こんにちは、ココです。
留学経験者といえば、
- 何事にも自信たっぷり
- やたら英語話す
- しかも発音をネイティブに寄せている
など、周囲からの好き嫌いが分かれるタイプの人間になることが多々指摘されますよね。周囲の人からは「ウザい」という意見が多い一方、「キャラが濃くて好き」なんていう人もいます。
もともと積極的だった人が、留学を通してもっとパワーアップしたパターン、もともとは静かだった人が自信満々になって帰ってきたパターンなど色々ありますが、人を変えてしまうくらい、留学にはパワーがあると思うんです。
小さなことから、人生を変えた大きな変化なんかもありますが、
今回は、私が留学後に感じた、自分の中での変化について話します。
変化① おしっこの音が気にならなくなった
しょっぱなからそんなしょうもない変化かーい!と気が抜けましたか? でもなんでかな、これが一番最初に思い浮かびました。
というのも、アメリカのトイレには「音姫(女子トイレについているおしっこ音を消すサウンド効果装置)」なんてものないんです。というかアレがあるのは日本だけです。たぶん。
ともかく、音姫とともに育ってきた日本女子である私にとって、留学当初はすこーし恥ずかしい気持ちがしてたんです。しかもアメリカの高校の女子トイレとかって、ショッピングモールのトイレ並みにデカいんですが、人があまりいない時は自分の放尿音(汚くてすみません)が室内に響き渡るんですよ。最初は抵抗感がありましたね。
でも、それも時間の経過と共に慣れました。気がつくと何も考えずにシャーっとしていました。笑
それがアメリカだからか、それとも何の関係もないのかは分かりませんが、アメリカの女子トイレの中ではオナラもよく聞こえました。すかしっぺなことがほとんどですが、それも音姫がない環境だからこそ聞こえてきたものだったのかもしれません。もう何いってるかわかんなくなってきた。
そんなこんなで日本に戻ってきてから、トイレでまず思ったのが、「音姫うるせえ!」でした。
アレ、かなりの音量を出すんですよ。特に電池交換されたばっかりだと本当轟音です。センサーが付いているものも多く、急に鳴り出すとびっくりします。
おしっこ音に対する耐性が鍛えられたので、音姫はうるさい以外のなんでもない。そんな私はいつもノー音姫で放尿するのです。留学経験でつちかった能力の1つですね。はい。
変化② ノーメイクが平気になった
(決して女子を捨てようの回ではありませんよ!!)
何でアメリカでノーメイク?アメリカの女性って派手な化粧してるイメージがあるけど?と思った方がいるかもしれません。
実はアメリカにはノーメイクの女の子も多い。(少なくとも私の高校はそうだった)
割合で示してみると、
- フルメイク 20%(顔全体にムラなくメイク)
- 部分メイク 50%(例:マスカラとリップだけ)
- ノーメイク 30%(スッピン)
という感じです。ほとんどの子が部分メイクで、ビシッとメイクしてくる子は派手な子が多かったです。
一方で私は、中学校上がる前くらいからメイクをしていたような子どもだったので、スッピンで外に出ることに大がつくほどの抵抗がありました。もちろん日本の学校ではメイクは禁止だったので、かなり苦痛でありました。だからこそアメリカの高校が始まって、メイクをして学校に行けることが嬉しくて仕方なかったんですよ。
しかしそれもつかの間のひと時。しばらくすると、メイクがめんどくさい以外の何者でもなくなりました。次第にメイクに凝ることもなくなり、毎朝マスカラ、アイライナー、リップだけで適当に済まし、学校に行くようになりましたね。あんなにメイクが嬉しかったのに、毎日毎日するようになるとこんなにも情熱が失われるとは、我ながらびっくりです。
めんどくさい以外にも、メイクをあまりしなくなった理由があります。私が思うに、自分を自分のままに受け入れられるようになったということです。
