こんにちは、ココです。
先日のインスタストーリーにて「後悔のない留学にするにはどうすればいいか」という質問をいただきました。
私が留学をした3年前を振り返ると、失敗と悩みだらけの留学生活でした。自分の英語や性格をどうしても好きになれなくて、苦しい時間が長く続きました。
でも、後悔があったかといえば、1つもありませんでした。楽しいことより大変なことの方が多かったし、長いこと友達もいなかったけど、最後には大切な人たちに囲まれていて、帰ることが悲しくて涙が溢れていました。
欲しかったものは全て手に入れることができたので、気持ちは晴れ晴れしかった。自分のことも前より好きになれました。
今回は、私が思う、後悔せずに日本に帰ってくるコツを紹介します。
〜目次〜
- 目標を立てる
- ①なぜ留学したいのか
- ②どうやって叶えるか
- ③留学して何を得たいのか
- 何が何でも目標を達成する
- ①目標を見えるところに書く
- ②日記に近況を書く
- まとめ:やり残したことがあっていい
目標を立てる
留学をする際に、とっても大切なのが「目標」の存在です。目標があるかどうかで、留学の質が変わります。
なぜかというと、何が起こるか分からない状況でも、ブレずに頑張っていけるから。
落ち込んでも、悪口言われても、英語がなかなか上達しなくても、友達が全然できなくても、目標があれば多少のことは乗り越えられます。
私は友達もいなかったし、自分を他の留学生と比較しては落ち込んでいたインキャでした。日本では褒められていた英語も現地ではヘタクソ。
でも「友達が欲しい」「英語が上手くなりたい」「いい成績が欲しい」「恋愛したい」というインキャの心の叫び(?)が常にあったし、絶対に全部叶えてやると思っていたので、留学の最後まで自分なりに頑張れました。
もちろん頑張れなかった時期も、時間を無駄にした時期もあったけど、目標は全部達成して日本に帰ることができました。その結果、後悔がない留学になったんだと思います。
逆に、留学の目的が非明確なまま「なんとなく留学したいから」と留学した人の大半は、最後まで何にも挑戦しないダラダラ生活を送り、アジア人とつるみます。
そういう人は、英語の上達もさほど感じられず、1年前に日本を出た時の自分と大差ないまま帰国します。ただ親の金無駄にしただけ。
現地でとりあえず頑張ろう系のパリピ(?)は芯がブレブレなので芋るか、変にアメリカナイズされてウザくなって帰ってくる。
実際にそんな人たちを近くで見てきました。
そんな人でも、大学受験や就活で頑張ったことを聞かれれば「留学」と答えるでしょうね。でも「何を得たのか」「何を学んだのか「どんや生活をしたのか」と聞かれがちな質問に上手く答えることができますかね。
上手く綺麗事並べりゃいいかもしれないけど、中身の薄い回答になってしまえば「君は何をしてきたんだ?」と思われます。
あえてキツいことを言いましたが、それは読んでいる若い人たちにはそんな風になって欲しくないからです。
留学で何を重視するかは人それぞれだし、何を得て何を得ないかの正解なんてありません。
でもせっかく大金を払って留学するわけだから、ダラダラして目的がない留学生活より、色んなことを学べる充実した留学生活を送りたいと思いませんか?
