アメリカでは、年度始めが9月なので、
多くの留学生もアメリカでの高校生活が始まった頃ですね!
初めての学校の日、、緊張と期待だらけで、1日ドキドキしっぱなしだったのを覚えています。
私自身留学に行く前、アメリカの高校生ってどんな感じなんだろう?と沢山調べていました。
ということで今回は、
アメリカの高校生の1日について詳しく紹介します!
朝:スクールバスで学校に行く
アメリカと言えばスクールバス。
黄色い、こんな感じのバスですね↓
*ココが実際に乗っていたバスです*
アメリカでは16歳から車の運転が出来るので、
16歳未満である1年生(フレッシュマン)や、運転免許を持っていない学生はスクールバスに乗って学校に行きます。
スクールバスに乗るのは無料ですが、事前に申請が必要でした。
私の場合、学校が始まる前にホストファミリーの家に用紙が届いたので、そこにスクールバスの利用の有無を書いて郵送しました。
毎日だいたい決まった時間に家の目の前か、その近くに停まるので、それに乗り込めばいいだけです。
ココが乗っていたバスは、高校の近くの中学に通う中学生も混在していたので、結構沢山乗っていました。
バスの中ではみんなケータイを触っていて、基本静かでした。
1限目が始まるまでは
バスが学校に到着すると、だいたい1限が始まるまで余裕があります。
図書館でゆっくりしたり、
次の教室が空いていればそこで待ったり、
校内にあるベンチに座ったり、
ロッカーの前にたむろしたり、いろいろです。
留学生活が始まったばっかりの頃は、
周りでワイワイしている生徒たちを横目で見ながら、
誰とどこにいればいいんだろう、、と不安になることもありました。
でも友達が出来てくると、朝友達に会うのがとっても楽しみになりました。
8:40 授業10分前
1限目の開始10分前にベルが鳴ると、
生徒が一斉に動き出します!
私の通っていた高校は1700人以上が在籍する、田舎にしては大きい高校だったので、廊下や階段はものすごい人でいっぱいでした。
ご存知の通り、
アメリカでは○年○組と決まっておらず、担任の先生や、決まった教室がありません。
なので生徒が自分で先生のいる教室に移動するんですね。
アメリカの高校はとっても広いので、慣れるまでは携帯で地図を確認しながら教室まで向かいました。
8:50 授業スタート!
いよいよ授業の始まりです。
アメリカの学校でも、先生が出席を取る前に教室に入っておかないと、遅刻扱いになります。
出席確認は、基本名前で呼ばれて、返事をする時は “Yes” ではなく “Here” と言います。
私はここにいますよってことですね。
手も同時に挙げます。
1コマは90分で、日本の高校と比べるとかなり長いですが、
黙って先生の話を聞いたりすることはあまりなく、
話し合い、調べ物、ビデオを観たりと、退屈になる事はありませんでした。
また、学校によっても違いますが、
私のホストスクールは1日に授業が4コマありました。
お昼休み
海外の高校といえば、カフェテリア!
うちの高校は生徒数の割りに、カフェテリアに充分なスペースがなかったので、
◯◯棟のクラスは2時間目の途中、□□棟は2時間目終了後、△△棟のクラスは3時間目の途中、、
といった具合に、棟やクラスごとにランチタイムが複数に分けられていました。
カフェテリアにはパン類、サラダ、フルーツ、バーガー、ポテト系などがずらっとバイキングの様に並んでいるところがあって、トレーに盛ったら出口でカードを渡します。
このカードはプリペイドの様なもので、学期の初めにお金を支払っておくシステムです。
お腹いっぱい食べて300〜400円くらい。
私のホストファミリーは、
『自分でランチを作って行くなら冷蔵庫の物を使って良いけど、カフェテリアのご飯を食べるなら自分で買ってね』
とのことだったので、
毎日リンゴとサンドイッチだったり、サラダだったりを自分で用意して、カフェテリアで食べていました。
ホストファミリーによっては、
毎日ランチを用意してくれたり、カフェテリアのお金を払ってくれる家庭もありましたが、
もし日本で料理を全くしたことがない!という方は、
簡単なサンドイッチくらい作れるようにしておくといいかもしれませんね。
最後の授業まで頑張ろう!
ランチが終わったら、午後の授業再開です。
4コマ目にはかなり疲れて、ランチ後は少し眠くなりますが、
アメリカの授業中では寝てる暇なんてありません!
レポートや課題に取り組んで、ちゃんと集中します。
16:00 授業終了!
