アメリカの高校と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?
ハイスクールミュージカルやトワイライトなどの映画ですか?キラキラした感じ?自由な感じ?ロッカーやスクールバス?
(上記は私が持っていたイメージです 笑)
約1年間勉強する場所なので、どんな生活で、どんな雰囲気なのか気になりますよね?
私が話すことは、典型的な田舎の高校の話だと思ってください。他の地域や都会の学校だと全く違うかもしれません。
*留学生のほとんどは、田舎の方に配属されることが多いです。ニューヨークやワシントン、LAなどの大都市の中心部以外は田舎ばっかりです*
〜目次〜
- 私の1日
- どうやってホストスクールが決まるか
- 私のホストスクール
- 授業の雰囲気
- 履修登録の仕方
- 成績の付け方
- アメリカで高校生をした感想
1.ココの1日
- 6:00 起床(化粧、弁当(サンドイッチやサラダ)の用意、余裕があれば予習など)
- 8:00 家の前に止まるスクールバス(中学生混在)に乗り込む
- 8:20 学校到着
- 8:40 授業10分前のベルが鳴る→移動
- 1コマ (90分)
- 2コマ (90分)
- 昼休み(40分くらい)
- 3コマ (90分)
- 4コマ (90分)
- 16:00 学校にバスが到着
- 16:20 帰宅 (宿題、マムと夕食を作る)
- 17:30 夕食 (宿題、シャワー、テレビや映画をみんなで見る)
- 23:00 就寝
大体こんな感じです。
うちのホストペアレンツは、朝が早くて寝るのも早かったので、早朝や夜遅くはホームシック気味になってたのを覚えてます。
起きたらまず誰もいないので、寂しくなるんですよねえ。
cokogogo.hatenablog.com
ココのホームシックについて詳しくはここから↑
重たい気分でノロノロ起きたら、身支度をして、朝ごはんにリンゴとシリアルを食べて、ランチ用のサラダとかを用意します。
最初のうちは、学校にメイクして行けるなんて嬉しすぎる!って思ってちゃんと化粧してたけど、だんだんめんどくさくなってきましたね。
学校に着いたら、図書館で友達とおしゃべりして、授業開始まで待ちます。
2.どうやってホストスクールが決まるの?
ホストスクール、つまりあなたが約1年間通う高校は、あなたのホストファミリーがいる場所の、近くの高校になります。
アメリカでは高校までが義務教育なので、ほとんどの学生は家の近くの高校に通います。
だから高校入試とかはないんです。
留学生で、高校と合わなかったので転校した、というケースは聞いたことがありませんが、
そういった場合、ホストファミリーや現地コーディネーターに相談してみましょう。
3.ココのホストスクール
私の通っていた高校は、トウモロコシ畑と牛牧場に囲まれていた、ミネソタの超ド級の田舎にありました!笑
しかし校区が広範囲に渡っていたので、1700人+規模の比較的大きな学校でした。校舎も日本の私立大よりやや大きめでしたね。初めて訪れた時は圧倒されました。
私がいた地域は人口の91%以上は白人を占めていて、学校内も黒人やアジア系、ヒスパニック系少し浮いていました。
また、私がいた年は、私を含めて9人の女子留学生(日本、タイ、オランダ、ブラジル、イタリア、スペイン、ドイツ×2、デンマーク)がホストされていました。
多くの高校では、1年にホストできる人数が決まっていて、私のところだと毎年8〜9人のようでした。
4.授業ってどんな感じ?
ココがとっても苦戦したアメリカンスタイルの授業。
そのアメリカンスタイルの授業とは?
たいだい授業開始の5分前くらいには教室にいるようにしてました。授業と授業のあいだ休みは10分間です。ここまでは日本とそう変わらないと思います。
では、なにが違うのか?
それは、
- それぞれの先生の教室に、自分が移動する
- 授業は90分間
- 黙ってノートを書き写したり、暗記系の内容が少ない
- 生徒が超積極的
- 飲み物、お菓子可
- 先生の中にタトゥーを入れていたり、授業中コーヒーを飲んだり、ガムを噛んだりする人がいる!
といったものです。
①生徒が移動 ②90分間授業
大学のようなスタイルですよね。
たまにアメリカ留学のあるあるで、移動時間がかかって遅れそうになる!と言われますが、
確かに、慣れるまでは必死に地図を見ながら移動していました!
