みなさんは、ステレオタイプって言葉を聞いたことがありますか?
例えば、
日本人は勤勉で、真面目で、、
アメリカ人はフレンドリーで、ジャンクフードばかり食べていて、、
中国人は赤が好きで、愛国心が強くて、、
など、一定の人々に対するイメージのことを言います。
辞書には、先入観、偏見という意味で出てきます。
そしてこの言葉、アメリカで生活してると結構聞くんですよね。
時には人種差別的に、ある時には冗談で話されるステレオタイプ。
留学生として色々聞かれて、考えさせられたことが色々ありました。
ということで、
アメリカでの、日本人に対するステレオタイプ
& 私が考えたこと をメインに話して行きます。
ステレオタイプあるある①:エブリデイ寿司 & ホームメイド寿司
「毎日寿司食べてるの?」
「毎日寿司食べてるんでしょ?」
「毎日寿司食べてるわけじゃないよね」
「家でも寿司作ってるの?」
などなど、寿司についてはよーく聞かれましたね。
というのも、アメリカでも寿司は超人気です。私のホストファミリーも寿司が大好きで、多い時だと月に3回くらい行ってた。日本にいる時より食べてました。
アメリカの寿司は、日本の寿司より見た目が派手で、味付けが濃い。だけどアメリカ人の口に合うように上手く開発されてるって感じです。だから人気になったんでしょうね。
(マンゴー入ってたりするからね。寿司については一言二言言いたいことがあるんで、それはまた今度)
寿司について質問とかされた時は、
- 寿司は手間暇かかるので、自分では作らない
- 多くの家庭は、リーズナブルな回転寿司でたまに食べる程度(回転寿司の写真とか見せるといい)
ってことを教えてあげます。
こう言うことを聞かれた時は、嫌な気分にはならなかった。日本食が、現地に馴染むように変化されつつ、広まっていくのはステキだと思うし。
「寿司食べたことあるの?」「どんな寿司が好き?」「えーそんなの日本にはないよ」とか、話題も色々広がりやすいし、「じゃ、今度寿司食べに行こうよ!」とか、友達と仲良くなるチャンスにもなった時もありました。
日本人だけじゃなく、アジア人全体は頭がいいと思われがちのようですが、「日本人って頭いいイメージ」とは沢山の人から言われました。日本国内でも、日本人は勤勉とかっていうイメージありますよね。
特にホストパパはココに沢山勉強してほしいと思っていて、「日本人だから楽勝でしょ」「日本人だから慣れてるよね」とよく言っていました。
私はこの日本人の頭の良さについて言われた時は、「勉強量は多いけど、みんながみんな賢いわけではないよ」ってことを言ってました。
というのも、学校は厳しいけど、暗記ばっかりで実際に『賢い』人は稀だと思うから。
中高で、教科によっては『頭いい』とか言われることがあったけど、それは暗記を頑張ったから得点できたってことが多かった。実際には暗記って、特に知識を使うものじゃないし、やろうと思えば誰でもできる。自分で考えたりしないから、テストが終われば全部忘れてしまう。暗記やノート取りばっかりで『賢く』なるのは無理がある。
私の視点では、暗記はあまりしないけど、自分の意見をしっかり持ったり、堂々と話したりできるアメリカ人の方が頭いいと思いました。
そりゃ中には、意見を言わないアメリカ人もいますがね。でも、やっぱり自己主張の国で育った人たちだから、意見を言える人は日本より格別に多いです。
ステレオタイプあるある③:家族を大事にしている
これはココのホストファミリーや、C君が言ってたことなので、
どれくらい多くのアメリカ人が同じ考えを持っているのかは、分かりません。
でも、日本では家族がみんなで暮らしているというイメージを持たれていることが多いみたいです。
例えば、日本の二世帯住宅とか。アメリカでは、結婚すれば自分たちの家を持って、親とは離れて暮らすのが一般的なので、少し変わってるんですよね。
なので日本では、家族が助け合って暮らしていると思われていることがあるようです。
日本人からしてみたらたまったもんじゃない!だけど、アメリカでも日本の変態カルチャー(AV、変態漫画、変態アニメ、風俗などなど)は、すごく有名です。
その変態カルチャーのおかげで、「日本人は変態」「日本では性に対してオープン」というイメージが強いみたいです。
卑劣な日本語をAVを通して知ってる男の子達がたくさんいましたよ。笑結構からかわれたけど、ココは楽しめました。人によってはすごく嫌な思いするかもなーと思いました。
あと面白かったのが、日本語の『変態』は、アメリカでも広まっていますが、英語での使われ方は、『エッチな人』ではなく『エッチなアニメ』という意味に変わっていました。
だから「ヘンタイ好き?」と聞かれて「え?」となったんですが、変態アニメや漫画とかのことを指してたわけです。笑
「日本人はエッチな人が多いんでしょ?」「日本では性に対してオープンなんでしょ?」と聞かれてココはこんな風に答えました。
「日本人は確かに色んな変態なモノを生み出してるけど、日本人は基本的に恥ずかしがり屋だから特別にオープンというわけではない」
日本では、「変態トーク」は好きでも、自分が性的にどんなことが好きとかはあまり話さない人が多いと思いますね。
実際、アメリカでは普通に話したり人に聞いていた事を日本人に聞くと、ドン引きされたりすることが多々あります。でもきっと胸の内に秘めてる変態が、そういった変態カルチャーというアートを作り出している、というのが私の考えです。(何言ってんだ)
まとめ
日本人といえば・・・
- 寿司を毎日食べている
- 頭がいい
- 家族みんなで住んでいる
- 変態!
というイメージを持たれがちです。
留学生って、その国を写す、いわば日本代表のようなものです。
間違ったステレオタイプも多いので、日本を代表して本当の姿や良いところを伝えることが出来れば、
留学生としての使命を果たすことが出来たと言えるでしょう。
また、ステレオタイプを外国人から聞くことで、今まで気づかなかった日本の姿に気づけたり、新しい発見が沢山あります。
それもまた留学の醍醐味だと私は思います😊