こんにちは、ココです。
私は奨学生として高校留学、大学を卒業し、現在は通訳者・翻訳者として働いています。入社してまだ数ヵ月しか経っていませんが、今年中に海外出張も決まっています。
奨学金、海外留学、大学、そして英語を使った仕事・・・聞こえはいいですが、実は私、当時で偏差値45の高校、37の大学を卒業しています。
勉強レベルは底辺学校出身で、実家がお金持ちでエスカレーター式私立高校というわけでもありません。
大馬鹿庶民が、夢だった英語や海外に関わる仕事まで辿り着けた理由をお話します。
この記事で分かること
- 偏差値が高くない人でも夢を叶えるコツ
- 英語に関わる仕事に就くコツ
~目次~
- 今までの経歴
- 夢叶えポイント①英語の資格
- 夢叶えポイント②英語関連バイト
- 夢叶えポイント③高卒以上
- 夢叶えポイント④インターン
- 夢叶えポイント⑤海外経験
今までの経歴|英語オタクへの道
まずは、私がどのように学生時代を過ごしてきたのか、経歴を紹介します。
小~中学生時代
- 小学5年|韓国アイドルにハマる
- 中学1年|韓国英語村 短期研修の存在を知る
- 中学2年|大手英会話教室に通い始める
- 英検3級取得
- 中学3年|英検準2級取得
- 韓国 派遣生徒に選ばれる
元々は内気で勉強も運動もできず、特技もない子ども時代でした。
そんなポンコツの人生が動き出したのは、小学5年で韓国にハマってから。K-POPを歌えるようになりたいと思うようになり、ハングルの勉強を始めました。
英語との出会いは、県主催の韓国研修に行きたいがために、英語の勉強を始めたこと。
1年間とにかく英語ばかり勉強し、無事に韓国に派遣され、現地で英語の素晴らしさを知りました。
高校時代
- 高校1年|偏差値45の英語科に入学
- 英検2級取得
- 50万円留学奨学生に選出
- 高校2年|アメリカ交換留学(11ヵ月)
- 高校3年|TOEIC780点をスコア
- 私立大を入試
- 学費無料奨学生に認定
韓国研修後、「今度は高校留学」と決めたので、留学制度が整備されている英語科を選びました。
私の偏差値はたしか文系67、理系40と何とも極端な偏りがあったので、今思うと偏差値45の高校は私にぴったりだったかもしれません・・(笑)
留学準備中にもらった奨学金に関しては【返済不要の50万円奨学金をもらえた理由】の記事で詳しく説明しています。
留学後はTOEICの点数が評価される入試制度を選び、基準に満たしたので、学費無料の奨学生に認定されました。
大学時代
- 大学1年|大学入学
- 大学2年|TOEIC850点をスコア
- 英会話講師のアルバイト
- 大学3年|コロナ本格化
- TOEIC865点をスコア
- 大学4年|インターン生として企業でバイト
- 大学卒業|インターン先に正規入社
大学入学後は、縁あって英会話教室のインストラクターとしてアルバイトを経験。
元々は観光系の仕事を中学生から目指していたのですが、コロナで観光業が大ダメージをくらい、進路変更を余儀なくされました。
病み病み就活生をしながら、海外と繋がりのある地元企業でインターンを開始。そこで英語力や経験が評価され、この春に入社しました。
【就活で死にかけた話】でさらに詳しく書いています。
夢を叶えたポイントは?
