こんにちは、ココです。
私が高校留学していたのはもう数年前になりますが、当時のことを振り返ると本当に大変だったと思います。
インキャで友達も出来ないし、人と上手く話せない自分を心の底から情けないと思っていました。英語力が伸びない焦りや、人と話す恐怖を毎日感じていました。
そんな気持ちを押し殺しながら、友達が欲しい、もっと自分のことを見て欲しいと葛藤していました。それが私の留学生活のほとんどでした。
留学生活には悩みがつきものですが、今回は「英語力が伸びない」という悩みの解決について話していきます。
〜目次〜
- 「○ヶ月で慣れる」を間に受けない
- 下手な自分を受け入れる
- 伸びない理由を考える
- 英語タイムを増せられるか考える
- 楽しんでいると伸びやすい
- まとめ:私でも上達したから、あなたも絶対できるようになる
①「○ヶ月で慣れる」を間に受けない
私は英語力不足で苦しい思いを沢山しましたが、その要因の1つが「留学生は大体3ヶ月くらいで生活や英語に慣れる」という言葉でした。
そう言ったのは、留学会社の担当者。多くの留学生が「3ヶ月くらいで」「クリスマスの時期までに」慣れると、留学前オリエンテーションで話していました。
その言葉を信じてアメリカに行った私でしたが、私はその「多くの留学生」の1人ではありませんでした。
英語力には自信があったので、そこまで心配せずに渡米したけど、その自信は留学初日から崩れました。全然聞き取れないし、理解もしてもらえなくてとても悔しくて、情けなくて仕方なかった。
その状況はクリスマスを間近にしても、大きく好転していることもなく、友達もごく少人数しかいない。課題も相変わらず難しいまま。
時が経つにつれて、私はどこかおかしいんじゃないかとすら思いました。
何で友達ができないんだ?何で未だにスラスラ話せないんだ?もう3ヶ月なんてとっくに過ぎたのに、どうして私は学校に行くことが怖いんだ?このまま上達しないまま日本に帰る?
大きな焦りも感じていました。他の日本人留学生は、今頃楽しく生活してるはず。友達がこんなに少ないのはわたしだけなはず。そう思い込んでいました。
月1で日本に提出するレポートにも、「もっと頑張らなきゃ」「もっと友達作らなきゃ」「もっといい成績取らなきゃ」と自分を追い込むようなことばかり書いていたのを覚えています。
でも実際は、ただ単に人より自分を責め過ぎ、慣れるまで時間がかかっただけで、留学終了4ヶ月前くらいから英語に自信を持つようになり、気づいた頃には課題もパパッと終わらせるように。日本に帰る頃までにはいい友達が沢山できました。
終わり良ければすべて良しといいますが、私はそうは思いません。少し後悔しています。
「クリスマスまでに慣れるのが普通」という思い込みのせいで、あんなに辛い思いをして、前になかなか進めないまま時間を過ごしてしまいました。あの言葉を間に受けなければ、そこまで自分を責めずにいられたのになと思います。
「どれくらいで生活に慣れますか」「どれくらいで聞き取れるようになりますか」そんな質問をよくもらいますが、人によって、英語力によって、その人の気の持ちようによって全く違います。
だから、他人のケースは当てになりません。参考にする程度に情報を集めるのはいいと思いますが、なかなか慣れないからと落ち込む必要はありません。
粘り強く努力を続けたら、最後には成長した自分がいる。そのことだけ信じてください。
②英語は下手で当然
「自分は英語ができなくて当然だ!」
自分の英語力に自信がなくて落ち込みがちな人は、一度こう自分に言い聞かせてみてください。
落ち込む時や、自分を責めてしまう時は、他人の英語力と比較してしまったり、上手くコミュニケーションが取れなかったという場合が多いと思います。
でも、私たちが上手く英語を話すことができないのは当たり前です。
私は留学先の高校にいた、ヨーロッパからの留学生達と自分を比べては落ち込むことがよくありました。
彼女たちの英語はとても上手く、友達は多いしモテるし頭はいいし美人揃いだしで、自分とは比べものにならないくらいキラキラした存在に見えました。
でも、彼女たちは英語と同じアルファベットを使った母語を話し、小さい頃から日本よりずっとハイレベルな英語教育を受けてきたわけだから、英語が私たちと比べて上手なのは当たり前なんですよ。
そんな人たちと自分を比べて落ち込む時間があったら、「ま、英語が下手なのは当然じゃん。下手でも堂々として明るくしときゃいいわ」と思うくらい開き直る方が気持ちが楽になります。
私が実際そう思えるようになったのは、留学が始まって半年以上経ってからでした。その半年間は、比較ばかりしてとても辛いものでした。
私たちがどう隠そうとしても、日本人の訛りを完全になくすことはほぼ不可能だし、周りの人たちは私たちの英語が完璧でないことはもう分かっています。
だから、自分が英語が上手くないことを受け止めて、恥ずかしいことや隠すことは何もないと思ってみてください。上手く発音できなくても、話せなくても、堂々としていいんです。
③伸びない理由・伸ばしたい理由を考える
別にそこまで自分を責めてはいないけど、シンプルに英語がなかなか上達しておらず悩んでいる人は、何が邪魔をしているのか考えてみましょう。
- スマホをチェックしてばかりいないか?
