こんにちは、ココです。
最近、同じ大学で海外の大学で留学を始めた友達が多く、そのうちの数人とメッセージでやりとりすることが増えました。
新しい環境の中でも楽しくやってそうなことは写真を見れば伝わってきますが、「英語はどう?」と聞くと、「自信ない」「落ち込み気味」という答えが多いです。
アドバイスが欲しいとのことだったので、色んな言葉をかけてあげましたが、自分の高校留学の前半の悲惨さを思い出されました。笑
今でこそ留学ブログを書いて、色んなアドバイスや体験談を紹介していますが、実は私、最初の5ヶ月は友達が全くいませんでした。
まず、着いたら現地の雰囲気に圧倒されました。
そして以前の英語の自信がゼロになり、怖くて何もチャレンジできない。
話したいけど、英語ができないヤツと思われたくない。だから結局人と話さないでいる。そんな日々を送ってしまいました。
もちろん、楽しいこともありました。
ホストファミリーからどこかに旅行に連れて行ってもらったり、レストランでご馳走になったりすると、家族に写真を送ったりしてました。
母や祖母は、そんな写真を見て「楽しそうで安心した」と思っていたと思います。
しかし私には私の心配事が山ほどあり、毎朝緊張しながらスクールバスに乗り込んでいました。学校に着いても、終始ドキドキしていました。
そんな状況が何ヶ月経っても変わらなかった。そのことは、誰にも言えませんでした。
言えないというより、言いたくなかったんだと思います。弱さを見せたくありませんでした。
他の留学生はとっても充実してそうで、英語も上手くて、スポーツもできた。しかもみんな美人で、男女から人気者だった。
日本から留学した友達も、フェイスブックから伝わってくる情報は、「挑戦」と「充実」だった。
それに対して、自分が家族にお願いして、沢山のテストを受けて、やっと留学できたのに、自分は何もできていない。
もっと頑張らなきゃ、もっと英語話せるようにならなきゃ、もっと課題頑張らなきゃ、もっと、もっと、、、。
そんな風に、周りと比べては、必死に自分にプレッシャーを与えていました。
英語が上手くできない自分、聞き取れない自分、単語が分からない自分を情けない、恥ずかしいと思っていました。
結果、友達も少なく、もっと勉強しなかった自分や、英語を使わない国で育ったことを憎んでいました。
色んなことに気づき、クラブチームに入るまでは、とてもとても、辛く、長い時期でした。自分では、必死過ぎて、辛いことすら気づいていませんでしたが。
前置きが長くなりました。
今回は、
- 自分の英語が嫌い
- 友達ができない
- 人と話すのが怖い
- 辛くて帰りたい
- そもそも留学なんてしなきゃよかった
という人に向けて話していきます。
そして、私を反面教師として、みなさんが充実した留学生活を送れるように、アドバイスをしていこうと思います。
〜目次〜
- 留学生それぞれに悩みがある
- 留学を決意した自分を褒める
- 日本語訛りがダサいから話さないのは、1番ダサい
- 人のマネをしてもいいから、何か新しいことをする
- 友達は少なくていい
- まとめ:「辛い」と誰かに言う
あなただけじゃない。全ての留学生に悩みがある
私を1番苦しめたのが、「こんな思いをしているのは自分だけだ」と思い込んでしまったことです。
どんな環境で留学するかにもよりますが、私がアメリカの高校に留学した時、自分以外の人間はみんな幸せそうに見えたものです。
というのも、高校留学は田舎に飛ばされることがほとんどです。地域によっては「アジア人+英語は非母国語」というタイプの人間が自分一人ということもあるわけです。
まさしく私がそうでした。留学生は自分を含めて8人くらいいましたが、これが見事に白人美女で英語はネイティブ並みの子が揃いました。
私はもう怖気付いてしまい、なんとか話そうとしてもその積極性と英語力で相手のペースに取られる始末。終始、うんうんそうだねなんて相槌を打ってばかりでした。
すっごく落ち込みました。自分一人だけ、この世界に相応しくないような気分でした。みんなめちゃくちゃ足長いし、オッパイ大っきいし、イケメンからもすぐ話しかけられるし、、、!
