留学生にありがちなのが、留学生で固まる。
アメリカでも見てきたし、日本の大学でも留学生は留学生同士でずっと一緒にいる所を見ます。
でも私はいつも思うんです。ぁあ、時間がもったいなぁ。お金がもったいないなぁ。現地の人ともっと関わればいいのに。
留学生との出会いも素晴らしいものだけど、有意義な留学生活を送りたいのであれば、気をつけるべきことが少しあります。
ということで今回は、留学生と関わる時のアドバイスをしていきます。
〜目次〜
- ココの体験談
- 無理に仲良くしなくていい
- 仲良くなってもずっと一緒に行動しない
- 避ける必要はない
- まとめ:出来るだけ現地の子達と過ごす
ココも最初はアジア人と居た
私が留学生に気をつけてほしいと思うのも、自分自身の経験からです。
↓のブログでも話しましたが、私も最初はタイ人の女の子と一緒にいることが多かったんです。
cokogogo.hatenablog.com
私がいた高校のあった地域は、人口の90%以上は白人を占めていて、アジア人は少しばかり目立っていました。
だからこそ怖気付いてしまったし、不安だった。英語が上手くできないのが私とタイ人だけだったから、一緒にいると安心しました。
だから、群れる留学生の気持ちも痛いほどわかります。
でもその不安と向き合って、自分自身と向き合ってからココの中で色んなことが変わったんですよね。
アジア人と離れることで友達が増えた。友達が増えたから自信を持てた。自信があれば積極的になれる。積極性は経験を生む。そして留学は経験が命なんです。
今ではそのことがよく分かってるので、留学生する学生さん達にアドバイスをしたいと思うんです。
アドバイス①:無理に留学生と仲良くしなくていい
うちの高校にはヨーロッパからの留学生が7人いたんですけど(みんな女子)、みんな結構群れてたんです。
「私も留学生だし、ヨーロッパの子達と仲良くならなきや」と思って、昼ごはんとかを一緒に食べたりしてたんですけど、ある日あることに気づいたんです。
うち、馬鹿にされてるわ。
その頃はまだ自分の英語力に対する劣等感があり、あまり積極的に慣れなかった頃でした。
いつも通り話の聞き役に回って、もくもくと昼ごはんを食べてたら、変な目で見られてることに気づきました。
「彼女、いっつもニコニコしてばっかり」
「見て見て、ほら」
そんな言葉が聞こえてきました。
今まで仲良くなろうとして一緒にいたのに、相手を完全に間違えたと思い、頭を鈍器で殴られたような気分になりました。
私は黙って席を立ち、少し遠くにいた、アメリカ人の友達グループの座ってる席に逃げるように向かったんですね。
そう。
周りの留学生が群れてるからって、自分も中に入ろうとしなくていいんです。
仲間外れにされてると思って、不安になる必要はない。
むしろ、群れることはダサいってくらいの心持ちでいた方がいいです。
少なくとも私はその日を境に、
アイツらより多くのアメリカ人と友達になってやる。
アジア人でも出来るってとこを見せてやる。
と決めました。
今から振り返って見ても、彼らより多くの人たちと繋がりを作ることが出来たと確信してます。
アドバイス①:仲良くなっても、べったりしない
そのビ◯チ留学生達とは、その日からは終始フェイクスマイルな関係を続けていったわけですが、彼女達を見ていて思っていたことがあります。
それは、どこに行くにも、いつも一緒に居る、ということ。いっつも一緒。ランチも一緒。授業も一緒。プロムも一緒。
本人達がそれでいいならいいし、何も文句を言うつもりもありません。
でも、固まって人の悪口を言うような子達だったし、(私以外にも他の人の悪口も言ってた)そんなに固まらなくていいじゃないかと思ってましたね。
私も、タイ人の子が帰国してからはオランダ人とドイツ人の女の子達と仲良くなって、お泊りをしたり、旅行に行ったりしました。
でも基本的にはお互い、アメリカ人の友達と遊んでいました。みんなで遊ぶときもアメリカ人を混ぜたり。
お互いに文化を教えあったり、留学生だからこそできる話(故郷を恋しがる気持ちとか)をしながら仲を深めつつ、べったりしすぎない距離を取ってたんです。
そんな距離感を大切にし、アメリカ人との交流をメインすることが、上手く留学生と関わることが大切だと思います。
アドバイス③:留学生を避ける必要はない
ここまではつまりは「相手を選べ」ということを言ってきたわけで「留学生と仲良くするな」と言いたいわけではありません。
むしろ、目的意識がある賢い留学生とは仲良くした方がいい!
というのも、私がオランダ人、ドイツ人と良い関係が築けたのも、それぞれに「アメリカの高校生活を楽しみたい」という目標があったからだと思うからです。
それぞれアメリカ人の親友がいたし、いつも一緒に居ようとはしなかった。
だから留学生と仲良くするにも、ちゃんと目的意識があって、優しくて賢い子達と仲良くするべきですね。
あと、留学生との縁って、留学生活の中でも結構重要度が高いと思うんです。
例えば私の場合、ジブリ映画が浸透しているヨーロッパからの留学生(北欧やフランスからの子達でした)と、英語でジブリを見たときはすごく盛り上がったり。帰国後もクリスマスや誕生日プレゼントを贈りあったり。今年の冬はオランダに行って、仲良くなった彼女の家でクリスマス・年末年始を過ごす予定だったり。大学生の間にヨーロッパを一周するつもりで、その時は仲良くなった子達の家に泊まっていいと承諾済みだったり。
(6人くらいにOK貰いました!こりゃホテル代が浮くぞ)
そういう風に、これから何年も何十年も関わっていく仲を、海外の子達と築けたことは自分にとって宝だと思ってます。
まとめ:つまりは、なるべくアメリカ人と時間を過ごす
留学生と程よく、気持ちよく関わっていくことはとっても大切ですが、忘れてはいけないのが「アメリカに留学しに来ている」こと。
どんな目標があるにしても、国際交流がしたくて留学するにしても、アメリカ留学を自ら選び、アメリカに足を踏み入れた以上は、アメリカの文化を学ぶことが大切ではないでしょうか。
映画やテレビでアメリカを見ているのではなく、あなた自身がアメリカにいるんですよ。
留学生同士だと、お互い英語が母国語ではない分、話しやすいし、悩みなども打ち明けやすいのは確かです。
でも、ぬるま湯に浸かってばっかりで、本当に充実した留学生活を送ることができるでしょうか?
アメリカ社会に身を投げて、とことんアメリカと向き合えば、見えてくることが沢山あるんです。
そうやって comfort zone(心地のいい場所・安全地帯)から離れようとするあなたの強さが、留学をより良く、より意味のあるものにするはずです。