入社を決めたとき、薄給で休日少ないので「ブラック企業」だと思っていましたが、働き始めて数ヵ月経ち、英語や海外に関する仕事は、まさに私がしたかったことだと日々感じます。
観光という希望の職種ではなかったけど、通訳・翻訳は、言葉と文字が好きな私にとってとても楽しいです。
海外出張という長年の夢も、入社1年目から叶うとは思ってもみませんでした。
山あり谷ありだし、バリバリ稼いでいるわけではありませんが、昔からの夢を叶えつつあります。
そんな私が、「頭良くないけど、英語に関わるかっこいい仕事がしたい」と思う人が夢を叶えるために、検討して損はない「夢叶えポイント」を考えました。
夢叶えポイント①英語の資格
「英語が好き」な人が、必ず「英語が得意」というわけではありません。いくら英語に興味があっても、学ばないと分かるようにはなりません。
「英語が好き!仕事にしたい!」という人は、まずはよく勉強しましょう。そして、目に見える「資格」に沢山チャレンジしてください。
「勉強」と言うとやる気が失せますが、私の言う「勉強」は、必死に単語暗記したり、教科書を開いて文法を何時間も勉強するという意味ではありません。
「好き!」と思うこと、興味があることを、一生懸命すればよいのです。そうすれば結果も自ずとついてくるし、自信になっていきます。
例えば、私は韓国オタク時代のおかげで、日常会話なら韓国語を話せますが、ほとんどは歌やドラマから韓国語を少しずつ覚えました。
英語も同様、基礎はみっちり教科書で勉強しましたが、発音や文法、ボキャブラリーは実践会話や音楽から学びました。
私は天才でも才能の持ち主でもない、ただの英語好きです。好きなことを楽しく何年も続けただけです。
もちろん、世の中には資格なしでも海外で活躍する日本人は沢山います。あなたの夢を叶えるために、必ずしも資格が必要とも限りません。
しかし、「語学勉強」という「終わりが見えない勉強」を続けるのは決して簡単なことではなく、飽きたり挫折したりする人がとても多いです。
そんなとき、「資格」という「目で見える結果」にチャレンジして得られる成功体験は、心を前向きにさせ、他のことに挑戦する自信にもつながります。
夢叶えポイント②英語関連バイト
英語関係の仕事を目指す場合、英語に関連したアルバイト経験があるのとないのとでは、評価のされ方がかなり違うと思います。
例えば、英会話講師になりたい大学生が2人います。1人は英語の家庭教師をしている人。もう1人は、理科の家庭教師をしていた人です。どちらにより期待しやすいでしょうか?
英語を使う仕事は、いくら資格があっても急にできるものではなく、「どれくらい実践してきたか」が大きな差をつけます。
もしバイトする機会があれば、すぐに家庭教師は無理でも、例えば外国人が良く来る飲食店で働けば、英語を使える可能性は大いにあります。
それが難しければ、外国人客向けの「英語メニュー」を作ってもいいか、店長に相談してみたり・・「自分で仕事を作る」行動力も大事です。
夢叶えポイント③高卒以上
世の中には、中卒でも海外で色んな経験をしたり、社会的に成功している人もいます。
私が尊敬する人の1人に、松浦弥太郎という方がいます。彼は高校を中退していますが、色んなバイトをしお金を貯めて渡米したあと、日本で本を書いたり、起業して色んな国を訪れながら仕事をしている方です。
私たちでも試行錯誤すれば、学歴がなくても成功できる可能性はあります。
しかし「じゃあ大学や専門学校なんて行かなくていいか」と思ってしまったら、夢が叶えられない場合もあります。もしくは、夢を叶えるまで、とても時間がかかるかもしれません。
例えば、飛行機の中で働くキャビンアテンダント(客室乗務員)は、英語や海外に憧れる若者にとても人気の職業。しかし誰でもなれるわけでなく、試験を受けるには、大学や専門学校を卒業していることが前提です。
他の職種を挙げると、ホテルスタッフ、旅行会社、観光通訳案内士など。どれも人気な職業なので、競争が激しいです。周りとの差をつけるには、大学や専門学校を卒業している人の方が、圧倒的に就職しやすいです。
ホテルなら学生バイトも多いですが、学歴によって給料に差があるホテルが多いです。元々給料が安い職種なので、高卒でずっと続けるのは大変かもしれません。