終わるのは大体4時過ぎです。
最後のベルが鳴ると、
生徒が一斉にロッカーに教科書を置いて行ったり、荷物を取りに行ったり、大混雑です。
普通の日は、これからバスが来るまで待って、さあ帰ろう、、なるんですが、
多くの高校では、週に2回ほど、4コマの後に20分間ほどの活動があるんです。
活動内容は自分で選ぶことができ、例えば、
◯◯先生のアニメクラブ、△△先生のダンス、□□先生のチェス、、などなど生徒の興味で選ぶことが出来ます。
私は1年間通して、Novels to Movies という、映画を見る活動をしていました。
宿題や課題などはなく、ただ20分間映画を見て、続きはまた今度、、、って感じです。
16:20 やっと終わり。バスで帰ろう。
活動が終わったら、あとはバスを待つのみ。
何回か乗っていると、そろそろ来るな、と分かってきます。
バスが見えたら学校を出て乗り込みます。
私の場合、バスの中で揺られること20分。
家の前まで来たら、
バスの運転手さんに “Thank you!” や “Good night!” と挨拶して降ります。
また放課後は、多くの学生がスーパーやファストフード店にバイトに行きます。
時給は800〜1200円くらいが相場だった気がしますね。
16:50 帰宅 「ただいま!」
日本語の「ただいま」は “I’m home” と訳されますが、うちの家庭ではあまり使いませんでした。
その代わり家に入って、誰かを見たら “Hi!” って感じに挨拶してました。
いつも、ホストママが仕事から帰って来て、ご飯を作っている頃に私が帰って来るので、
帰ってきてまずすることは料理の手伝いでした!
ホストパパは8時くらいに帰って来ることが多かったので、
基本ママと2人で夜ご飯を食べていました。
*私のホストファミリーは子供がいない家庭でした*
食後:宿題しなきゃ、、、
ご飯を済ませるとそのままダイニングテーブルで宿題をすることがほぼ毎日のルーティンでした。
日によっては30分くらいで終わることもあれば、
夜中の1時過ぎまでレポートの完成に追われたり、、。
授業中に、積極的に発表できる度胸と英語力がないうちは、家で時間をかけてできる課題に力を入れることが大切だと思います。
普通ならパパッと簡単に調べて、ササッとレポートを仕上げることのできるような課題も、
人一倍真剣に取り組んでいました。
もうやめたい、寝たい、と思うこともありましたが、
「いい成績を取って日本に帰る」ことが目標の1つだったので、
気を抜くことはほとんどありませんでした。
また、日本の高校によっては、単位交換のためなどで必然的にいい成績を取らないと留年、、なんてことも可能性はゼロではありません。
留学前に高校と話して、自分のしなきゃいけないことを確認しましょう。
ホストファミリーとテレビ!
宿題が早く終わった日は、
地下のシアタールームでホストファミリーとテレビやドラマ、映画を見ることが大好きでした。
私のファミリーは裕福な方達で、
シアタールームには大きなスクリーンと、映画館並みの音響設備があったので、映画好きの私にとっては天国でした!
ホストママとは、
“Hawaii Five-O”
”Project Runway”
などのシリーズを毎週見ていました。
また地下室にはビリヤード台もあったので、
よく2人で遊んでいました。
22:00 シャワー
ホストペアレンツの朝がいつもとても早いので、10時くらいにはテレビもお開きです。
そしたらシャワータイム。
私の部屋にはシャワールームが付いていたので、毎日1人で使っていました。
ユニットバスだったので、時間に余裕がある日は湯船にお湯をためてリラックス。
ホストファミリーではよく、
「シャワーは15分以内に済ます」などのルールがあるといいますが、
私のホストファミリーは湖の直ぐそばに住んでいたので、水量や時間のことでうるさく言われることはありませんでした。
「バスタブの中や壁を毎回拭く」というルールはありました。これが結構めんどくさかった。
1日の締め
寝る前には毎日、日記を書いていました。
出来るだけ英語で、その日のことやその日考えたこと、その日できた友達のことを書きます。
あとは日本にいるママやおばあちゃんにメッセージを送ったり、
週末はニュージーランドで留学している親友と電話したりしてました。
そして自分を少し励まして、眠りにつくのが11時過ぎくらいです。
まとめ
これが、一年間通してほぼ変わらなかった、1日の流れです。
放課後まではみんな同じような1日ですが、
放課後によって生活の仕方がすごく変わって来るのがアメリカの高校生。
バイトするか、
家でゲームするか、
ひたすら勉強するか、
友達とカフェにいくか、、、などなど、
時間の過ごし方はいろいろあります。
私は、友達が増えたり、彼氏が出来てからは、
学校が終わってそのまま車で出かけて、門限の12時過ぎまでに家に帰る、という日もありました。
またアメリカの高校は、
英語力がある人はかなり簡単、
まだまだの人にとっては気が抜ける時がほぼないくらい、ハードな日が多々あります。
ストイックに宿題を完璧に仕上げるのもいいですが、それを続けるにはかなりの精神力が必要だと私は思います。
他の学生が遊んでいる間、
英語が不自由だから、人一倍努力しないといけない。
自分で決めた留学だから、泣き言言ってられない。
私自身は、パソコンの画面とにらめっこしてばかりの放課後がほとんどだったので、
成績はかなり良くて、努力は報われたわけですが、
「宿題なんてさっさとして、もっと友達と遊べばよかった〜」
と今になって思うこともあります。
遊びに重点を置くか、
勉強に重点を置くか、
それともどちらとものバランスを取るのか。
あなたなら、どんな生活をしたいですか?
目標の生活をイメージして、それを実現できるようにしたいですね✨