こんにちは、ココです。
今まで400の映画やドラマ作品を観てきて思うのが、私は特にゲイやレズビアンなどの作品を好んで観ているということ。
アメリカ留学中や、大学時代にLGBTの友達が多くできたことで、もっと知りたいという気持ちがずっとあります。
この記事では、特に「いい!」と思った、LGBTQ+海外の7作品を紹介します。
LGBTQ+への理解や、共感につながると嬉しいです。
~目次~
- Any Day Now
- The Danish Girl
- Love, Simon
- Carol
- My Own Private Idaho
- Blue Is the Warmest Colour
- Sex Education
【性描写】の説明
私自身、家族と性描写を観るのは何としても回避したい派なので、映画を選ぶ際の目安として評価しています。
☆☆☆☆☆:なし(キス程度)
★★★☆☆:あり(尺短め)
★★★★★:あり(尺長め)
①Any Day Now(邦題:チョコレートドーナツ)
- 公開年:2012年
- テーマ:ゲイ
- 性描写:☆☆☆☆☆
- 泣ける:★★★★★
- 楽しい:★★★☆☆
1979年、歌手を目指す青年は夢見ながらも、ショーダンサーとして働いていた。彼はあるとき、一目惚れした弁護士と恋に落ちる。そして2人は、母に捨てられたダウン症の少年を迎え入れ、家族のように暮らす。しかしその幸せな日々は、あまりにも脆く儚いものだった。
この作品を観たとき、「法律」をこれほど憎んだことはありませんでした。
実話を基にした作品ですが、あくまでも大きく脚色されたフィクション。それでも、もう泣けて仕方なかったのを覚えています・・・。
彼らゲイカップルは本当にいい人たちで、ダウン症の俳優(アイザック・レイヴァさん)も本当にいい演技をしていました。
癒されるシーンも沢山あって、笑いもあり、なみだ大ありの作品です。
こんな人にオススメ
- 泣きたい人
- 同性愛や知的障がいの苦悩を学んでみたい人
②The Danish Girl(邦題:リリーのすべて)
- 公開年:2015年
- テーマ:トランスジェンダー
- 性描写:★★★☆☆
- 重さ :★★★★☆
- 映像美:★★★★★
1926年、デンマークで仲睦まじく暮らす、風景画家と肖像画家の夫婦。ある日、女性モデルの代役を引き受けた夫がストッキングを身に着けた瞬間、自らの女性性を自覚する。やがて性転換を決意し、性医学を学ぶ一方、妻は献身的に彼を応援する。
こちらは伝記作品で、ノンフィクションの「世界で初めて性転換手術をした人」の話。
主人公は人気シリーズ「ファンタスティックビースト」のエディ・レッドメイン。私はファンタビから彼を知ったので、女性になっていく姿は衝撃もありつつ、可愛らしく見えました。
しかし内容はシリアスで、夫婦の苦しみがひしひしと伝わります。それでも自分らしく生きている彼と、それを支える妻の献身に感動する作品です。美しい映像も見どころ。
こんな人にオススメ
- 実話が好きな人
- 悲しいのは好きだけど、号泣はしたくない人
③Love, Simon(邦題:Love, サイモン 17歳の告白)
- 公開年:2018年
- テーマ:ゲイ
- 性描写:★★★☆☆
- 楽しい:★★★★☆
- キュン:★★★★★
自身がゲイであることを誰にも言えずに悩んでいた高校生サイモン。ひょんなことから校内にゲイの同級生がいることを知った彼は、匿名のその人物にメールでのコンタクトを図る。そしてそれを機に、彼の生活は一変していく。
主人公の苦悩はありますが、基本的には明るく楽しめるティーン映画。
メインキャラを演じる、ニック・ロビンソンがもうめちゃめちゃイケメンです。
内容としては、その「ゲイの同級生」が誰なのかを探る探偵っぽさがあるので、シリアスな場面もありつつ、ワクワクできる作品!
