ココはホストファミリーチェンジをしたことがありません。今回の話は、私が本人たちから見聞きして知ったことや、思ったことを書いていきます。
前回のブログで話したように、前提としては、ホストファミリーはプログラム終了まで一貫して同じです。
多少合わない部分があったとしても、出来るだけの事はして関係を改善させて行きます。
ホストファミリーチェンジは、最終手段です。
でも、仮にチェンジを希望したとして、スムーズに進み、よりよい家庭で楽しく過ごせることがあります。なので必ずしも悪いことではないんです。また、チェンジ自体はかなり頻繁に起こります。
私の親友のMのケース
Mはヨーロッパの出身です。ホストファミリーは、お母さん、お父さん、小さい子供が3人いる家庭でした。子供たちは、いつも騒いでいて、ベビーシッターを任されることもしばしば。
Mはこんなことをするためにアメリカに来たのではない!と思い、留学開始1ヶ月ほどで現地コーディネーターに相談しました。彼女は、所属していたクラブのメンバーにホストしてくれないかと声を掛けて周り、新しいホストファミリーが決まりました。そのファミリーは、高校生2人がいる家庭で、彼女は最後までそこでプログラムを過ごしました。
でも、さすが留学、なかなか完璧には行かないんですよね💦
その家庭でも問題がありました。ホストマザーがなかなか友達との予定を作らせてくれなかったんです。
Mは人気者で、遊ぶのが大好きな子だったので、それがとてもストレスで悩んでいました。チェンジの選択もありましたが、ホストファミリー自体は大好きだったので、何度も話し合いをして、だんだんマザーも遊びに行くことにいちいち口出ししなくなったそうです。
彼女のケースから学ぶことがいくつかあります。
①合わないと分かってから、チェンジまでの決断の早さ
これは諦めというか、自分がベビーシッターになってしまっていることに、幸せでないことをしっかり自覚していたと言っていいと思います。
このままこの家庭にいても、自分のやりたいことができない。
それがはっきり分かっているのなら、行動は早く取ることが大切です。
よって、時間を無駄にせずに済みますよね。
②話し合い
ホストファミリーが合う合わないに関係なく、きちんとコミュニケーションを取ることは留学に置いてとっても大切です。
彼女はホストファミリーに対して感謝する気持ちがあったので、話し合いを重ねて、お互いが気持ちよく生活していけるように努力していました。
またちゃんと話すことで、それでもやっぱり上手くいかないという結論が出たとしても、やるだけのことはやったという気持ちになれると思います。
他の私の友達、Jの場合
彼女はダブルプレイスメントという状況にありました。
(注:ダブルプレイスメント=1つの家庭に2人の留学生がホストされていること)
彼女がホストファミリーチェンジをした理由は、そのもう1人の留学生となかなか仲良くなれなかったから。結果、彼女のコーディネーターがリプレイスメント(新しいホストファミリーを決めること)をしてくれて、その新しい家庭では最後までとても楽しそうに滞在していました。
日本人の友達Aちゃん
ホストファミリーの決めるルールなどが厳しく、辛い思いをしていたのでホストファミリーを変えようとしたそうですが、コーディネーターは「あなたの努力が足りない」との一点張り。
仕方なく、次の家庭に移動する時期が来るまで待っていたそうです。彼女は留学生活を振り返って、「精神修行みたいだった」と言っていました。
まとめ
ホストファミリーと完璧にうまく行くことはなかなか無いんです。不評を言ってばかりの留学生とも沢山出会いました。
心がけて欲しいのは、ホストファミリーを尊重して、ホストファミリーに順応しようとする姿勢です。
また、それでもどうしても合わないと思ったら我慢せずに、周りに助けを求めることです。
稀ではありますが、酷い家庭は本当に酷いそうです。諦めずに、学校、友達、コーディネーターに話をしましょう。
ほとんどの場合、数百万のお金を払って留学します。お金と時間を無駄にしないように、有意義に過ごすことが大切です。
ホストファミリーって、留学に大きな影響を与えます。相手を尊重しつつ、お互いが気持ちよく生活するためにコミュニケーションを取ろうとする姿勢が、留学中には大切になってきます。