こんにちは、ココです。
私のアメリカ留学が決まったのは、2015年の冬でした。英語のテストに1度落ちて、クッソォと思いながら留学会社を変えて、2回目のテストを受けてやっと合格しました。
それから2016年夏に日本を発つまでの日々はマ・ジ・であっという間でした。
書類作成やワクチンに追われる毎日で、気づいたら出発、そしてアメリカにいたという感じでした。
それくらい忙しくて、落ち着いてあれこれ考える余裕もなかったので、あとから「留学前にこれするべきだった、、、」と思ったことがいくつかありました。
今回は、ぜひ留学前にやってほしいことを紹介します。
〜目次〜
- 簡単な料理を覚える
- 英語の勉強
- 歴史を知る
- 社会問題を知る
- 理想の留学生活を思い浮かべる
- まとめ
① 簡単な料理を覚える
あなたは料理をしますか?留学を控えた中高生は、部活で忙しい日々を送っていたり、色々と親に任せっきりで料理なんてまともにしたことがない!という人もいると思います。
そんな人は、簡単な料理を覚えて行くことをオススメします。別に凝った日本食を振る舞わないといけないわけではなく、オムレツや、クッキーなどの簡単なものでいいのです。
料理を覚えるべき理由は、ホストファミリーのためにお手伝いできるし、感謝の気持ちを示しやすいからです。
ホストファミリーによっては忙しい家庭もあり、朝に「自分で作って食べといて!」なんてバタバタしている場合もあります。ほとんどの家庭にはシリアルがあるけど、毎日ミルクとシリアルだとなんか、ねぇ?不健じゃない?
いつもご飯を用意してくれている場合は、たまには早起きして家族分のトーストやオムレツ、スープなんて作ったら「なんて気の利いた子なの!」と感動されるはず。
(家庭によっては「勝手に食材を使わないで欲しい」というところもあるので、事前にルールを確かめておく必要があります。)
もちろん料理好きなら、手の凝った料理を振る舞うといいです。みんなで料理するのも楽しそう。もし料理の自信がないなら、簡単で美味しいご飯が作れるように、お母さんやおばあちゃんからレシピを教わってください!
*注意* 私の場合、日本食を振る舞おうと思い、日本からボトルタイプのだしを持っていって卵焼きや味噌汁を作りましたが、アメリカンの舌には合わないことが多かったです。だから洋風のご飯の方がウケるかもね。
② 英語の勉強
これは最重要。どれだけ勉強してもどうせ「もっと勉強するんだった!」と思うのだけども、できるだけ勉強してください。
なぜかというと、基礎があるのとないのとないのとでは、上達スピードが全く違うからです。
ある程度基礎がある人は、留学が終わる頃には日常会話ならそつなくこなすことができるようになります。
でも、英語がほとんどダメな状態で行くと、終わる頃にやっと聞き取れるようになる、くらいの成長しか望めないことが多いのです。
英語の勉強と言っても役に立つものと、立ちにくいものがあるので、以下のことを参考にしてください。
現地の人が使う英語と、私たちが中高で教わる英語は全くと言っていいほど違います。
もちろん中高の内容をしっかり頭に入れていることが前提なので、今まで勉強したことが無駄になるわけではありません。が、現地では日本の教科書では載っていない英語が多く使われています。
使用頻度が高いスラングは、コチラ↓の記事にまとめているので、ぜひ覚えて行ってください。
cokogogo.hatenablog.com
cokogogo.hatenablog.com
現地のスピードに触れるべし
現地人の会話スピードと、私たちが学校のリスニングテストで聞くスピードとでは全く違います。
私は英語のテストでは常に95点以上を取っていて、リスニングも得意!、、、と思っていたのですが、アメリカに実際に行くと、こんなに散々な結果でした。
だから洋画や英語のニュースを観る習慣をつけることを強くオススメします。
急に聞いても分からなすぎてやる気をなくすかもしれませんが、字幕をつけたりしながら、毎日少しずつでもいいので聞いてください。絶対にタメになります。
あとは、日本の学校にいるネイティブの先生に「現地のスピードで話してほしい」とか言って積極的に会話をしに行くのも、めちゃくちゃ効果があると思います。
洋楽を聴くべし
これは必須ではないけど、現地の音楽や海外で流行っている音楽を知っている方が、留学は何倍も楽しくなると思います。
ホームカミングやプロムで、みんながノリノリで歌って踊っている中、自分だけ「、、ん?」となっているとかなり悲しいと思います笑
もちろん現地に行ってから友達に流行りを聞くのもいいと思いますが、洋楽熱を燃やしていた方がもっと楽しくなる気がします。
何よりも、洋楽は英語の勉強には持ってこいなので、ぜひ聞いてみてください。
私が使った洋楽を用いた勉強法はこちら↓
cokogogo.hatenablog.com
③ 歴史を知る
日本と留学先の歴史は知っていればいるほどいいです。
その地で1年程暮らすわけですから、その国の背景も理解しておいた方がもっと意味のある留学になると思うからです。
私は実際にアメリカ史の授業を受けましたが、なーんもアメリカのことをわからないまま留学してしまったので、ちんぷんかんぷんでとっても困りました!
