ココのブログでは、なるだけダークなサイドを取り上げて行くのが方針なんですが 笑、
というのも、留学って楽しいことばっかりって思う人がすごく多いんですよね。
もちろん人によっては楽しくて楽しくて仕方がなかった!なんてこともあるかもしれませんが、
少なくとも私や、私の周りの元留学生には、大なり小なりのダークな部分がありました。
私が個人的にすごく悩んだこと、苦しんだことを書いて行きます。
①英語
いや、本当に自分の英語力には苦しめられました。
留学開始当時、英語を真剣に勉強し始めて3年ほどが経過していました。
日本だと、学校でも英語が上手いということで目立っていました。
もちろん実際に普通に英語を話すアメリカ人と暮らし始めたら、大変になるんだろうとは分かっていたんですが、やっぱり事前の心構えが足りていなかったんです。
日本と世界の英語力って比べると、そりゃあ日本は劣っているんです。
日本は英語を話す人口が最も少ない国の1つです。
外国人も少なく、日本国籍がほぼほぼを占めています。
海外に行く人が増えたこの頃ですが、
やはり大半の人が日本に生まれ、日本で働き、日本で結婚して、日本で死んで行くわけです。
他の国と比べて、英語教育にそこまで真剣じゃないし。
結果として日本人が外国人や、英語が苦手なのは自然なことと思うんですよね。
だけど私にとって私の英語って、人よりなにか優れている唯一のもので、私の世界を広げてくれたものでした。
私に英語以外の取り柄は無かった。
英語って私を幸せにしてくれるものだったんです。誇りに思っていたんです。
なので、アメリカ生活の中で思い知った、
思っていたより上手く喋れない自分に対してのもどかしさ、
思っていたより自分の英語が理解されない悔しさ、
上手く発音や、意思疎通ができない恥ずかしさ、、
プライドがガタガタと崩れていきました。
人と話すのが怖かったです。
人に自分の英語の下手さもバレたくなかったし。
なによりも理解されないことで傷つきたくなかった。
日本人だから仕方ない。
日本人だから英語がヘタクソ。
といった感じで、自分の国や文化のせいにする始末。
これ、すごく良くないです。
しかも、
なんでそもそも日本人なの?
日本人じゃなかったらこんな辛い思いをしなくて済んだのに
、、、という気持ちがフツフツと生まれてきたんです。
なんだか魔女の宅急便のキキにそっくりだと今になって思います、、、
自分と他人を比べて、自分を劣っていると思い、自分の育った環境や文化を恨めしく思ってしまっていた。
結果自信を失い、閉じこもってしまったんです。
でも必死でした。
いい成績を取ろうと必死だったし、なるべく話そうと必死でした。
いや、辛かった。
②宿題
この英語力の問題は、宿題や授業に直結していきました。
アメリカの高校は宿題が多いっては聞いてはいたんだけど、、、多いし、濃い!
学校が終わって、普段は1時間くらいで宿題は終わります。
でも課題の内容によっては、夜中の1時、2時までかかったものもありました。
5時間くらいずーっと課題をしている時は本当辛いです。
しかも、そういう場合、
行き詰まっているか、締め切りが迫っているかのどちらか、もしくは両方なんですよね😅
もう本当切羽詰まっちゃって、泣きながら課題をしたことも2、3回あったと記憶しています、、、
③授業
アメリカの授業は発表型と言われますが、全くそうです。
授業や先生によっては、そこまで発表が重視されない教科もありますが、基本、発言してナンボの世界です。
的を射ていない発言をしても、誰も気にしません。
それぞれが言いたいことを言って、自分の考えを示していきます。
それがとってもとっても私には難しかった!!!
発言するだけの英語力が足りなかったし、
みんな見て聞いてるし、
自分のアクセントが気になって恥ずかしいし、
なにより日本語で書かれても答えられないような質問を沢山された。
例えば、social issues and diversity (社会問題と多様性)の授業。
アメリカ国内の問題について学び、ディベートをしていく授業なんですが、、、銃規制や、黒人差別、肥満、レイプなど、日本では大きな問題ではないことが、アメリカでは問題なんですよね。
だから、
"日本では女性はどう扱われてるの?"
"日本では差別ないでしょ?"
とか聞かれてスパッと答えられなかった。
そのときのココの頭の中はこんな感じです。
"日本ではまだ男尊女卑な部分があるかな、、、?セクハラとか痴漢も多いし、、いやでもよくわからん、、うちの家じゃママの方が強いし、、、どう扱われてるって、どうって、どうよ??"
"差別、、韓国人とか、中国人に対する嫌悪感はまだ国内で残ってるよね、、、でも差別というかヘイトスピーチ、、、英語でもヘイトスピーチって言うの?あと部落差別もあるけど馴染みないわ、、そもそもなんで部落差別ってあるの?アァァァア何て答えればいいの?"
他の留学生が自国についてきちんと説明しているのに、私はしどろもどろ。
話の締めもよくできない。
沢山の生徒が聞いている中、自分の英語も気になるし、精神がやられそうになります。
④友達作り
授業によっては、学年が違う生徒も混在しているアメリカでは、日本でいう○年○組、担任の先生、というのがありません。席順も決まっていないクラスが多いです。なので、友達作りちょいとやっかいなんです。
一言で言うと、私が思うに "浅く広い" 人間関係が生まれやすい。
誰か一緒に座ってくれる人を獲得(命がけです!最初頃の授業で出来るだけ沢山の人と話さないと、乗り残されます)するのに必死です。
アメリカの子達はコミュ力が高くて、目の前で繰り広げられる会話を見ていて、
"えっ?あなたたち、、今日本当に初対面?"
ってよく心の中で思います。笑
でも、やっぱりクラス内だけの関係が多いな、と他の人たちを見ていても思います。
プライベートで遊ぶ友達はかなり限られているように思いました。
また急に異国からやってきた留学生。しかも英語がまだまだ上手くない。周りは小学生からの仲のいいグループが沢山。
仮にどこかのグループに入れても、やっぱり少し乗り残されたような気持ちになることがたまにありました。
基本的にはみんなオープンで仲良くしてくれますけどね。
でも休みの日に出かけて、親友と呼べるほど仲良くなるには、自己表現力ができるくらいの英語力とメンタルがないと、時間がかかると思います。
私が本当に友達と呼べる人たちが出来たのも、留学して半分以上過ぎてからだったと記憶しています。自分の英語や、またもや性格までを受け入れるようになるまで時間がかかりました。
ココを悩ませた、英語、学校、友達作り。
これらをどうやって乗り越えたのかは、こちらから!
cokogogo.hatenablog.com
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