観光通訳士の試験は誰でも受けられますが、通訳+@のスキルが求められることが多いので、高卒だと能力を認められにくいのが現状です。
学歴がなくても、成功できるのも事実。しかし、松浦弥太郎さんがいくら素晴らしい人でも、中卒のままではキャビンアテンダントにはなれません。
学歴があると、職業の幅は確実に広がるのです。
即戦力(入社後すぐに活躍する人)になりたい人は、インターンシップに参加するのもいいです。
学生にとって、「働いた経験」はアルバイトくらいしかありません。就職活動するときは、学生時代に勉強したことや、バイト経験から何とかひねり出してアピールします。企業側は、そのアピールポイントから何とか「ウチで活躍してくれそうだな」という部分を見つけ出すのです。
一方、「職場体験の進化版」であるインターンシップでは、実際に職場に出社し、社会人の仕事を実際に見たり、業務に携わったりすることができます。
そこで評価されれば、インターン先や関連した職種で就活する際、アピールポイントが他の人より洗練されたものになりやすいと思います。
もし希望の職種や、働きたい企業にインターンシップ制度があれば、チャレンジすることをおすすめします。
夢叶えポイント⑤海外経験
「必ずないといけない」「ないと不利」というわけではありませんが、私の場合を話すと、留学や海外旅行の経験があるのも、評価された理由の1つです。
海外に行き慣れている人とそうでない人だと、慣れている人の方が、海外や外国人と密に関わる業務を任されやすいと思います。
実際に、英会話講師やホテルスタッフなどの募集要項には、【留学経験者歓迎】などの表記をよく見ます。
また、海外経験があれば、説得力のあるアピールポイントを語りやすくなります。
例を出すと、私が海外旅行先で、ホテルスタッフがとても親切にしてくれたという出来事がありました。初めての国で心配でしたが、つたない英語を話す私を温かく迎えてくれたことに感動し、彼らのようなスタッフになり、私のような不安な観光客を安心させたいという夢を持ちました。
・・・というようなエピソード、面接官は大好きなのです(笑)
日本で心を動かされた体験も、もちろん大きなアピールになり得ます。
アピールのためだけに、わざわざ海外に行く必要はありません。海外経験がないからと、落ち込むこともありません。日本でできることを一生懸命すれば、必ず評価してもらえます。
ただ、もし海外に行く予定があるラッキーな方は、色んな経験をして来てほしいです。
まとめ:カギは「好きな気持ち」と「○○力」
海外・英語関係の職に就くために、検討してほしいこと
- 英語の資格を取る
- 英語関連バイトをしてみる
- 高卒以上の学歴を持つ
- インターンをしてみる
- 海外経験
今回は、私が評価された部分についてお話しました。
理数が壊滅的に不得意で、偏差値はボロボロの私でも、得意なことを伸ばすことで、自分が理想とする職業に就くことができました。
夢を叶えるために最も重要なのは、「継続力」「行動力」「好きな気持ち」だと私は思っています。
私も当たり前ですが完璧な人間ではないので、勉強をサボることも沢山あったし、いまだに失敗することも、上手く発音できないことも、知らない単語も山ほどあります。
今の仕事に就くまでも、色んな企業から落とされて、他のことも上手くいかなくなって、もう自分はダメかもと思った時期もありました。
そんな風に休みながらではありますが、「続けること」「行動すること」は、13歳で英語を勉強し始めてから約10年間、自然と守り続けてきました。
そして、そのようにできたのは、「英語が大好き!海外が大好き!」という強い気持ちがあることに尽きます。
皆さんの中には、私とは違い、英語以外にも取り組みたいことがある方もいると思います。
私が紹介したこと以外にも、将来に活かされる経験は沢山あると思うので、自分の道を見つけてほしいです。
とにもかくにも、好きなことを精一杯楽しんでください。楽しめば絶対に続きます。
心が折れそうなときは、教科書を閉じて、好きなこと、行きたい国、したい仕事のことを考えてください。ノートに書いて眺めるのもいい。
私は絶対するんだ、できるんだと心から思ってください。そしたら、叶えるための努力を続けるだけです。絶対に叶います。
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