こんにちは、ココです。
「10キロくらいは普通かな」
この言葉は、私がお世話になった留学会社の担当者が「留学中に体重はどれくらい増えますか」という質問をされた際の答えでした。
1年で10キロも増えるのは普通のこと?
どうしたら太らずに楽しめる?
多くの人が気になる「留学太り」の実態と、取り入れやすい予防方法を紹介します。
私の場合:5キロ増
「留学太り・・・気を付けよう」と、留学前はぼんやりと思っていました。
しかし留学生活は色々と大変で、体重など気にしている余裕もあまりなく、慣れないことに順応しようと忙しい日々を送っていました。
その11か月の留学で直面したあらゆる要因により、結果的には5キロほど体重を増やして日本に帰ってきました。
そこまで大きい数字ではないと思いますが、当時の写真を見返すと、顔の輪郭が明らかに綺麗なまんま~るになっていっています。
9月の渡米直後の写真と見比べると、変化は一目瞭然。
私の記憶では、4月ごろには人生で初めてちゃんとした彼氏ができ、常にフワフワした気分で食事もろくに喉を通らない・・なんていう時期もあったはずなのですが・・・
4月から逆に丸みを増して行っているのが意味が分かりません。何で?
フォロワーさんの場合:88%が「留学中に太った」と回答
この記事を書くにあたって、留学経験者&留学中のインスタフォロワーさんにもご協力をいただきました。
「留学中に太りましたか?」という質問に対して、なんと88%の方が「YES」と回答しました。
フォロワーさんの場合:平均9.3キロ増
「留学中で何キロ体重が増えましたか?」というアンケートは、平均で9.3キロ増という結果に。
ちなみに最低は5キロ、最高は16キロと、個人差はかなり多いようです。
なぜ留学中に太るのか?
私を含め、多くの留学生が経験する体重の増加。
その原因とはなんでしょうか?「あるある」を紹介します。
①アメリカの食事の特徴:量が多い
特にアメリカなんかでは、お尻でも、車でも、家でも、とにかくビッグサイズ!が良しとされ、それはもちろん食事もしかり。
例えば日本のマクドナルドのLサイズは、アメリカで言うところのMサイズより、実は少し小さいというのは有名な話で、そもそもの「大きい」「多い」の基準が違うわけです。
Denny'sなどのファミレスでも、値段の割に提供される食事量が多くコスパはいいのですが、食べきろうとすると体重増加は免れません・・・。
②アメリカの食事の特徴:間食してしまう
人によっては、間食が原因で太ることもあります。
私の場合だと、ホストマザーの作る料理は野菜や魚が中心で、とってもヘルシーでしたが、毎回量が少なめでした。
そのため、夜になるとお腹が空いて仕方なく、よく間食をしていました。
冷蔵庫にある食べられそうなものを夜な夜な漁ったり、お菓子やインスタント麺をこっそり作ったりして、どんどん太っていきました。
③アメリカの食事の特徴:炭水化物のオンパレード
アメリカにいると、自然と炭水化物がメインの食事になりやすいということもあります。
日本の食文化では、米や麺などの炭水化物+お肉や野菜のおかずで食事が構成されており、バランスよい食事がしやすいですね。
それに対してアメリカでは、ピザ、パンケーキ、ハンバーガー、サンドイッチなどがメインディッシュで、そのトッピングに少量の野菜や果物が使用されるだけ。
週末家で過ごしていると、朝パンケーキ、昼ハンバーガー、夜ピザなんてこともあり、この生活を続けるとそりゃ太るな・・・と思ったことがあります。
④アメリカの食事の特徴:咀嚼回数が少ない
そのような炭水化物メインの食事では、咀嚼する回数が少なくなります。
よく咀嚼することで満腹中枢が刺激され、「これ以上食べ物は必要ないよ」と脳に教えてくれるのですが、ピザやバーガーはよく噛まなくても飲み込めてしまいます。
満足するのに時間がかかるため食事の量が増え、特にパン類は消化が早いので、食事をした直後は満腹でも少し経つと空腹を感じ間食する、ということにつながります。
⑤アメリカ生活の特徴:運動不足
日本では、自転車や徒歩で通学する学生が多く、意識せずとも自然に運動をしていますが、アメリカの通学といえばスクールバスです。
放課後に友達と遊ぶときも、大体彼らの車でカフェやご飯に行くという流れになるので、部活をしていない人の運動時間は、週に1、2回しかない体育の授業だけなんてことになりやすいです。
⑥留学生の特徴:ストレス発散のための食事
ただでさえ工夫せずにアメリカで過ごしていると太りやすいのに加えて、留学生が抱えがちな「ストレス」があるため、留学生は太りやすい傾向にあると思います。
留学が始まったばかりの頃は慣れないことだらけで、ストレスを感じる人が多いです。
全く違う国で、全く違う言語を話し、よく分からない先生の話を必死で聞き取り、課題をこなし、他人であるホストファミリーと暮らす・・・なんて、ストレスを全く感じない方が珍しいものです。
私の場合、留学中に自信を失い上手くいかないことばかりで、友達が少なく話し相手もあまりいなかったので、ストレスが溜まっていく一方でした。
私がたくさん間食していたのは食事量が足りなかっただけでなく、ストレスを発散する目的もあったと思います。
⑦留学生の特徴:寂しさを紛らわすための食事
友達が少ない・話相手がいない状況で、陥りやすいのが「ホームシック」。
私は、友達がようやくでき始めるまでの数か月間は特にホームシックがひどく、「ああ、日本に帰りたい、上手い食事が食べたい、ママのご飯が食べたい、おばあちゃんのご飯が食べたい・・・」と常に考えていました。
留学中は家族が2、3回ほど日本から荷物を送ってくれたのですが、毎回入っている私の好物のお菓子なんかは精神安定剤でした。