いいなあと思っていました。悩みなんてないんだろうな。友達も多くて、可愛くて、頭も良くて、、、。
と、もちろん思ってましたよ。そのうちの数人と仲良くなるまでは。
留学開始後、5ヶ月は経ったある日、ひょんなことからオランダ人の超可愛い、とっても明るい女の子と仲良くなりました。
彼女がある日、私にふと言ったんです。
「たまに家に帰りたい、って思う。」
また、彼女とホストファミリーの関係が上手くいかず、私のホストファミリーが運転する車の中で泣き出したこともありました。
とても意外でした。毎日楽しそうに見えた彼女も、悩みを持っていて、辛い思いをしていることにびっくりしました。
また、彼女から聞いた話によると、その留学生美女集団は、実はお互いを嫌い合っていてケンカばかりだとか、ブラジルの超可愛い子はどうも好きな人からフラれたとか、、、彼女たちも表には出さないけど、色々あるということを知りました。
それからは安心することができ、「なんだ、自分だけじゃないのか」と思うことができました。
留学していると、周りの留学生や現地人がキラキラして見えることがあるかもしれません。そして自分の英語力や積極性のなさに、がっかりしたりします。
でも、人間誰でも、いつでも最高にハッピーで、完璧とはいきません。どんなに人気者で、容姿が良くて、頭がいいアスリートでも、悩みはあります。
まず今現在悩んでいて「自分はダメだ」などと思っている人は、「ダメなのは自分だけじゃない」ということに気づいて欲しいです。
留学を決意した自分を褒める
私は自分から留学したいと言い出して、家族に沢山のお金を払ってもらい、留学をしました。にも関わらず、「何で留学なんて決めてしまったんやろ、、」と思っていた時期がありました。
その時は、自分の全てが嫌でした。
授業中に発表できない、当てられても上手く答えられない、隣の席の子に話しかけたいけどできない、周りは30分で終わらせる課題を深夜2時までしている、ホストファミリーと何を話せばいいか分からず、車の中ではいつも寝たふり、、、。
挙げようと思えば、いくらでも挙げられます。それくらい自信がなく、自分のことを恥ずかしいと思っていました。
留学前の日本の生活では、英語が私の唯一の取り柄でした。周りのみんなが私の英語を褒めてくれて、「帰国子女なの?」と言われることまでありました。自信がありました。
だからこそ、アメリカで今までとは全く違う英語を聞き、理解できない自分がショックでした。「英語だけが出来ることだったのに、自分には何もなくなってしまった」。いつもそう思っていました。
そうやって「留学なんてするんじゃなかった」の手前まできてしまったんです。
今、その時から2年以上が経ちましたが、もしその頃の自分に会えたら、きっとこう言います。
「留学決めただけでも凄いやん」
個人的な考えですが、私は日本の学生にとって、高校留学という道を選ぶということはすごく大変なことだと思うのです。
なぜかというと、大学留学と違って、自分と同じように、必死こいて泣きながら課題したり、英語で悩んだりしている外国人が圧倒的に少ないからです。大都市の高校に行かない限り、周りは白人が多く、みんな同じような英語を話しているわけです。(地域によっても異なります)
しかもアメリカの高校は義務教育なので、中学の延長線上にあるようなもの。つまり小・中と同じ地域で勉強してきた仲間なので、グループは既に出来上がっている。私のように不器用な人は特に、「うわ、無理や」と思うかもしれません。
英語に自信がない、数少ないアジア人の1人、結果友達少ないという条件が揃いやすいので、そりゃ不安になります。周りに圧倒されます。自信なくすのも当たり前です。
なので、そんな環境に、16・17・18歳で飛び込んだ自分に、誇りを持ってください。そして、若くしてこんな目に合っていることをありがたく思ってください。ほとんどの日本人は、一生日本で暮らします。めっちゃ辛いかもしれないけど、この貴重な苦しい経験に感謝してください。
何よりも、あなたは勇気があって、かっこいいです。
日本語訛りがダサいから話さないのは、1番ダサい
少しキツイことを言いますが、自分の英語が訛っていて、恥ずかしいから話さない/モゴモゴ話すのは、1番恥ずかしくてダサいです。
自分の英語がペラペラには程遠いのは承知の上ですよ。日本人のアクセントがあってもそんなの仕方ない。1番かっこよくて留学に成功する人は、訛っていても堂々と話す人です。