慣れてからも、トイレが混んだりして時間がかかってしまったりすると焦ってました。
③ノート取りと暗記が無い
ルーズリーフとバインダー(現地のウォルマートやターゲットなどのスーパーにあります)のスタイルが最もポピュラーな組み合わせでした。ルーズリーフを使う時は、レポートを書く時にメモをしたり、授業中に簡単なクイズの回答を書くくらい。
日本のように、カリカリカリカリノートを取り続けることは全くありませんでした。その代わりに、先生が沢山のコピー資料を配ってくれます。その資料を整理するために、バインダーを使います。
④発表の機会が多い
日本の学校では喋ってたら怒られますよね。アメリカでも私語は注意されますが、生徒の意見、考えが基盤になって授業が進められることが多いです。
ノートなんて取らなくていいから意見を述べよ、って感じの雰囲気ですね。日本とは違い、先生が黒板に向かって延々と授業をするようなスタイルはまずありませんでした。
⑤ドリンクやスナックがOK
これは食欲旺盛なココにとっては嬉しかった!笑
みんな水筒や、スタバのマグを机に出して置いて、授業中にゴクゴク飲んでいました。
先生によっては、
"ドリンクボトルは透明、水のみ可"
"部屋や机を汚すもの、においが强いものは不可"
などのルールを設けているクラスもありました。
基本、グミとか、ちょっとつまむくらいの食べ物はうるさく言われることはありません。
⑥タトゥー!
アメリカでは18歳から合法的にタトゥーを入れることができるので、同級生にも大きなタトゥーが入ってる子が何人かいました。
でも、日本じゃ高校生はもちろん、教員がタトゥーを入れているなんて、考えられませんよね。最初は少しびっくりしましたが、やっぱアメリカはちげーなーと実感しましたね。
5.どうやって授業を選ぶの?
ご存知の方も多いと思いますが、アメリカでは自分で時間割を作るんです。 卒業の為に必須で取らなくてはならない授業もありますが、他の空きコマは自分で埋めていくんですね。
私の学校の場合、生徒一人一人が1人のスクールカウンセラーに配属され、そのカウンセラーと相談しながら授業を決めていきます。
カウンセラーは自分以外にも何人もの生徒についているので、会って個室で話すにはオフィスディスクでの予約が必要です。
アメリカの年度始めは9月なので、留学生は学校が始まる前に一度、学校を訪れて学校見学 兼 履修登録(授業選択)をします。
私の場合、ホストママと一緒に、カウンセラーの個室で登録していきました。留学プログラムのための必修教科の確認をして、自分の興味などを基にクラス選択をしていきます。
6.成績ってどんな風につけられるの?
私の受けたクラスでは、基本的に3タイプの成績の付け方がありました。
- 小テスト
- ペーパーテスト
- レポートやプレゼンテーションのみで成績がつけられるクラス
- 学期末テスト
Quiz(小テスト)
英語のクラスで、毎週単語のテストがありました。
Test(ペーパーテスト)
章ごとの小テストのようなもので、でもラフなスタイルでした。隣の人の回答が見えないように配置はされましたが、堅苦しい感じはしなかったですね。
そして一番多いのは
レポートとプレゼン
10ヶ月の留学生活で、合計で30以上のレポートとプレゼンを提出しました。何日もかけて完成させることなんてザラにありました。教科によっては、レポートだけで成績が決まるものもあったので、毎回真剣に取り組みます。
また学期末には、どの教科も
Final exam(学年末テスト)があります。
学期の締めで、自分でトピックを決めてリサーチをし、プレゼンやレポートを作成、提出するパターンが多かったです。それに加えてペーパーテストがある教科もありました。
7.【感想】アメリカの高校って、日本と全く違う。
日本で「受け身」な授業ばかり受けている私たちなので、アメリカ高校に慣れるのははっきり言って大変でした。
アメリカの高校に通って初めて、自分で選ぶ、考える、伝えるということが本当の勉強だと気付かされました。
もっと詳しく知りたい / もっとそこ、教えてというのがあれば是非コメントをお願いします!
*アメリカの教育に関しては、↓のブログで紹介しているので、見てみてください! *
cokogogo.hatenablog.com