- 日本の友達や家族と話しすぎていないか?
- YouTube等で日本語の動画を観過ぎてないか?
- 分からないことがあってもそのままにしてないか?
自分の行動を一度振り返ってみてください。
また、同時になぜ英語を伸ばしたいのかも考えてみるといいです。
将来いい大学に入りたいから?グローバルな会社に入りたいから?世界で活躍したいから?外国人の友達が欲しいから?
人それぞれに違う目的があると思いますが、ある程度明確で具体的な目標を定めると、前向きな気持ちになれると思います。
④英語タイムを増せられるか考える
英語タイムとは、授業や課題以外で英語に触れる時間のことを指しています。
例えば、
- 英語の本を読む時間
- 英語で文章を書く時間
- 英語の音楽を聴く時間
- 英語で映画やテレビを観る時間
- ホストファミリーや友達と英語で話す時間
などです。
英語が伸びない人の多くが、この英語タイムが少ないことが原因になっています。
上にあげた英語タイムが少ないと感じる場合、日本語を使う時間を極力減らし、どんどん英語に触れる時間を増やしてみてください。
日本語禁止にすると余計にストレスになり落ち込みがちになるので、「日本語に全く触れないようにする」のではなく「日本語タイムを減らしてみる」ことを意識してください。
⑤楽しんでいると伸びやすい
英語に関する悩みを抱えている時は、「上手くならなきゃ」「このままじゃダメだ」という風に自分の英語力にばかり意識が向いていることが多いです。
もちろん英語が上手くなりたいと思うことは素敵なことだし、改善させるべく悩むことは、あなたが頑張っている証拠だと思います。
でも1つアドバイスできることは、「英語力のことなんて忘れて楽しむことに集中する」ことです。
私が「下手でもいいから、恥ずかしく思わずとにかく話そう」と思えようになるまで時間がかかったと話しましたが、そうやって堂々できるようになると生活が充実するまでそう時間はかかりませんでした。
思い切ってスキー部に入ることを決めた私は、段々と友達の輪に入れてもらえるようになりました。彼らから破壊的な英語力のせいでおもろい奴だと思われるようになったりすると、本当に生活が一変しました。
「楽しい!」そう思えることがどんどん増えてきたんです。
人と話すことも、英語の訛りをからかわれるのも楽しいと思えるようになると、話すことが怖くなくなりました。
そうなると自然と友達が増え、友達が増えると話す量も増え、話す量が増えると英語も伸びたわけです。
今あなたが悩んでいるなら、自分が楽しいと思えることを見つけてみてください。それは部活かもしれないし、料理かもしれないし、ボランティア活動かもしれない。何か気になることに挑戦しましょう。
そして、英語力のことなんて気にせず、周りの人と楽しんでください。気づいたら上達している自分がいるはずです。
まとめ:私でも上達したから、あなたも絶対できるようになる
自分の英語力に対する悩みの対処法として、次のようにまとめてみました。
- 「○ヶ月で慣れる」を間に受けない
- 下手な自分を受け入れる
- 伸びない理由を考える
- 英語タイムを増せられるか考える
- 楽しんでいると伸びやすい
私は今となっては英語で話すことが大好きになり、英語は1番得意なことになりました。しかし以前の私は信じられないくらいネガティブで、インキャで、自分が嫌いで、何より自分の英語が嫌いでした。
友達と呼べる友達すらいない時期が何ヶ月も続きました。何ヶ月経っても、先生の話すスピードについていけませんでした。毎日焦りや惨めさを感じていました。
私には英語の才能は決してありません。では何が上達させたかと言えば、英語と触れ合うことをやめなかったことだと思います。
伸びない時期や、自分の英語力を受け入れることが出来ない時期はとても辛いですよね。私は涙が出るくらい辛かったです。私は出来損ないで、ウジウジしてばかりでした。
でも、そんな自分と葛藤し続けたら最後にはちゃんと成長した自分を感じることができていました。
だから、あなたも絶対上達できます。上達したと思えるまでどれくらいの時間がかかるかは人によって違います。焦らなくて大丈夫。
悩む時期も成長するためには大切です。これからは、少しずつ楽しい時間を増やしていきましょう。きっといいことが起こりますよ。
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