何が困るって、条約とか色々出てくるわけですが、それがなかなか理解できない。だから辞書を引っ掻き回してやっとわかる、、という感じで、課題にすごく時間がかかりました。
丸暗記する必要はないので、留学先の大まかな歴史概要を把握しておくと、現地で勉強するときに随分楽になると思います。
アメリカ留学の場合は特に、第二次世界大戦は日本との間で色々あったので、復習しておくともっと現地で吸収できると思います。
④社会問題を知る
ニュースを見るか、新聞を読んでください。
なぜ社会について知る必要があるかというと、日本人の立場から考えたことを頻繁に質問されるからです。
「君の国ではどうなの?」「日本ではこのことはどうなってるの?」など、事あるごとに日本について聞かれることが多いです。
私たち日本人はあまり政府について話さないと言われますが、少し最近の日本に目を向けて、ニュースなどを見ながら自分の意見を作るようにすると役に立ちます。
私がこう言うのにも訳があって、ディベートや社会の授業を取った時に、上手く先生からの質問に答えられなかったことが悔しかったから。
アメリカの高校生は政府などに対して、自分なりの考えを持っています。ヨーロッパからの留学生もそうでした。もちろん人によって考えの深さは違うけど、みんな質問されれば迷いなく考えを述べるんですよ。
だから社会に対して自分なりの考えを持つことに慣れるようにすることをオススメします。日頃からこれをしているのと、留学してから始めるのとでは、留学の質が変わる気がします。
新聞も全部読まなくていいので、日本とアメリカに関する記事だけを読むのでも効果があると思います。
⑤理想の留学生活を思い浮かべる
最後にして欲しいことが、なぜ留学したいのか、留学をすることによって何を得たいのかをはっきりさせること。
そして、それを実現するためにはどんな留学生活を送るべきかを考えることです。
私の留学生活は簡単なものではありませんでした。インスタのインキャシリーズを読んでもらったら分かると思いますが、とにかく落ち込んでばかりで、塞ぎ込んでいた時期がありました。
それでも私が最後には「留学してよかった」「私の留学は成功した」と思えたのは、目標がずっと胸の中にあって、それを忘れなかったからだと思っています。
自分のことや、自分の英語に対して自信がなくなっても、なりたい自分像があったから諦めずに頑張れました。もちろんそんな綺麗なことばかりではなく、失敗もしたし情けない思いもたくさんしましたけどね。
何が言いたいかというと、辛くても目標があれば戦えるということ!
目標なんて何だっていい。私みたいに、プロムに行くとか、彼氏を作るとか、不純な?目標でもいい。
なぜ自分が、親に大金を払ってもらってまで海外の高校に通いたいのか。留学を通してどんな理想の人間に近づきたいのか。
じっくり考えて、揺るぎない目標を掲げてください。そしてそれを達成して帰ってきてください。
まとめ:とりあえず努力しよう
留学をする前にしておくべきことを、以下のようにまとめました。
- 簡単な料理を覚える
- 英語の勉強
- 歴史を知る
- 社会問題を知る
- 理想の留学生活を思い浮かべる
いつも私は思うのだけど、本当に、アメリカ留学は日本人の高校生にはハードルが高いものだと思うんですよ。
だって、うちらって英語は基本的に超得意ってわけじゃない。むしろほとんどは上手く話せないし、自信持って話せる子って少ない。アメリカ人の積極性や発言力を目の当たりにして、圧倒されない方がすごい。
しかも、ヨーロッパとかからの留学生って本当によく出来た子が多い。とにかく彼らは英語が上手い。そりゃ自分とも比べるよ。私なんて、日本の教育を心底恨んだ。
「何で日本の授業は先生が話してばっかりなの?何で私たちの意見を聞こうとしないの?何でテストだけでほとんどの成績が決まるの?そのせいで今、私はポンコツなんじゃねーの?」
ある意味、私たちにとって留学って不利な部分が大きい。私たちの学力うんぬんよりも、育った文化的にアメリカで生活することは簡単じゃない。教養のある大人ならまだしも、16、17歳で日本を離れて、日本とは全く違う能力を求められるわけだから、そりゃきつい。
だから私は、ヨーロッパの子達より何倍もの努力をしなきゃいけなかったんだけど、今では逆にラッキーだったのかも、とも思っています。いろんな自分に向き合えたし、日本やアメリカのことを沢山考えた。そしてその経験は確実に私の人生をもっとよくしてくれた。
ベラベラ話したけど何が言いたいかって、頑張った分いい留学になるということ。
留学してから頑張るのももちろんいい。でも私はそのせいできつい思いを沢山したので、これを読んでいるみなさんには悔しい思いばかりでなく、楽しい思いもして欲しいと思って、書きました。
何が正解か分からないし、努力が必ず実るとも言えない。でも、嘘はつかない気がします。必ず何かの役には立つと思います。
だから、留学前から頑張ってください。
とりあえずインスタばっか見てないで、ハイスクールミュージカルくらい見ときーや。