こんにちは、ココです。
アメリカ留学中、日本で生まれ育った私の価値観は、常にぶち壊されていました。
時には怖い思いをしたり、アメリカ人に呆れたり、色んな出来事がありましたが、いつも大なり小なりの衝撃を受けていたと思います。
今回は、アメリカ留学中・滞在中でのびっくりした出来事を紹介します。
*これから書くことは、アメリカ人全員を一括りにして言っているのではなく、アメリカ留学中・旅行中に目撃したごく一部の人たちと関わって、私的に感じたことです。
〜目次〜
- いただきます/ごちそうさまを言わない?
- シャワーを毎日浴びない人
- 意外と靴を脱ぐ
- 多くのスマホ依存の子供たち
- 猟銃が壁に飾られている家
- 彼氏が突然銃の用意を始めた
①食事の挨拶は、、、?
日本では小さい頃から当たり前のように言ってきた「いただきます」「ごちそうさまでした」。
海外でも、同じような意味の言葉がある国もあり、キリスト教だと食事の前後にお祈りをしますね。
キリスト教徒ではない人は、英語だとどういうのか、、、というと、実は日本語のように決まった言葉はないのです。人によって違います。
留学中初めての食事は、ホストファミリー宅でのピザとサラダでした。初日から「おおアメリカン」とテンションが上がったのですが、お皿を出されて、少し考え込んでしまいました。
私のホストファミリーはキリスト教徒だけど、日曜日のミサに行ったりはせず、信仰深い家庭ではありませんでした。お祈りもしないみたいです。
では、食べる前に何て言えばいいのか、、、?
「ねえ、食事の挨拶的なのってどう言えばいい?」戸惑った私はマムに聞いてみました。
「え?うちじゃ何も言わないよ。席についたら食べ始めていいよ」マジか。そんな緩くていいの??
「ごちそうさまでした」も同じで、特に決まった言葉がないため、何も言わずに食べ始め、何も言わずに食べ終わる人もいました。
自分の家ではみんなで手を合わせて、一緒に「いただきまーす!」「ごちそうさまでしたー!」と言っていたし、それが私にとっての常識だったので、何も言わずに食べることには違和感を覚えました。
でも、もちろんみんながみんな何も言わないわけではありません。むしろほとんどの人は何かしら言います。
私の経験だと、食べ始めに何かいう人はあまりいませんが、「いただきます」に近いニュアンスだと、"Let's eat"(食べようか)"It looks delicious/yummy/good"(おいしそう!)がよく使われます。
私のように何も言わずに食べるのはちょっと、、という人はそのように言えば不自然になりません。
「ごちそうさま」にあたる英語フレーズは料理をした人に対して言う "Thank you for the food" が一番近いと思います。私のアメリカ人の彼の家ではみんな、"Thank you for the food, mom" と言って席を立ちます。
ホストファミリーの家でも、ダディはマムと私が作った料理を食べた後に "It was delicious, thank you" と言ってからお皿を下げていました。
ご飯に感謝するというより、作ってくれた人に対してありがとうを言ったり、ご飯の味を褒めたりすることはよくあるようでした。
そのように、アメリカでの食事の挨拶は人によって違い、日本のように決まりのフレーズはない。
そのことに軽く衝撃を受けたことを覚えています。
②シャワーを毎日浴びない人
シャワー派、お風呂派、朝シャン派、一日に数回入る派、、、など色んな人がいますが、私の主観では、ほとんどの日本人は毎日シャワーなりお風呂なりで綺麗にすると思っています。(少なくとも学校や仕事があった日は必ず入るものだと思っている)
しかし、毎日入らない人にアメリカ滞在中にお目にかかりました。5人くらいでしょうか。
全員には詳しく聞かなかったけど、「髪なんて毎日洗うもんじゃない」「シャンプーはあまりしない方が髪が綺麗になる」「今の時期汗かかないからそんなに汚くない」という話でした。
まあ、シャワーの仕方も体質も人それぞれだし、他人がいちいちつっこむことじゃない。
だからどうでもいいんですが、アメリカ人の恋人が日本に遊びに来ている時に、彼がシャワーを浴びたがらないのには困りました。
まさか私が、子どもに言うように「早くシャワーに行きなさい!」なんて彼氏に言う日が来るなんて思いもしておらず、ショックを受けました。笑
しかもその時はムシムシの8月で、日本の8月ほど身なりを綺麗にするべき時期はないじゃない?それなのに彼は「今日何もしとらんやん」「汗かいてないやろ」「俺綺麗やん」と反発。その時は付き合いたてで強くは言えず、結局シャワーを浴びないままベッドに入ってしまいました。ドン引き