私の友達の話をしましょう。彼女は英語がすっごく下手くそなのに、高校入学時から「絶対に留学するんだ。小学生の時からずっとしたかったんだ」と自信ありそうに話していました。
しかし、彼女の英語は英検3級にも満たなかったのです。正直、「そんな簡単に留学なんて、何考えてるんだろう」と私は思っていました。そもそも留学の審査すら通らないと思ってました。
でも、彼女はその持ち前の明るさと面白さで、留学会社の担当者から好かれ、費用のかかる私費留学にはなりましたが、私と同じ時期に留学に行きました。
彼女と留学中に何回か電話をしましたが、先生達に愛され、成績はなんとオールA。課題はないのでいつも現地の友達と遊び、とっても充実した生活を送っていました。「本当に楽しい!」といつも笑顔で話してくれました。
彼女の英語は、カタカナで話しているように聞こえるし、文法も勉強していないので単語で会話をするような感じでした。が、堂々とした態度、かついつも笑顔なので、沢山の人に好かれていたわけです。
それに対して私は、英語はしっかり勉強していたのにも関わらず、恥ずかしがって、自分を責めてばかりで、他人といつも比較していました。何よりも、英語ができないことがバレたくありませんでした。
もちろん彼女はザ・楽観的で、私は何事にも真剣になりすぎるタイプなので、無理もなかったかもしれませんが、「英語できんのは当たり前だろーがボケエエエ!もっと堂々と話せやアアア!」とその時の自分を殴りたくなります。
アクセントは、一生ついて回ります。発音を猛特訓しても、普通の日本の家庭で、大きくなるまで日本語を使って生活してきた人なら、完璧に英語母語話者みたいに話せるようになることは、ほぼないと思ってください。
「アクセントは勇気の証」という言葉を以前、留学生向けのフェイスブックページで見ました。アクセントがある=異国の地で頑張っている、という意味です。
自分の英語に満足することは難しいかもしれませんが、「自分はアメリカに留学をしているだけでも頑張っている」と思ってください。
そして日本から留学しにきた自分と、自分の頑張って話す英語を誇りに思えたら、きっと楽になります。
人のマネをしてもいいから、何か新しいことをする
英語や自分に対して自信がなく、友達が少ない、話して間違えるのが怖い。そんな状況に陥ると、自分の中に閉じこもりがちになります。
私も、「課題ちゃんとしなきゃ」「課題しないといけないから、友達と遊べないし」とかなんとか言い訳を作って、いつも家でパソコンとにらめっこしていました。
その時は課題が大変で、本当に沢山の時間をかけながら課題をしていたのも事実ですが、実際は友達ができなかっただけなんですよね。
結果的に友達と遊びに行くことも滅多になく、引きこもっていたといってもおかしくないかもしれません。
しかし、先にオランダ人のキュートな友達の話をしましたが、彼女と仲良くなって、彼女のマネから始めたら、私の留学生活は180度変わりました。
彼女が私のホストファミリーの家に遊びにきたりするようになった、11月頃のことでした。その頃は、冬季のクラブの募集があっていた時でしたが、私はスポーツタイプでもないし、とことんインキャだったので配られた募集チームのプリントもその辺に置いたままでした。
そんなある日、彼女が「スキークラブに入ろうと思ってる」と教えてくれました。彼女が私と仲良くなる前は「スポーツチームなんてありえない。みんなガチっぽいし、ついていけるわけない」と思っていましたが、彼女に聞くとスキーなんてしたことないというのです。
これなら、いける気がする、、、。
直感的に、クラブに入るべきだと思いました。彼女も初心者なら、心強いし、一緒にやって見よう。そう決めて、雪が溶け始める3月くらいまでのクラブ代を払いました。
結論から言うと、これが私の留学のターニングポイントになりました。
沢山の友達がいる人気者の彼女のマネをしたお陰で、
- イケメン(例外を含む笑)のアメリカンボーイ達と仲良くなる
- デートに行くようになる
- 2人からプロムに誘われる
- 彼氏が出来る
- 他に数人から告白される
という急ピッチでリアルに充実し始める事態になりました。これ全部、4ヶ月以内に起こりました。こんなのよくある話ですが、インキャからこうなったので、当時の私は常に頭の中がいっぱいでした。
男ばっかの生活をしていたわけではありません。(断じて!!)