待ちに待った週末になると、朝方まで「ぼっちお菓子&インスタントラーメンパーティ」をすることも多く、食事で寂しさをしのいでいました・・・。
⑧留学生の特徴:環境により価値観が変わる
若い学生にとって、海外で生活するということは、今までの価値観をぐるりと変える経験になることもあります。
例えば、スタイルに自信がなかった人が、どんな体型でも気にしない現地人からインスピレーションを受け、「細くないといけない」などという固定観念から解放される、というようなケースはよく聞きます。
「ダイエットしなきゃ」「痩せなきゃ」「細いのが美」という価値観から、「自分らしくあろう」という考えを持つようになるのはとても素敵なことです。
ですが、日本に帰り家族に会うと「・・あんた誰?」と言われた、なんて話もあるあるです。
留学太りを予防する方法
あまりバランスのとれない食事、運動量の減少、留学生ならではのストレスを考慮すると、留学生が体重を増やして帰国するのは、ごく普通のことだと思います。
ただでさえ頑張らないといけないことが多いのに、ダイエットや体重のことを気にしていると、今度はメンタルがやられてしまうという問題も起きかねません。
なので、私は「あまり気にせず楽しく生活すること」を推したいのですが、なん十キロも太りたくない方は、以下の方法をオススメします。
- ジュースの代わりに水を飲む
- 部活に入る
- 無理して完食しない
- カフェテリアは利用しない
①ジュースの代わりに水を飲む
私がアメリカにいるときに気を付けているのが、コーラやジュースの代わりに水を飲むことです。
私の知る限り、レストランでも家でも学校でも、コーラなどのジュースを飲む人が多いです。
しかし例えばコカ・コーラ1缶には、各砂糖10個分の砂糖が入っており、簡単に大量のカロリーをとってしまいます。
私は学校に水筒を持参するなどして、家でも外でも水を飲むようにしていましたが、たまに家で暴飲暴食してもあまりニキビができず、お通じもよかったです。
好きなものを食べつつ、飲み物には気を付けるという方法はアリだと思います。
②部活に入る
体を動かす目的はもちろん、ストレスを発散する、友達を作るためにも部活に入ることをオススメします。
私は日本ではいつも帰宅部か文化部で、運動には自信がなかったので、大会や毎日の練習がなく、ゆるめの部活であった「スキークラブ」に所属しました。
スキークラブは冬季(3か月間)のみで、期間中も週1だけで運動量としては少なめでしたが、部活に入ったことでやっと遊びやお泊りまでする深い仲の友達ができるようになり、私の留学生活全体が大きく動き始めました。
もし入っていなかったら、冬になっても引き続き家に引きこもりがちになり、友達もいないまま募っていく寂しさ・ストレスで、もっともっと太っていたに違いありません。
③無理して完食しない
体を動かしていても、摂取量が多いままだと体重は増える一方です。
よくあるのが、ホストファミリーが用意する食事の量が多すぎるケースです。
あまり残さない方がマナーはいいですが、もし彼らの気に障らないようであれば、「食べきれなかった分、明日の弁当に入れてもいい?」などと確認し、無理に完食しないようにするといいと思います。
また、もともと小食で残しがちな方で、ホストからマナーが悪いと思われないかなどと不安な人は、ホストファミリーが決まった段階で「私は小食な方なので、アメリカ人が食べる量を食べられないかもしれません」などとメールしておくといいかもしれません。
また、外食の際もかなりの量が提供されますが、アメリカならどこに行ってもお持ち帰り用の容器が無料でもらえるので、その場で完食しなくてもOKです。
(容器は "Can I get a to-go box?" と言えばもらえます)
④カフェテリアは利用しない
私は留学中一度もカフェテリアのランチを食べず、自分で弁当を持って行っていました。
理由はダイエットのためではなく、ホストとのルールで「ランチは冷蔵庫のものを自由に持っていってOK。カフェテリアを使う場合、自分で払う」というものがあったから。
家にある野菜やフルーツでサラダと、ハムやチーズのサンドイッチを適当に5分くらいで作り、持って行っていました。
カフェテリアの食事を食べている友達のメニューを見ると、バーガーにマフィン、ゼリーとジュース・・なんていう高カロリーオンパレードでした。
たまには美味しそうだなあと思ってみていましたが、もしそのようなランチをしていたら、絶対に5キロ増では済まなかったと思います・・・!
まとめ:留学生は多少太って当たり前!大事なのはバランス
私個人的には、「留学太り」=「一生懸命現地で生活した証」でもあると思っています。
現地の生活に溶け込んだり、ストレスを抱えながらでも頑張ることは、誰にでもできることではないし、簡単なことではないからです。
肌荒れや便秘など、体が危険サインを出すほど不健康でなければ、多少体重が変化してもあまり気にせず、楽しく留学生活を送ってほしいと思います。
というのもね、日本に帰ってきて、以前の生活習慣に戻していけば、本当に自然に元通りになるんですよ。
前と同じようにママの作ったごはんを食べて、自転車でよっこらよっこら通学し、外食といえばうどんや寿司なんか食べて、お菓子も巨大マフィンではなくせんべいとか食べてれりゃ、な~んにも工夫しなくても痩せていきました。
ただ、甘いものばかり飲んだり食べていると疲れやすくなったり、やる気が出にくくなったりして、なんとなくダルい・落ち込むということもあります。
ちょっと食べすぎた次の日は野菜多めにし、水をたくさん飲んだりしたりして、バランスをとりながら楽しんでください~!
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