こんな人にオススメ
④Carol(邦題:キャロル)
- 公開年:2015年
- テーマ:レズビアン
- 性描写:★★★☆☆
- 映像美:★★★★★
- 感動 :★★★★☆
1952年、クリスマス前のマンハッタン。恋人に結婚を迫られている女性が、勤務先の百貨店で優雅で美しい女性客キャロルと出会う。彼女は離婚を控え、娘の親権を争っていた。やがて2人は互いに惹かれ合っていく。
演じる女性2人が本当に綺麗な人で、見ていてとてもドキドキする作品です。
50年代のニューヨークが舞台なので、レトロ感もまた良し。
悲しさもありつつ、最後のシーンは思い出すだけでも鳥肌が立つ感動も味わえます。
キャロルの「かっこいい大人の女性代表」みたいなオーラが最高です。
こんな人にオススメ
- 女性に恋に落ちる感じを体感してみたい人
- ラストで「くぅ~!!」となるのが好きな人
⑤My Own Private Idaho(邦題:マイ・プライベート・アイダホ)
- 公開年:1991年
- テーマ:ゲイ
- 性描写:★★★★★
- 激しさ:★★★★★
- 切ない:★★★★☆
緊張すると眠り込む病気を抱えながら、ポートランドの街角で体を売るストリートキッズ・マイク。そんな彼の親友スコットは、家を飛び出してきた市長の息子で、同じく男娼をして暮らしていた。そんなある日、失踪した母を探すことを決意したマイクは、スコットを誘い、兄の暮らす故郷アイダホに向けてバイクで旅立つ。
体を売って暮らす少年たちがテーマなので、売春だけではなくドラッグまで、色々濃くて激しい映画。
メインを演じるのは「スタンドバイミー」で有名なリバー・フェニックスで、彼が恋するスコット役はキアヌ・リーヴス。
当時の2人は、少年の可愛らしさと青年の色気が完璧に混在する時期で、本当にかっこいい。スコットがもう本当にいい男で、こんなん男でも好きになっちゃうよ!って。
悲しい切なさじゃなくて、もうずっと「とにかくエモい」という言葉がぴったりの雰囲気が流れる作品です。
私この映画かなり好きで、これ見てリバーを好きになって見終わってすぐ調べたら、とっくの昔に死んでる人で、私の恋が秒で終わったという悲しい過去もある。
生きていたら、ディカプリオやブラピくらいの大物俳優になっていたに違いない・・・もう死んでる人なんだって思って観ると、余計エモいよ・・・。
こんな人にオススメ
- 狂った人たちを見るのが好きな人
- イケメンに振り回されたい人
⑥Blue Is the Warmest Colour(邦題:アデル ブルーは熱い色)
- 公開年:2013年
- テーマ:レズビアン
- 性描写:★★★★★
- 映像美:★★★★☆
- 切なさ:★★★★★
ココのあらすじ
フランスの高校生アデルは、男の子の話で友達と盛り上がるごく普通の女の子だったが、ブルーの髪を持つ女性とすれ違った日から、彼女のことを忘れられなくなり、彼氏と別れてしまう。そんなときバーで彼女と再会し、2人で会うようになり関係は親密さを増していく。
これものすんごくエッチで、尺が超長い上にもうめちゃくちゃ激しい。だから万人受けしないけど、ザ・フランス映画て感じの繊細な作品で、私はとても好きです。
アデルが恋するブルーヘアの女性は「エマ」という大学生。エマのアデルを見る目つきがマジで色っぽくて、こんな風に見られたら誰でもドキドキしてしまうよ。
アデルの可愛らしいベイビーフェイスと、エマのかっこよさ見たさに、定期的に観たくなる映画です。
こんな人にオススメ
- 濡れ場に抵抗がない人
- 胸が苦しくなる恋愛を体感してみたい人
⑦Sex Education(邦題:セックス・エジュケーション)
- 公開年:2019年~
- テーマ:LGBTQ+
- 性描写:★★★★★
- 笑い :★★★★☆
- 学び :★★★★★
性そのものに対して奥手にも関わらず、セックス・セラピストの母を持つオーティス・ミルバーンは、セックス経験がない高校生。母親譲りの性的な知識を武器に、高校で「セックス・クリニック」を開く。
「高校生」「セックス」をテーマにしたドラマですが、学生がバカみたいにヤりまくる話ではありません。
あくまで「性のことで本当に悩んでいる高校生たち」がどんな学びを得て、どんな成長をしていくのかに視点をあてた作品です。
性描写はとても多いですが、他人事にできない悩みや問題に、性に関心がある学生さんはひきつけられると思います。家族の問題もテーマになっているので、大人も勉強になる部分が多いはず。
こんな人にオススメ
- 性に関する悩みがある人
- シリアスより、笑って楽しみたい人
まとめ:作品からLGBTQ+を学ぼう
この記事では、以下の作品を紹介しました。
- Any Day Now
- The Danish Girl
- Love, Simon
- Carol
- My Own Private Idaho
- Blue Is the Warmest Colour
- Sex Education
LGBTQ+に関して、当事者以外の人間は「自分とは違う人たち」「自分には理解できない」と思ったり、興味はあるけど自分と接点がなかったり、「彼らの立場・問題」を身近に感じられないことがあるかと思います。
作品の内容が、全ての「ゲイ」や「レズビアン」などの人々を表しているわけではありませんが、彼らに共感したり、自分と何ら変わりない人間なんだと思ったりするには、とても良い教材になり得ると思っています。
他にもいい作品は沢山あるので、ぜひ探してみてください!
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