スキーを通してちゃんとした男女の友達が出来るようになると、今まで失われていた自信がだんだんとついていきました。
それから女子ばっかりのダンスの授業なんかも取るようになり、どんどん友達が増えていくのを、日々感じていました。
そうやって私は自分を取り戻し、パワーアップしていったんだと思います。
でももちろん、全てが上手くいったわけではありませんでした。
彼女はスキーはしたことなかったけど、アイススケートはめっちゃ上手いらしく、初心者にしてはかなりちゃんと滑れていました。
私とは言うと、スケートも水泳も長距離走もダメで、謎に反復横跳びだけが得意なポンコツなので、転ぶ、止まれないのオンパレードでした。
脚はアザだらけになるし、時にはー24度の中で風を受け止めるので寒くて仕方なかった。
派手に転けたのは数え切れない程で、それから数年経つのに、彼女は未だに私のスキー黒歴史ジョークをかましてくる程です。
それ以外にも、モテモテの彼女は会う人全てを魅了してしまうので、私には目もくれない男子がメロメロになっているのを目の前で見て、落ち込んだりもしました。笑
(結構つらいんですよお。金髪美女には敵わんなあ)
とにかく、スキーを友達のマネでやってみただけでしたが、本当にそれからの生活は一変しました。
留学生活を変えるチャンスは実は沢山転がっていて、状況によって色んな選択が取れるかと思います。でも、友達のマネをすることは、比較的簡単なのではないかなあと思います。
なかなか何にも挑戦できずにいる人は、思い切って仲良くなった子のマネからしてみると、色んなことが起こり始めるかもしれません。
友達は少なくていい
私には長らく友達がいなかったと言ってきましたが、スキークラブの一件の後も、人気者になったということでは全くありませんでした。
では何がそんなに留学生活を変えたかというと、それは数人の親友と呼べる人達です。
スキークラブでは男の子達と出会い、デートに行ったりしましたが、そのことよりも、ダンスの授業で出会ったレイチェルとマッケンジー。コミックオタクのヴィンス、日本オタクのイーサン、またまた日本大好きなセス、人生を変えたオランダ人マリー、そして一緒にプロムに行った恋人のクリス、、、
今でも連絡を取っていて、この先もそうであろう大好きな人たちと出会えたことが、何よりも宝だと思っています。
色んな人と知り合ったし、私のフェイスブックの友達は、ミネソタの田舎の高校で出会った人がほとんどです。そのうちの多くは私のことなんてよく覚えていないでしょう。
でも、沢山の知り合いより、数人の親友を作ったことで、今でも頻繁に連絡を取ってくれる人たちがいます。
今だからそう思えるけれど、留学していた頃は、惨めな思いをしながらとにかく焦って友達を作ろうとしていました。周りの、沢山の人に囲まれている他の留学生を見ては、自分はダメだと心のどこかで思っていました。
もっと色んな人と話さなきゃ。もっとフェイスブックの友達増やさなきゃ。もっと遊びに行かなきゃ。
その時はとにかく必死でしたが、今考えるときつかったんだろうなあと思います。(他人事
今あなたが友達が少なくて悩んでいるなら、こう言いたいです。
沢山の人に好かれようとしなくていい。ありのままで楽しめる友達が何人かいればいい!
留学中は、頑張ってもなかなか心を開いてくれない隣の席の子はいるし、日本人であることをからかわれたりすることも、もしかしたらあるかもしれません。そういう人たちはほうっておいて、いちいちあなたの心を痛めなくていいんです。
下手な英語でも、ちゃんと聞いてくれる人。聞き取れなかったら何回でも言ってくれる人。いつも笑顔で話してくれる人。くだらない話で笑いあえる人。そういう優しくて楽しい人を大切にして、仲を深めるだけでも、あなたの留学は大成功だと言っていいのです。
まとめ:「辛い」って言っていい
留学は、ほとんどの場合、大金がかかるものだし、昔と比べたら親に言われるがままに行きたくもないのに、、ということも少ないと思います。つまりは自分で、自ら「留学したい」と言って、親にお金を払ってもらうわけですよね。
そこまでしていて、「きつい」だとか弱音を吐くのは申し訳ないと思う人もいるかもしれません。または、そんなことを言っている場合ではないと思って、必死に気持ちを殺しながら頑張ったり。
私がそうだったんです。そして、あんまり強がってばかりいて、毎日ストレスを感じていたことは、私の留学生としての生活の中での、最大のミステイクだったと思っています。
ホストファミリーも、カウンセラーの先生も、親も、祖母も、いつも気にかけてくれていました。でも私は、「大丈夫だよ」「どんどん楽になっていってるから」とばかり返していました。影では、自分の英語力を恨んで、もっと勉強しなかったことを悔やんで、日本で育ったことにまで怒っていることもありました。
確かに、17歳そこらで日本を飛び出して、アメリカで必死に自分を改善させようとしたり、自分自身のことを知ろうとしていた経験は、今でも私にとって意味のあることです。
辛い時期や悩んでいたがあったからこそ、今こうやってブログを書いているし、自分がどんな人間で、どんなことをして生きて行きたいのかということが分かるようになったのも、事実です。
でも、本当は誰かに話を聞いてもらいたかった。本当はきつくて、弱くて、英語が下手なので助けてくださいって言いたかったです。そんなこと言ったらもっと惨めになると思っていたんだと思います。
もし誰かと素直にちゃんと話せていたら、もっと早くから状況が好転していたんじゃないかな、と思いますね。
もしもあなたが海外にいて、私ほど状況がひどくないとしても笑、悩みがあればホストファミリーでも、学校の先生でも、誰かに話すことも考えてみてください。
誰も話せるような人がいない、話しずらい、という人は、この私に話してください!
どんな悩みでも聞いて、出来る限りのアドバイスをします。私のインスタLogin • InstagramまでDM、公にはなりますがここのコメント欄でも、いつでも気軽に話してみてくださいね。
留学生を全力で応援しています!