そのためには「目標」「目的」が必要だと思います。
①なぜ留学したいのか
目標を立てる以前に、留学という選択を選ぶ時にまずはっきりさせておくべきことは「なぜ自分は留学したいのか」ということを考えることです。
理由は何でもいい。英語が上手くなりたい。海外で高校生活したい。日本から出たい。アメリカが好き。何か大きいことしたい。
何でもいいから、「○○だから留学したい」を探してください。
でも気をつけて欲しいのが「なんとなく」ではなく、胸が熱くなるような「○○したい」を見つけること。
というのは、「なんとなく留学したい」「なんかかっこいいから」のような理由で留学する人がとても多いからです。
でもそれだと留学の目的が不明確です。目的がないと現地で折れてしまい、挑戦する勇気が出なくなる可能性が高くなり、結果的に後悔する可能性も高くなります。
なかなかこれ!という理由が見つからなかったり、胸なんて熱くならんという人は、留学中の人や留学した人をインスタでもネットでも何でもいいので見つけてください。
部活での活躍、ボランティア活動、友達との遊び、大会出場などに関する写真など、、、その人たちの生活の様子や、チャレンジしていることを見てみるのです。
その中から「自分もこうなりたい!」「これやってみたい!」と強く思うことがあれば、それはきっとハートがメラついている状態です。
私の場合、
- 英語を極めたい
- 外国人と恋愛したい
- 青春を楽しみたい
- 海外の高校生活を経験したい
という理由で留学を決めました。
ちょっとアホっぽい動機ですが、英語をペラペラ話している自分や、アメリカ人のイケメンとイチャついてる自分の図を思い浮かべてはメラメラしていました。
また、日本での抑制が多い学生生活に対して否定的な気持ちも大きかったので、自由な校風の中で、好きな服を着て、好きなメイクをして高校生活を送っている自分を想像して、ときめいていました。
必ずしも立派な動機を考えなくてはいけないわけではなく、自分の心が踊ってる感じがしたらそれが正解だと思います。
②どうやって叶えるか
どうして留学したいのかを考えたら、今度は「具体的にどうやったら、何をしたら実現できるか」を考えます。
このプロセスは私が見落とし、ちゃんと頑張れるようになるまで時間がかかってしまったものです。
私は「英語を伸ばそう!」「青春しよう!」と意気込んだだけで、それに満足してしまったのです。
どのような行動をとるべきかをよく考えていなかったので、現地で自分の英語が伝わらず、誰にも相手にされず、彼氏どころか友達すらできないことにダメージをまともにくらいました。
落ち込みがちで、毎日誰かに話しかけようとしていたのに、気づいたら塞ぎ込むようになりました。
志を高く持つのはいいこと。でも、留学先では自分自身で行動を起こそうとしないと、何も起こりません。
私みたいに話しかけてくれる人を待っているばかりでは、時間がただただ過ぎて行くだけなんですね。
だから「どんな行動を起こすべきか」「どうやってチャンスを掴むか」というのはイメージしておくべきです。
私の動機であった「青春したい」「アメリカでの高校生活を楽しみたい」を例にとってみます。
私の中の「アメリカの青春」って、友達とお泊まりしたり、スポーツやミュージカルに打ち込んだり、かっこいい男の子とプロムで踊ったり、友達とガンガン音楽かけながらドライブしてバカやったり、、というイメージ。
それを実現するには、まず友達が必要。友達を作るには部活に入るのが早い。そこで出会ったイケメンにアタックして、なんとかプロムに行く作戦を立てる。
これほどシンプルなのに、運動オンチの私にはクラブチームに入るという考えがまずなかった。結局もうこれ以上こうしていられないと思い部活に入ることを決意したのは、留学が始まって4ヶ月も経ってからでした。
やったこともないスキーを始め、身体中にアザを作るようになってからは色んなことが好転し、私が思い描いていた「青春」を送るようになりました。
インキャにイケメンの彼氏ができたので、そりゃあ周りの女子からあることないこと陰口を叩かれるようになりましたが、夢がやっと叶い始め、私はとても幸せでした。素敵な人たちに出会い、留学して心からよかったと思いました。
もし部活に入らないままだったら、確実に後悔だらけの留学生活になったはずです。
だからこそ、「具体的な目標を立て、行動を起こしていく」ことは重要だと思うのです。
③留学して何を得たいのか
「後悔のない留学」とは、「成長できる留学」だと私は思います。高いお金払って留学するんだから、それに見合った経験を得るべきだと思います。
楽しいことを沢山するのは大事ですが、前よりパワーアップした自分になるためには、程度キツイ思いをすることも必要です。
だから、目標を立てる時に「留学を通して、こんな自分になりたい」「こんな能力を身につけたい」「自分のここを直したい」と自分の成長に繋がる目標を考えてみてください。
私がこれを考え始めた時は既に留学が始まってからでしたが、日本で教育を受けてきたからか、性格のせいか、英語が下手なせいか、発言することが苦手でした。よく考えると、小さい頃から発表したりすることが嫌いでした。
留学先でも、授業中に先生に意見を聞かれても上手く考えをまとめることができませんでした。