留学を通して、色んな人に出会いましたが、アメリカ人は堂々としていて、人の目を気にしないことが多かった。太っていてもお腹見せファッションでクロップドTを着こなす女の子。ある日はメイクでしっかりきめてくるけど、ある日は全くのスッピンで学校に来る友達。
日本では「着痩せ」が流行っていたり、ノーメイクをマスクで隠す文化があったりするので、私にとっては常識外な光景をアメリカで沢山見ました。それと同時に、「人にどう見られようと関係ない」「自分は自分」「好きなことしよう」という気持ちを私も持てるようになったんです。
そして自分のことをブスと思わなくなったし、ずーっとコンプレックだった低身長と貧乳も気にならなくなりました。(アメリカで爆乳を見てヘコみすぎた反動かな?😊)そうして自然にメイクに対する意識も薄くなっていたんだっと思います。
だから今では、時間がないときは完全なるスッピンで外出するし、基本的にノーメイクです。メイクする時も簡単すぎてこないだは「あんたの化粧5分で終わりそう」と言われました。正確には2分。
最後にメイクをしなくなって良かったこと3つ挙げておきます。
- 朝の時間が増えた
- 肌荒れが皆無
- たまにすると可愛いとベタ褒めされる
です。
変化③ 水をめちゃくちゃ飲むようになった
これは日々感じています。本当に水を飲む量が増えました!
説明しよう!他の学校でもそうかもしれませんが、ココの中学・高校では、授業中の飲食は全面禁止だった!授業中ではなくても、お菓子を持ってくるのすらダメだったんです。留学前はそんなに気にすることもなかったけど、留学が始まり、ウォーターボトルとお菓子両手に授業を受けるスタイルが本当に天国みたいで。机の上に水筒を出せる、しかもいつでも好きな時に飲める!当たり前のことのはずなのに、今までそれを制限されていたことに対して怒りさえ覚えました。
それからというもの、ヤケになって水をガブガブ飲むようになりました。すぐ近くのスーパーに買い物行くだけでもでっかいマイボトルを持って行くほど飲んでました。学校のウォーターサーバーで水をフルで注ぎ足すのも当たり前。もはや水が手元に無いと、命の危機すら感じます。
とても体にいい水飲み習慣ですが、きつかったのは帰国後。日本の高校に帰ってきた時です。日本では留学前と変わりなく、「授業中の飲食は禁止」という何かしらの人権に反するレベルのむごいルールがあるのです。そのルールに反した者は「怒号を受ける」というペナルティーがあるのですが、そんなのへっちゃらです。私は迷いなく、怒られないことよりも水を飲むことを選びました。
今は大学生になり、水だろうがジュースだろうが、何でも飲むことが許されていますが、私だけいつも、小学生が体育会に持ってくるようなかなりデカい水筒を持ち運んでいます。女子力のかけらもないですね。
バイト中も、よく裏に行っては水を飲んでいます。怒られたことこそないですが、「コイツどんだけ飲むんや」と思われている可能性は大。
変化④ コミュ力がアップした
もともと人が好きで、色んな人と話すタイプでしたが、留学中に質問力や即答力を鍛えられたおかげか、コミュニケーションを取るのがもっと上手くなりました。
アメリカでは、自己主張しないと存在を忘れられるし、自己がないと思われます。また、質問をしないと分からなくても誰も助けてくれません。日本みたいに「いつも気にかけて」「察して」行動してくれるなんてこと、アメリカではありません。
私といえばいつも知ったかぶりをしてヘラヘラしていましたから、留学中はかなりきつい思いをしました。こちらから話しかけないと誰も話しかけてこないし、うやむやのまま授業が終わるとどんどんついていけなくなります。だからとにかく「質問する」ことが大切だったんです。
「ここに書いてある指示なんだけどよくわからないから、教えてくれる?」「この章の内容がよくわからないんですけど説明してもらえますか?」など絶対聞くべきことを、とにかく恥ずかしさや怖さを押し殺して聞くようにしました。そんなこと出来て当たり前ですが、当時の私にとっては勇気がいることでした。
