実際に、高校アメリカ留学をした人の英語って、どんな感じなのかな? 上手くなるのかな?
ってココは留学前に気になっていました。
留学経験者 = 英語ペラペラ
っていうイメージはどこに行っても待たれますからね。
でも留学経験者と話したりする機会があまりなかったので、結局分からないまま渡米したんです。
今回は留学と英語について書いていきます。
結論→努力による
留学して英語って上手くなるの?
という問いに答えていきます。
ほとんどの場合、前よりかは自分の思いや考えを伝えられるようになります。
でも、努力の度合いによって上達度は全然違います。
留学すりゃ英語なんて自然に上手くなるもん、って思う人が多い世の中ですが、そんなことないです。
私の知ってる元留学生でも、本当に行ってきたの?っていうレベルの子もたくさんいますよ。
そういう子の大半は、
- 日本人とつるんでばかりいた
- いろいろ経験しようとしなかった
- 英語で質問されても上手く答えられない
そんな子が多い。
対して、
- 日本語となるべく接しないようにした
- 積極的にいろいろチャレンジした
- その結果友達が多かった
そんな生徒は、すごく伸びます。
そもそも、英語が上手いってどういうこと?
英語が上手いか下手かは、置かれる状況によって変わるもの。
私の英語を例にしてみましょう。
日本では、発音が割りかし上手くできるせいで、
というような褒め言葉を、友達や先生からもらっていました。
正直、どこに言ってもすげー!と言われてましたし、自分でもできる方だと思ってて、英語を発音するのが大好きでした。
でも、アメリカに行くと。
- 何を言ってるか理解できない
- 何を言ってるか理解してもらえない
- 何度も聞き返される
- 何度も聞き返す
- わからない単語や言い回しだらけ
という散々な結果だったんです。
日本では、発音がいいだけで、「英語話せる風」になれるんです。
でも日本から出てみると、発音なんてそんなに役に立たない。
また、ココが思う世界で活躍・成功している人たちの英語の共通点は、
- 詰まらない
- 抑揚がある
- ジョークが言える
- 人の目を見て話せる
- 口を大きく開けて話せる こと。
そう。活躍している人のみんながみんな、発音がいいとは限らないし、発音は大きなポイントにならないんです。
日本では発音さえ良ければ ウォォオ!って羨ましがられますが、発音にばかり気をとられるのは、日本人の悪い?クセだと思います。
ココの英語年表
偉そうに色々言ってる私ですが、私の英語力の変化について紹介していきます。
- 英会話スクール(中2から中3の1年間)→ 英検3級、準2級
- 高1 → 英検2級
- 高2 アメリカ留学前→ 英検準1級 不合格
- 高3 アメリカ留学後のTOEIC L&R → 780点
- 現在 (大学1)→ 840点
というステップを踏んできたところです。
英会話スクールに通う前は、学校の英語のテストの成績こそまぁまぁ良かったけど、特別上手いわけでは全くなかった。
*スクールに通い始めたきっかけ、英語を始めたきっかけは↓で詳しく話してます。よかったら。*
cokogogo.hatenablog.com
TOEICは、日本に帰国してすぐに受けに行きました。
結果をもらった時は喜びました。
この点数のおかげで、大学の奨学生にもなり、普通よりかなり安い費用で大学に通わさせてもらっています。
で、留学後上手くなったと思う?
思います!
やっぱり苦しい思いをたくさんして、
自分とたくさん向き合った分、
留学前より上達しました。
上達したな〜って思う時を挙げてみると、
- 洋画を字幕なしで理解できた時
- 洋楽の歌詞を聞き取れる時
- 長めの小説をまるまる読み切った時
- バイトで外国人が来て、英語で接客している時
- 外国人の友達と英語でメッセージを送りあったり、実際に会話してる時
映画は留学中も、帰国後も、たっくさん観ました。アメリカにいる時にカウントしてたんですが、90本弱観ました!
今は少し忙しくてあまり見れてないけど、帰国直後は、1週間に5本は観てました。
字幕なしで見ていて、ジョークに笑ったり、時に涙したりしてる時は、あ〜私めっちゃ理解してるや〜んて浸る。
また、洋楽でも特にラップをよく聞くようになったんですが、ラップを歌えるようになったりしてきて、すごく楽しいです。
本も、英語の勉強を始めたばかりの頃、トワイライトの原作を読もうとしてたけど、諦めちゃったんですよね。わからんすぎた。
でも、帰国後真っ先に読んでみると、スラスラ読めて、ホント嬉しかった。
帰ってきてからは、小説15冊は読みました。
バイト先では、どこに行っても英語担当になれたり!やっぱり頼りにされてるのは嬉しいです。
留学して、自分の英語について1番変わったと思うこと。
アメリカで11ヶ月を過ごして、理解度や、表現力はすごく伸びたし、帰国後でも発音などがどんどん良くなってると、アメリカ人の友達が言ってくれてます。
でも、理解力、表現力、発音うんぬんより、
自分の英語に自信を持てるようになった。
留学中は、自分の英語の通じずらさや、自分の英語理解力・表現力の低さに落ち込み、自分の英語を恨んでました。
多くの日本人のように、アメリカ人みたいな英語が、完璧な英語だと思っていた。
そしてそれを目指していた。
だから、それが到底叶いそうにないと気付いてからは、悲しくてたまらなかったんです。
だけどこんな私の英語でも、少しずつ自分を出して見ると、私を好きになってくれて、応援してくれる人がたくさん出てきたんです。
一緒に会話していて、まるで日本人の友達と、日本語で話している時みたいに、爆笑し合えたり、泣いたりできる友達がたくさんできたんです。
そんな瞬間が増えて行くにつれて、 英語が上手いっていうことは、必ずしもアメリカ英語を話せるようになることじゃないんだ!
完璧になろうとしなくていいんだ!
正しい英語の話し方なんてないんだ!
自分の英語が好きで、英語で自分の個性や人柄を出せるようになることが、英語が上手いってことなんだ!
ということに気がつきました。
ココは、この大切なことに気づくために、沢山の時間をかけてしまいました。もっと早く気付いてたらどんな留学生活になっていたんだろう?と思います。
交換留学は、語学留学じゃない。
なので、留学するつもりのみなさんには、よーく考えて欲しいです。
そして、気付いて欲しい。
あなたの英語は既に完璧なんです。気にすべきなのは、発音じゃない。語彙じゃない。文法じゃない。
自分の英語を受け止めること、すなわち自分の英語を好きになること。英語を話すことを楽しむこと。英語を通して、一生モノの思い出や、経験をすること。
なによりも、自信を持つこと!!
英語だけ上手くなるには、留学なんてしなくていいんですよね。日本ででしか勉強してない人でも、すごい達者な方沢山いますから。日本でもやれることやれば、英語は話せるようになります。
でも留学の醍醐味って、実際にその国で、その国の言葉や文化を学べることなんです。
英語は日本ででも伸ばせても、やっぱり海外に実際に行かないとわからないことってありますからね。
近所の夫婦とのディナーとか、となりのロッカーの野球少年とイチローについて話したり、そういう現地での日常生活を通して、英語は伸びて行くんです。
だから交換留学に、英語の上達を期待しない方が、もっと伸びるんじゃないかなと私は思います!
英語の一歩先を行く、もっとでっかい目標や目的を作って、留学という選択肢を取れば、あなたの留学はもっと有意義になるはずです✨