でも去年の夏にまた彼が来た時は、こっちにも度胸がついてきたので、「今日はシャワー浴びんでもℹ︎、、、と言う彼を遮り、意地になってでも毎日シャワーに連れて行きました。大変やったホント、、、、。
彼がただ単に価値観が違い過ぎるだけかもしれないけど、確かに海外には「毎日のシャンプーは髪を痛める」という考え方をしている人は多い気がします。
確かに洗いすぎても悪いし、日本の湿気が凄すぎるだけかもしれないし、他人の考えを否定するつもりもない。
でも彼氏が汗臭くて、頭からヒトの匂いがプンプンしてきたら、耐えられません。衝撃。
③意外と靴を脱ぐ
私は思っていました。信じていました。
アメリカでは、家でも靴を履く。
小さい頃からその固定観念はあった気がします。確かおじいちゃんが言ってた。映画やドラマでも観た。ブーツのままベッドに寝転ぶんでしょう。ヒールのままお母さんがリビングまで入ってくるんでしょう。
だからアメリカ留学に行く時も、何の疑いもなく、「家でも靴を履く家でも靴を履く、、、」と思っていたわけです。
そしてホストファミリーの家に初めて来た時、当たり前のように靴のままズカズカと進入して行きました。これだけには自信があった。
すると背後からマムの声が。
ココ、靴はそこに脱いでていいよ。
、、、は?そこ?そこって、、、玄関のすぐ側やんか!!!
靴って、、、、どこまでも履いて行くものやないん?しかもマムは綺麗に脱いだ靴を並べてるやん、、、。律儀、、、!
こうして出鼻をくじいた私でしたが、見事にそれからもずっとくじいてばかりで、見事にインキャへと転落していきました。詳しくはインスタのインキャシリーズを見てね。
そうなんです。アメリカ人は意外と靴を脱ぎます。思った以上に脱ぎます。
日本の玄関みたいに靴を脱ぐスペースはないし、明確な靴と靴下の「境界線」がないのは確か。マムもスーパーからの買い出し後、靴のままキッチンまで入ってきて、荷物を車から取り込んでから玄関で脱いでいたりしたし、ダディも仕事帰りに、革靴のままリビングを横切ったりしてたから、まあまあ履いたままなことも多かった。
でもまさか初日に、アメリカ人から「靴脱いで!」と言われるとは、、衝撃だったなあ〜。遠い目
あ、初来日の彼氏は、靴のまま玄関を突破しようとして、慌てた私とママに止められましたけどね。
④多くのスマホ依存の子供たち
最近は日本でも、小学生低学年がスマホを使いこなしていたり、ああ、こういう時代になったのだのう、と何だかやるせないような、寂しいような気持ちになります、、、、が。
アメリカでは、びっくりした。留学が始まったばかりで、スクールバスにやっとハラハラせずに乗れるようになった頃のこと。
私が乗るバスは、中学生と高校生の混合バスで、中学校と高校でバスが停まり、生徒を下ろす、、というシステムでした。だから中学生のガキンチョたちも一緒なんですね。
私の中のスクールバスのイメージでは、ガヤガヤうるさくて、ちょっかいかけあったりする、、、という図があったのですが、(映画の見過ぎ)うちのバスはみんなシーンとしていました。
これだけでも衝撃だったけど、もっとびっくりしたのはみんなが黙って何をしているのか覗き込んだ時。
みんなスマホ。スマホスマホスマホ。
しかもだたスマホ見るだけじゃなくて、化粧ばっちりの(これも衝撃)13歳くらいの小さい女の子が、スナチャでセルフィーを一生懸命撮ってるんだよ。何回も角度変えながらね。
日本でも家ではこうなのかもしれないけど、校則がなければ同じなのかもしれないけど、通学中にケータイを触っている小学生・中学生は近所では見たことがない。だからびっくりしたし、背伸びしてるなあ〜と苦笑いでした。
高校では、授業中に90分間ケータイしか見てないヤツいる。日本でも大学生にもなれば同じだけど、厳しい校則がある中学・高校に通っていた私はびっくりしました。
日本では見ないような積極性を持つ生徒が多ければ、スマホ依存が酷い子供もいる。この差がアメリカの「実力主義」を物語っているようにも感じます。
⑤猟銃が壁一面に飾られている家
私は留学中、多くの家庭でお世話になりました。ホストファミリーには子供がおらず、そのせいで私が寂しがっていると思い申し訳なく思ったマムが、色んなホームパーティーなどに連れて行ってくれたからです。
(実際子供がいないことで寂しく思ったことは全くない。完璧なホストに恵まれました)