そうやって質問する回数を重ねて、いい質問を沢山して会話を続けさせることも少しずつ学びました。逆に質問されて、テンポよく返事を返す技も身につけました。
質問力や即答力の他にも、社交性ももっとついたかと思います。とにかく色んな人に話しかけるようにしたんです。だってそうしないと友達を作ることは無理でしたから。アメリカ社会は日本人の「受け身」な態度でいるとかなりシビアです。
日本に帰ってからも、誰にでも話せる度胸がついたなーとしみじみ感じています。
変化⑤ 色んな夢を持つようになった
留学を通して、「自分がしたいことは何でも実現できるんだ」ということを身をもって知りました。
高校留学という、16歳が選ぶには大きな勇気が要る選択をし、留学中にはつらい思いを沢山しました。でもそれを乗り越えたから得られたものが多くあったし、留学が終わる頃には「よくやった」と思えました。「自分は、目標を達成できる人間だ」という自信にもつながった。同時に、自分ならもっと色んなことが出来んじゃないのと思うようになりました。
帰国してから2年ほどが経ちましたが、本当に色んなことに挑戦しました。遠距離恋愛、英語のアシスタントティーチャー、塾講師、ブログ、海外1人旅、大学の奨学生になる、日本に来る留学生との交流など、大変なことや、ずっとしたかったことが出来るようになりました。
また、経営や起業に興味を持つようになり、「自分の店を開きたい」「自分の好きなことを自分のペースでして、それで食べていきたい」というような大きい夢も持つようになりました。
今の夢はこんな感じです。
- 色々なボランティアをすること
- 世界中を旅すること
- ワーホリすること
- 日本とアメリカで社会人経験を得ること
- 自分でビジネスを立ち上げること
- 本を書くこと
ここでは具体的なことは言いませんが、簡単に出来そうなことから、難しそうなことまで、色々やってみたいと思っていることがあります。そして、自分なら絶対に達成すると分かっています。
小さい時は、「習い事とかめんどくさい」「ずっとゲームしてたい」というどうしようもない子どもで、留学前は、ぼんやりと「英語話したい」「海外行きたい」と思っているだけだったけど、今では常に目標を持つようになり、やりたいことが少しずつ分かるようになってきました。
そしてバイトでも旅行でも「やりたい!」と思ったことはすぐに挑戦するようになったし、逆に「これは自分がしたいことじゃないな」と感じたらすぐに生活に変化を持たせるようになりました。
それも、留学経験を通して身につけた行動力と自信によって変わったことだと思います。
まとめ:努力次第で、留学は人を変える
私が留学を通して変わったと思うことを、以下の5つの面で話しました。
- おっしこの音が気にならなくなった(くだらない)
- 自分の容姿を受け入れられるようになった
- 水を沢山飲むようになった(どうでもいい)
- コミュニケーション力がアップした
- 色んな夢を持つようになった
しょうもない変化もあるけど、「あ、これ留学前と違うな」と2年経った今でも時たま思うことがあって、変化を発見した時はなんだか嬉しくて、にやりとしてしまいます。(変人)
留学当時は、毎日自分の情けなさに傷ついて、自信を失ったりしました。自分がダメダメに思えて、悲しくて泣くことも沢山ありました。それくらい、私はとっても不完全で不安定な17歳でした。
その時は「自分は全然頑張れてない」「もっと頑張らなきゃ」と思っていましたが、きっとすごく頑張っていたのだと思います。そして、その頃の失敗と努力が今の、ちょっとたくましくなった自分を作っていると思う。
これから留学に行く人や、留学を考えている人を心から応援していますが、私から一言言いたいのが、「努力しようという気持ちがあなたの人生を良くする」ということです。だからきつくても頑張ってください。きっと将来に、「あん時の自分、よくやったな」と思えると思います。
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