周りの留学生やアメリカ人の生徒は、正解か不正解かなんてことは気にせず、自分なりの意見を発信していて、自分もそうなりたいと強く思いました。
そこで私は、まず自分の考えを探す努力を始めました。
最初は何時間かかっても、レポートでアメリカ独立の時のことについて書けと言われても書けなかったし、日本の宗教観なんてよく分からんわという感じでしたが、色々調べながら他の生徒の倍くらいの量の文字を書き続けました。
1つ1つの課題に真剣に取り組むようにすると、段々自分の考えもまとまりやすくなったし、ボキャブラリーも増えました。
発表は最後まで自分からはできないままでしたが、先生に当てられるとちゃんと意見を言えるようになりました。
日本に帰ってきた今も、自分の積極性や発言力が伸びていると感じています。
留学中は、初めて家族や生まれ育った国から離れ、違う文化の中で暮らしていくことになります。
だからこそ今まで意識していなかった自分の性格や特性に気づき、時には悔しい思いをすることがありますが、そんな時こそ成長するチャンスだと思います。
ぜひ、日本にいるうちから自分の性格や能力について考え、留学を通して改善したいところや伸ばしたいところを見つけてみてください。
何が何でも目標を達成する
目標を定めても、達成しようという気持ちを毎日持って、それに向かって頑張らないと意味がありません。
本当にやりたいことがあるなら、何が何でもやらないと後々後悔するかもしれません。
でも、留学中は思いがけないことが起きたりして、落ち込んだりすることもあります。
そんな時でも、頑張り続けるために私が取り組んだことを紹介します。
①目標を見えるところに書く
私の立てた目標は以下の3つです。
- 世界中に友達を作る
- 全ての科目でB+以上を取る
- 毎日沢山話す
これ以外に「彼氏を作る」というのもあったのですが、留学が始まってからインキャになる過程で諦めました。笑
私はこの3つの目標を、日記の表紙に書きました。他にもスケジュール帳にも書いたりして、常に目に入る状態にしました。
自分の殻に閉じこもりがちになってからは、人と話すことも怖くなりましたが、目標を見る度に「そうだ、頑張らなきゃ」と思えました。
②日記に近況を書く
日記を書く習慣がない人もいると思いますが、留学中は日々の記録をつけておいた方がいいです。
理由は2つ。自分の感情や進歩が分かるし、後から見返して自分がどんな風に変わってきたのかが分かるからです。
留学中はその国の言葉を沢山話すべきですが、まだ語学力が低い時期は、自分の気持ちを上手く伝えることができずに、モヤモヤしたりすることがあります。
人と面と向かって会話する時は緊張するし、言葉がとっさに出ないこともあります。
そんな時は、1人になれる時間を作って、紙に気持ちや1日のことをゆっくり書くとすっきりします。
今日の会話で学んだ新しい言葉、その日に理解できなかった表現の意味、1日で話した人の人数や、新しく知り合った友達の名前、、、。
他にも嬉しかったことや悔しかったことなどを、目標に近づいているか意識しながら、自由に書いてみてください。
また、私は留学中に2冊のノートを消費しましたが、読むと当時のことをリアルに思い出すことができて結構楽しいです。
私の留学中は毎日が戦いのようで、特にクラブに入ってからは人間関係も大きく変わって慌ただしかったので、自分に何が起こっているのかよく分からない時期がありました。
しかし帰国後冷静になって読み返すと、「この時期から自分に積極性が出てきたんだな」「あの時のことが自分をこんな風に変えたんだな」などと見えてきました。
私は基本英語で書いて、どうしても英語では上手く表現できない時は日本語で書いていました。
個人的には、英語で書いた方が表現力が高まると思います。
でも普段から日本にはあまり触れないようにする場合、日記くらいは日本語で書いた方が気分転換になって、バランスが取れるかなと思います。
まとめ:やり残したことがあってもいい
これまで、「後悔しない留学生活を送るためには」というテーマで以下のように「目標」に視点を当てて話してきました。
- 目標を立てる
- ①なぜ留学したいのか
- ②どうやって叶えるか
- ③留学して何を得たいのか
- 何が何でも目標を達成する
- ①目標を見えるところに書く
- ②日記に近況を書く
後悔しないためには自分の本当にやりたいことを達成するべき。
これが私の考え方で、留学中も自分を時には追い詰めたり、時には甘やかしたりしながら取り組んできたつもりです。
目標を達成せずに日本に帰ってくることだけは嫌でした。
その結果、確かに全ての目標にチェックマークがつきました。
でも、もう1つ伝えたいことは、「やり残したことがあってもいい」ということです。
この前書いたコロナの影響を受けた留学生へでも言いましたが、仮に全て達成できなくても、帰国してからでもできることが沢山あります。
英語が自分の目指していたレベルまで到達できていなくても、彼氏や彼女がいなくても、部活で思うように活躍できなくても、あなたの人生はまだまだ始まったばかりです。
後悔のないように目的に向かって頑張っているその時が、1番成長しているし、後悔のない留学に繋がると私は思います。
みなさんの留学がいいものになることを心から祈っています。
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