そのホームパーティーで私が最も楽しみにしていたことは、家の中を見て回ることでした。
日本の決して広くはない都市マンションで育ったので、大きな一軒家を徘徊(?)するのが楽しくて楽しくて。
インテリアも好きなので、マムと色々コメントをつけながら見ることが毎回のルーティンだったのですが、ある日すごい家に入ってしまいました。
その家の地下に入ってみると、壁の一面にズラ〜っとディスプレイされていました。銃が。
銃に馴染みはもちろんないし、日本人で銃触っている人なんてほとんど警察か悪い人たちだけでしょ?そんな近くで本物の銃を見たことがなかったし、その数もすごいので「オワアアア、、、」と圧倒されました。
その家の主はハンティングが趣味で、よくシカとかを捕まえている方でした。シカの頭蓋骨とかも飾られていて怖かった。ただのビビリ
マムに「ねえ、、、これ、弾入っとる?」と青くなりながら聞いてみると爆笑してました。入っとるわけないやんって。
アメリカの家庭と銃は切り離せないもので、銃があること自体は普通なのですが、大体の家庭では銃用のセキュリティボックスに保管されています。ホストファミリーに見てみたいと言うとダメって言われました笑 ヤバい奴やと思われてた説。
しかしそんな綺麗にディスプレイされるもんじゃないと思っていたので、いくら狩が趣味でも、、、と衝撃でしたね。子供もいる家庭だったし。価値観狂うな〜。
⑥彼氏が突然銃の用意を始めた
という風に、銃が日常に登場することはあまりないからこそ、猟銃の件で衝撃を受けたわけですが、去年の春に恋人に会いにアメリカを再び訪れた際は、いつもにも増してビビリました。
彼の実家に滞在していたある日、警察官をしている彼のお兄ちゃんが家に帰ってきました。何やら深刻な顔つきで2人が話していたので何だろうと思っていたら、「ちょっと銃の用意してくる」と言って、セキュリティボックスがある地下に行きました。
はあ?!何事????「ねえ、何が起こってんの?」とびっくりして尋ねると、「兄にイカれた男から電話があったらしくて、銃を持って家までやって来るって脅迫されてる」が彼の答え。
なるほど。、、、ん?なにこれ、銃撃戦?始まる?今から?
「ココは、俺が行けって言ったらすぐに地下に行ってドアの鍵を閉めて」お兄ちゃんと彼の手には拳銃が。
こんなこと、ある?彼から告白されたり、一緒にプロムに行ったりした時こそ、自分は映画の中にいるんじゃないかと思うくらい夢見心地だったけど、今は違う意味で映画の中にいるみたいな状況になってるじゃないか。怖い、、、私今日死ぬ?
だから私はビクビクしてリビングにいたんだけど、結局来ないみたいな雰囲気になって、全てはまたいつも通りの午後に。何事もなかったかのようにまたテレビを見始めた私たち、、、、すげえオチはありません。すみません。
でもその後軽くショックを受けて、日本で私の帰りを待つママに一応、一通り話しました。何もなくてよかったな〜と思いました。
まとめ
今回は、私のアメリカでの体験や、アメリカ人との関わりの中で衝撃を受けた6つのエピソードを紹介しました。
他にも、タトゥーだらけの高校教師や、目の前でいじめを見たなどの経験もあり、他にも挙げようと思えばもっと出てくると思います。
日本とアメリカの文化や常識は真逆と言っても過言ではありません。だから留学中は特に、何かしらびっくりすることや、なかなか現地で会う人の価値観を理解できないことがあって、当たり前だと思います。
大切なのは、「なるほど〜、そういう人もいるんだなあ」「こういうこともあるよな」と出来るだけ軽く受け流すこと。そして、アメリカには「みんなこう」という常識はないということを理解することです。
私の経験では、日本と違いすぎて「マジか、髪の毛ちゃんと洗えばいいのに、、」「銃なんて子どもの目に付くところに置くなんて考えられない、、」と批判的になりがちでしたが、今になって思えばそんなの「人の勝手」なんですよね。
何をするにも自己責任が伴うアメリカ。だから食事の後に感謝しようがしまいが、課題提出をしようがしまいが、他人がとやかく言う必要はないわけです。
また、日本ではみんなの違うことをすると白い目で見られがちですが、アメリカは色々と自由な国なので、「これぞアメリカ」というステレオタイプはあるようでないようなものだと思います。
なので、留学を考えている人・行く予定がある人は、情報収集に忙しいと思いますが、私のを含め他人の情報にあまり影響されすぎないようにすることが大事かなと思います。
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