目標は何か
- どうすればそれを達成することができるのか
- 留学することで何が得られるのか
- 日本ではそれは得られないのか
大人たちは、「日本でも英語は勉強できる」「日本にも外国人はいる」「海外なら旅行でいい」などと言って、「留学なんて必要ない」と話してくると思います。
それは、あなたがただ英語が話せるようになりたいだとか、外国人の友達がほしいとか、海外に住んでみたいとかいう理由だけで、高いお金がかかる留学を選んでいると思っているからかもしれません。それだと、「日本でもいいじゃない」と思われても仕方ないです。
「留学する」=「何か月も外国で、現地の家族と暮らしながら、現地の学校で、現地人と同じ授業を受ける」。そこには、日本で英会話教室に通ったり、日本に慣れた外国人と友達になったり、海外旅行に1週間行くだけでは得られない経験の数々が、いっぱいに詰まっています。
一体自分はそのような環境の中で、何をしたいんだろう。何ができるだろう。
そう考えることで、留学の目的が明確になり、大人に納得してもらいやすくなります。
(もちろん、日本で勉強したり友達を作ったり、旅行に行くことで、留学では得られない違った素晴らしい経験ができたりします。目標によって何が1番良い道かが変わると思います。)
あなたのしたいことや夢は、留学ではないと叶えられないことですか?答えがイエスなら、自信を持って大人に気持ちを伝えられると思います。
まとめ
よくある4つの留学を反対する理由と、その対処方法について紹介しました。
- 【費用面の対処方法】 情報収集しよう
- 【進学面の対処方法】自分にとって何が大切か考えよう
- 【精神面の対処方法】心配をさせない行動を取る
- 【留学意味ない組の対処方法】 留学が必要な理由を、明確に説明しよう
私は高校留学をして心から良かったと思っていますし、あの時期に学んだことや悩んだことは、今の私の基盤になっているとしみじみと思います。
かといって、全ての学生が留学をすべきだとは思っていません。反対する大人たちの言い分もよく分かります。費用の高さや、手続きの大変さを越えるような努力や成果を、海外でしかも10代で実現するのは、普通の努力ではできないからです。頑張ろうとする人は必ず苦しいことも経験しますが、苦しいことに向き合える人が成長するのです。
なので、なあなあな気持ちで留学を決めて、親御さんに大金払ってもらって留学をしてほしくないです。
自分がどうしたいとか、なぜそうしたいとか、そのためにはどうするべきだとか、色々考えるのは大変だし、留学会社や奨学金の比較まで緻密にするのは気が引けるかもしれません。それを反対する大人に伝えるのも、楽なことではないですよね。
しかしここまで読んで、楽しいことばかりじゃないかもしれないけど、きついこともあるかもしれないけど、やっぱり自分は留学したいんだと思えるなら・・・
出来る限りの手を使って、きっと実現できます。頑張ってください!
オススメの関連記事
cokogogo.hatenablog.com
cokogogo.hatenablog.com
cokogogo.hatenablog.com
相談や質問、感想、意見等はこちら
「英語勉強続かない・・・」
「留学したいけど、何からすれば?」
「夢はあるけど、進路が決まらない」
「留学生活を変えて生まれ変わりたい!」
そのような悩みをお持ちではありませんか?
「ココ留」インスタアカウントでは、
- ブログでは語ってこなかった留学・恋愛ストーリー投稿
- 無料ビデオ英会話レッスン
- 留学・恋愛・英語勉強等に関する個人相談
を随時行なっています。
頑張っている方の力になりたいです。
気軽にDM・フォローしにきてくださいね!
アカウントはコチラから→ココ留インスタ
http://instagram.com/cokogogo_ryugaku