こんにちは、ココです。
留学には「留学したい!」という熱意も重要ですが、「選考テスト」に落ちてしまってはどうしようもないですよね・・・。
いくらやる気があっても、まずテストに受からないと話にならない!
私も初めて受けたテストは見事に落ちてしまい、諦めるか、受験を続けるかの境地に立たされました。
あの時もし諦めていたら・・・と考えると少しゾッとしますね。
運命を決める、留学生選考。
今回は留学経験者が、試験内容や受かるための方法を詳しく教えます。
留学試験の種類
留学のテストにはいくつか種類があり、留学する方法によって違います。
留学機関から留学する場合
AFS、EF、WYSなどの留学機関から留学する場合、以下のようなステップを通過する必要があります。
- 成績証明書・推薦書の提出
- 英語のテスト
- 面接
- 一般教養テスト
- 性格診断
(機関によって異なります。詳しくはそれぞれのホームページ等で調べてみてください)
①成績・推薦書の提出
中学校3年間の成績証明と、高校からの推薦書を提出を求められることがあります。
期日内に留学事務所に送る必要がありますが、作成には数日かかるため、数週間の余裕を持って中学・高校の先生にお願いしてください。
成績証明書などの他に、留学志望理由書なども提出することもあります。
②英語試験
エントリー後は、まず英語のテストがあります。
ほとんどの場合、ELTiS(エルティス)というテストで、高校留学を希望する学生の英語力を計るために作られたものです。
③面接
日本語と英語で面接があります。
面接官は1〜4人が目安です。
④一般教養試験
私の場合、英語テスト・面接を通過した人は東京での事前研修があり、その研修中に一般教養テストがありました。
⑤性格診断
一般教養テストの後に、性格を知るための診断テストがありました。
留学の合否に関係するものではなく、ホストファミリーとの相性などをチェックするためだと言われました。
高校の留学プログラムに参加する場合
学校が特別に作ったプログラムで留学できる高校もあります。
高校によりますが、
- 面接
- 成績
- 英語のテスト
の結果を基に合否が決められることが多いようです。
詳しいことは高校の先生に聞いてみてください。
試験内容
留学機関を通して留学する際に必要な
- 英語試験
- 日本語面接
- 英語面接
- 一般教養試験
の4つの内容について詳しく説明します。
①英語試験
ELTiSは数種類のテストがあり、それぞれ内容は少しずつ違いますが、主に英語と数学の問題で構成されています。
海外の授業についていけるのかをチェックするためのテストなので、日本の高校生にとってはかなりレベルの高い内容です。
「英語で」英語や数学の問題を解くわけなので、特に語彙力が必要です。
しかしこのテストは、教材がほぼ出回っていないので、事前に予習することが難しいのが悩むところです。
(教材を出している会社もあります。
少し高めですが、こちらからチェックできます)
では一体どうすればいいのか・・と頭を抱えたくなりますが、受かるためにできることはいくつかあります。
- 無料の練習問題を解く
- 何度もテストを受ける
- TOFELの問題を参考にする
無料の練習問題はこちらのELTiS公式サイトページから解くことができるので、とにもかくにも、まずはこれから見てみましょう。
メールアドレスを登録すると、問題を解くことができます。
あとは、留学会社によっては受かるまでテストを何度も受けさせてくれるところもあります。
出てくる問題を覚えて家で意味を調べたりして、合格を勝ち取った友達もいました。
また、TOFELの問題を参考にすることもできます。
TOFELは大学の留学生の英語力を図るために作られたテストなので、ELTiSとは趣旨が違いますが、数学などもカバーされているので少しは参考になるかもしれません。
TOFELの場合、参考書も様々な価格帯で書店で売られているので、手に入れやすいです。
そしてELTiSのリスニングセッションの音声はかなり早いので、日頃から本場の英語を聞く習慣があれば有利になると思います。
海外ニュースや、外国人YouTuber、洋ドラや洋画がおすすめです。
②日本語面接
大抵の場合、ELTiSの前後に面接が行われます。
日本語面接で絶対に聞かれるのが、
- 志望動機(なぜ留学したいのか)
- 目標(留学中に何を成し遂げたいか)
- 具体的な行動(目標を叶えるために何をするか)
という質問です。
答える時は、「なぜ、今の自分に留学が必要か」ということをしっかりアピールすることが大切です。
留学をしたい生徒は沢山いるので、「この子は行かせてあげたい」と思われることが大事だからです。
アピールするには、説得力のある動機が必要です。
単に「海外の文化が好きだから」「外国に行ってみたいから」という理由だと、「だったら海外旅行でもいいじゃないか」と思われてしまっても仕方ないです。
面接の鍵となる、説得力のある動機・目標・行動を詳しく解説していきたいと思います。
【動機例】
私が高校留学したいと思ったきっかけは、中学の時に行った英語研修です。
研修中は海外の生徒と関わる機会がありましたが、つたない英語でも外国人とコミュニケーションできることに感動し、将来は英語を使って働きたいと思うようになりました。
しかし、英語が上手く話せずもどかしい思いもしました。
もっと英語を話せるようになりたいと思い、留学を希望しました。
ポイントは、
- 「中学での英語研修」というきっかけ
- 「感動」「もどかしさ」という出来事に対する感情
- 「英語を使う仕事がしたい」という将来性
です。
出来事から、何を感じたか。そしてどうなりたいと思ったから留学を選んだのか。
そこを明確にすると、グッと説得力が増します。
英語研修なんて行っていないという人も多いと思いますが、きっかけは人それぞれなので、心配しなくて大丈夫です。
海外旅行中での出来事、テレビで観たこと、近所で会った外国人とのやりとり・・・小さな出来事でも何でもいいので、自分が留学したい!と強く思ったきっかけを、具体的に伝えることが大切です。
【目標例】
留学を通して、英語を話しながらも自分の意思を明確に伝える力をつけたいです。
将来は国際組織で働きたいと考えていますが、職場では色んな人種の人とコミュニケーションを取っていく必要があります。
日本ではそのような環境はあまりないので、留学中に色んな人と会話し、英語で話すことに自信をつけたいです。
これは私が実際に面接で言ったことです。
このように夢をベースにした目標が1番考えやすいです。
「こういう夢があるから、こういうスキルが必要なので、留学中にこういうことをして、こうなりたい」が言えたら、ちゃんと考えて留学を選んだんだなと思ってもらえると思います。
答えに適さないのは、
- 理由がない「英語が上手くなりたい」
- ただ単に「海外に行きたい」
- とにかく「日本から出たい」
などという回答です。
別に留学しなくても英語の勉強はできるし、海外にも行けるからです。
とあるきっかけで、アメリカの高校に憧れるようになり、英語の勉強をし始めた。
そして英語の勉強をするうちに、夢を持つようになり、夢に近づくために留学がしたいと思った。
夢のために留学中は、こんなことを頑張る。
面接官はそのようなストーリーを聞きたいのです。
明確な夢がまだ見つからないという人は、これを機に夢を作ってしまうのもいいと思います。
私は、夢が定まらないけど留学は絶対にしたかったので、面接のために夢を作りました(国際機関で働きたいとは前から思っていたけど、学力的に無理なので諦めていた)。
嘘は言うべきではありませんが、本気で留学したいならそういうのもアリだと思います。
【行動例】
目標を叶えるために、人と話す機会を沢山作りたいです。
学校ではディベートの授業を出来るだけ取ったり、友達を沢山作ることで、会話量を増やしていきたいです。
また、ボランティア活動やクラブ活動、留学生との活動などにも積極的に参加し、新しい出会いも常に作っていきたいです。
目標のあとによく聞かれるのが、「その目標を叶えるために、どのような行動をしますか?」という質問です。
一見答えに詰まってしまいそうな質問ですが、難しく考えないで大丈夫です。
私の場合「色んな人と英語で話す」ことが目標なので、どんな方法で、いかに英語を話していくかを答えにすればいいわけです。
その他の質問
動機・目標・行動の他の質問でよくあるのが、
- 中学・高校で力を入れたこと
- 将来の夢
- 夢のきっかけ
- 趣味・特技
などです。
このような質問は、あなたがいかに優等生かをみるためというよりも、学生らしくハキハキ答えることができるかをみるために聞かれます。
笑顔・口をしっかり開ける・ちょうどいいスピードを心がけて、リラックスしてくださいね。
仮に緊張してしまい、噛んだり言うことをド忘れてしまっても心配しないでください。
このようなことをしなければ大幅に減点されることは無いと思います。
以上に加え、「仮定の質問」をすることも多々あります。
「こういう時、あなたはどうしますか?」という質問です。
例えば、こんな感じ。
友達が沢山欲しいと話していたけど、どうやって友達を作る?もしなかなか仲良くしてくれる人がいなかったら、どうする?
これは私が実際に聞かれたことです。
このように、あなたが話したことを基に仮定の質問を聞かれることがあります。
私は、「クラスメイトに授業のことを聞いたりしてきっかけを作ります。日本のお菓子をあげてみたり、毎日根気強くおはようなどと話しかけます」と答えた気がします。
他には、
- 「もしホストファミリーのご飯が口に合わなかったら、どうする?」
- 「もし授業についていけない時はどうする?」
- 「話が通じなかったり、聞き取れない時はどうする?」
といった質問が聞かれやすいです。
どんな質問でも、面接官が何を見ているかというと「上手くいかない時も、何かを試そうという姿勢があるか」ということです。
答えに正解はありません。
あなたがすべきだと思うことを伝えてください。
「諦めます」「どうすればいいか分かりません」という回答をしなければ大失敗をすることはないです。
③英語面接
日本語面接のあとは英語面接です。
私の場合、外国人ではなく、日本語面接された方がそのまま英語に切り替えて面接をしました。
英語面接では、以下のようなことを質問されることが多いです。
自己紹介では、名前や高校名、出身地に加え、趣味などを1分ほどでまとめておくといいと思います。
志望動機や将来の夢は、日本語面接で聞かれても繰り返し英語で質問されることがあります。
その場合、内容を変える必要はありません。
同じ内容を英語にすればいいので、訳を考えておきましょう。
地元については、有名な食べ物の紹介、観光地などを手短に説明すればいいです。
英語面接では、完璧な文法や発音は求められていません。
留学前の日本の高校生で、逆に完璧にできる子はなかなかいませんからね。
英語である程度のコミュニケーションを取れるかをみるための面接なので、肩の力を抜いて、自分のベストを出してください。
④一般教養試験
ELTiSと面接の結果を基に、晴れて合格が決まると、留学の準備が始まります。
準備手順についてはこちらの記事にまとめています。
cokogogo.hatenablog.com
一般教養試験は、私の場合、東京での事前研修中に行われました。
その時点では既に留学が決定し、費用も支払い済みだったので、試験の得点が悪くても留学取り消しになることはありませんでした。
だから私は何の勉強もせずに、適当に受け、もちろん結果はボロボロでした(笑)。
だから私からアドバイスすることは何もない・・・すまん。
留学会社によっては、一般教養の結果も合否に関わることがあるかもしれません。試験概要をご自身で確認してくださいね。
まとめ:試験のポイント
最後にポイントをまとめておきます。
- 無料のウェブテストを受ける
- 何度もテストを受ける
- TOFELの問題を参考にする
- 語彙力・リスニング力に重点を
- 説得力のある動機・目標・行動を考える
- 笑顔を心がける
- 口をしっかり開けて、ハキハキ話す
- 早口にならないように、リラックス
- 挑戦する姿勢を見せる
- 完璧に言わなくても大丈夫
- 明るく話す
- 肩の力を抜く
- 英語で言いたいことを言えるように、準備はしっかりと
留学したい気持ちはあるのに、テストや面接で落ちてしまうのはもったいないです!
しっかり取り組んで対策すれば、必ず留学できます。
決して賢い方ではなく、どちらかというとバカなのに留学できた私なので、あなたもきっとできるはずです。
留学したいという気持ちを糧に、勉強や面接準備を頑張ってくださいね!
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